アントワーヌ・ローラン『ミッテランの帽子』を読む。さえない会計係、不倫中の作家の卵、スランプの調香師、時代遅れの資産家が次々と仏大統領の帽子を手にして運命を変えていく。洒脱な筆運びと固有名詞、歴史的事実で具体、具体とたたみかける。登場人物も読み手もみな幸せな気分になれるのがいい。
神戸岡本・辰巳茶房さんの読書会に時間を間違え遅れて参加。私は、アントワーヌ・ローランの「ミッテランの帽子」と渡辺淳一の「エ・アロール それがどうしたの(電子書籍)」を紹介。 ミッテラン大統領を思い出そうとするとシラク大統領が浮かぶ‥。 次は時間を間違えないよう気をつけねば。