2009年に、学生だった私は新卒の就活をした。周りに流される形で始めたが、そもそも大学進学前に就職活動を強要されることは知らなかった。無意味に媚びを売る毎日は、愚かで苦痛だった。採用側は私を馬鹿にして、見下した。内定には縁遠かった。大学院に進学した方が良かったのかもしれない。
私は高校生の頃、周りに流される中で進路を大学進学に決めた。高校入試で失敗したため何かしらの意味を見出そうとして「生命の根幹を担いたい」という思いで農学部を志望した。しかし、大学に入学してからは私の身の丈に合わない内容が多かった。現時点での進学の意義は、学問の専門性を知ったことだ。