わっきー@国立小学校教員

国立小学校教員。3児の父。公教育がもっとやわらかく、子どもに寄り添ったものになっていってほしいと願っています。自分の履歴として、考えたことや感じたことを書いていきます。それがたまたま誰かのためになったら嬉しいです。

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国立小学校教員。3児の父。公教育がもっとやわらかく、子どもに寄り添ったものになっていってほしいと願っています。自分の履歴として、考えたことや感じたことを書いていきます。それがたまたま誰かのためになったら嬉しいです。

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[どうして先生が全部勝手に決めちゃうの?] 夜、仕事していると、うちの虫好きの1年生の次男から電話があった。 「パパ今日いやなことがあったの。あのね、遠足に行ってカマキリを捕まえたんだけど、先生が『生き物を捕まえた人は逃がしてください。』って言ったの。それがすごいいやだったからさぁ、今度の日曜日カマキリを捕まえに田んぼに行ってもいい?」 きくところによると、遠足で虫取りしていたのは次男だけで、山登りの遠足だったらしいけど、下山してからはクラス全員でレクをしなくてはならず、

    • 対話的実践において「わたし」が大切にしたいこと

      今回は、ある学校研究に関わらせていただいた際に、自分の思いを言葉にまとめてみたので、せっかくだからnoteにも。 その学校では、研究の中でいくつかグループがあるんだけど、僕は「対話グループ」に関わらせていただきました。 01 そもそも、どうして今、対話が重要視されているのだろうか。「主体的・対話的で深い学び」というキーワードを知らない教員はもういないでしょう。今日においては対話的な実践が学校現場において当たり前になっているように感じます。しかし、皆さんは、そもそもどうして対

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        • かぐや姫の世界観と重なる教育の現状 〜well-beingってなんだろう〜

          先日、妻が「ジブリのかぐや姫みたい」っていうものだから、TSUTAYAで借りてきたんです(写真は生成AIがつくってくれました)。 僕は子どもと一緒にプールに入ったり、料理したりしながら、読書したりしながらなんとなく見てたんですけど、なんかおじいちゃんとかぐや姫の関係ってなんかひどくモヤモヤするなぁと思って途中から内容が気になっちゃって…。 おじいちゃんとかぐや姫の構図って、学校の先生と子どもに似てるなぁって(批判もあるかもしれませんが…。)。 01 あらすじ (おじいち

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          狭山クッションの会(岩瀬直樹主催教員研修)に参加してVol.2

          狭山クッションの会(岩瀬直樹主催教員研修)に参加してVol.1

          僕は密かに岩瀬さん(軽井沢風越学園校長通称「ゴリ」)とたまちゃん(横浜市教員)が主催する「狭山クッションの会」に参加している。まあ「密かに」って秘密にしているわけではないんだけど。笑 狭山クッションの会とは!?  「狭山クッションの会」とは、岩瀬さん(みんなは「ゴリさん」って岩瀬さんのことを呼ぶけど、なんか僕はそれがしっくりこなくて「岩瀬さん」と呼んでいる。埼玉教員時代に娘さんを担任したことがあるからかな。)の自宅を改築した研修施設を利用して、埼玉近隣の中堅の先生方が集ま

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          埼玉の複式学級を参観して

          先日、知り合いの校長先生にお願いして、複式学級の学校を参観させていただきました。(写真はこの学校の校庭のお隣の山並です。) 複式学級とは? ↑Wikipediaには「2つ以上の学年(年齢)をひとまとめにした学級」こんなに風に書いてあります。 この学校は1・2年、3・4年、5・6年の3クラスの複式学級でした。 参観させていただいた授業内容や複式学級について個人の見解をここで言葉にするのは控えて、中休みに子どもたちにお話を聴いてみて、印象的だった話を紹介したいと思います。

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          自由の森学園創立40周年記念シンポジウムに参加して

          自由の森学園創立40周年記念シンポジウム(in飯能)に妻と参加してきました。 テーマは「いま、学び・学校に問われているものは何か」です。 まずは挨拶4人の方の挨拶から。 挨拶 自由の森学園理事長 鬼澤真之さん 南アルプス子どもの村小中学校校長 加藤博さん 和光中学高等学校 橋本 暁さん 明星学園校長 平野康弘さん 司会の方が4人の方を紹介する際に、「さん」づけで紹介しているところに「ジモリ(自由の森学園)らしさ」を感じます。 最初に挨拶をした鬼澤さんは、「競争主義を排する」

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