「アイヴズを聴く」(J・ピーター・バークホルダー著、奥田恵二訳/アルテスパブリッシング)。20世紀初めにおけるアメリカ音楽の多様性を包摂する自由奔放な存在、生業(保険会社)の傍らに創作があったユニークな作曲家だったアイヴズの人生と音楽について豊富な情報を伝える。作品解説も詳しい。
マーラーの交響曲があんなに異常な構成なのはその出自のせいってよりも作曲家としてアマチュアだったって事が大きいんじゃないかと思う。マーラーはアイヴズを自分と同じアマチュアだと評していたし。生前マーラーは指揮者して有名で作曲家としては際物扱いだし。だからこそ自由に出来たのではないかと