昭和から見た明治とは、ひと山越えた処の霞がかったセピアな時代──と思っていたら!昭和自身も、令和から見りゃ同じ立ち位置に。《さて、この赤い家電は何でしょう?》──んな哀しい問いも、そろそろ成り立つのか?ハイ、答えは[掃除機]。跨いで遊んだ記憶が、ちあきなおみの『喝采』と共に甦る。
このドッテリ武骨な機器の名は《マックロード》。コヤツが家庭用ビデオデッキのハシリでは?と、おぼろ記憶。家で好きな番組を録画出来る夢の箱!ジブンも買ったビデオデッキ、実はコレでなくフロントローディング式のヤツ。テープの取り出し口が天で開くマックさん、上にTVが置けないデザだった由。