佐伯胖さんの本を読み返しています。あるとき、ふと気づきました。佐伯さんの本は、線を引きながら読んでいると、いつのまにか、ほとんどすべてに線を引いてしまっています。読むスピードと線を引くスピードが同期していきます。どうしてこんなことが起こるんだろう?➥
➥難しいことをやさしく書いているからなのだろうと思います。言葉がやさしいから、どんどん頭の中に入ってきます。難しく訳されることの多い英語表現も、日常的な、手触り感のある言葉に翻訳されているため、どんどん頭の中に入ってきます。佐伯胖さんの「文体研究」をしようかと思うくらいです。