原田ひ香『三人屋』 『ランチ酒』シリーズから、ちょこちょこと読むようになった作家さん。 食べ物の描写が味わい深く、おいしい。物語自体もね。 これはちょっぴり苦みも効いている。「家族」にかかわる苦みっていうのかな、焼いたさんまの内臓みたいだ、と感じながら読み終えたところ。