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コロナ

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#今できること

間質性肺炎の診断を受けている人に肺炎球菌ワクチンを接種後、増悪して死亡した事例

間質性肺炎の診断を受けている人に肺炎球菌ワクチンを接種後、増悪して死亡した事例

厚労省のサイトやリーフレットには、「高齢者に対する肺炎球菌ワクチンによって、重症な肺炎などにかかることを予防できます」と書かれています。一方で、肺炎球菌ワクチン接種後に、肺炎で死亡する事例が厚労省のサイトの奥深いところで公開されています。医師の評価では「因果関係あり」としている事例もあるのに、なぜ周知しないのでしょうか。

肺炎球菌ワクチンの定期接種

厚労省のサイトには、肺炎球菌ワクチンの定期接

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レプリコンワクチン「コスタイベ筋注用」JN.1系統の臨床試験は承認後に実施!?

レプリコンワクチン「コスタイベ筋注用」JN.1系統の臨床試験は承認後に実施!?

PMDAのサイトで、令和6年度コロナワクチン定期接種に使用される予定のレプリコンワクチン、「コスタイベ筋注用」JN.1系統の審査報告書が公開されていました。

「コスタイベ筋注用」JN.1系統の審査報告書

9月12日に一部変更承認された「コスタイベ筋注用」JN.1系統の審査報告書や添付文書などは、PMDAのサイトで見ることができます。

2024年09月13日  審査報告書

起原又は発見の経緯

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国内初の経鼻投与インフルエンザ予防ワクチン「フルミスト」

国内初の経鼻投与インフルエンザ予防ワクチン「フルミスト」

2023年3月に、国内で初めてとなる経鼻投与によるインフルエンザ予防ワクチン(2歳~19歳未満)が承認されました。今シーズンから接種が開始されるこのワクチンは、伝播に関する評価が行われています。

日本での承認まで約6年

経鼻弱毒生インフルエンザワクチン「フルミスト点鼻液」は、第一三共がアストラゼネカ社の子会社であるMedImmuneLLC(メディミューン)との間で、国内における開発・販売に関す

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2024年10月から、ジェネリックがあるのに先発医薬品を希望すると「特別の料金」が発生!

2024年10月から、ジェネリックがあるのに先発医薬品を希望すると「特別の料金」が発生!

2024年10月1日から、ジェネリックがあるのに先発医薬品を希望すると、「特別の料金」を支払うことになるそうです。対象となる先発医薬品のリストが、厚労省のサイトで公開されています。いつのまにか決まっていたようですが、処方されている薬について考えるきっかけになると思い掘り起こしてみました。

先発医薬品を希望すると発生する「特別の料金」とは?

厚労省のサイトで、下記の情報が公開されています。

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「レプリコンワクチン接種者入店お断り」は差別なのか?

「レプリコンワクチン接種者入店お断り」は差別なのか?

ホットペッパーなどで、今秋から供給が予定されているレプリコンワクチン(コスタイベ筋注用)について「接種者の入店お断り」を表明しているお店が増えているという情報をXで見ました。「ホットペッパー レプリコン」で検索してみると、確かにお断りと書かれているお店が多数あります。これについて、「レプリコン接種者を入店拒否するのは、非接種者を入店拒否したのと同じ差別だ」などと言う人もます。入店お断りは、差別なの

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パンデミック条約って何?

パンデミック条約って何?

4月13日に池袋で大規模な「パンデミック条約反対デモ」が行われましたが、テレビでは報じていません。Xのトレンドには上がっていたので、「パンデミック条約って何?」と思った人も多いのではないでしょうか。これだけ大規模なデモなのに、テレビで報じないなんておかしいと思いませんか? 

デモのニュース

時事通信はデモについて短く報じていますが、新聞やテレビなど、大手メディアの記事は見当たりません。以下、時

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国産でも安全とは限らない!第一三共のXBB.1.5対応ワクチンはヒトでの試験をしていない?!

国産でも安全とは限らない!第一三共のXBB.1.5対応ワクチンはヒトでの試験をしていない?!

東京都では、12月13日から第一三共のコロナワクチン「ダイチロナ」の接種が開始されます。このワクチンはレプリコンワクチンではなく、ファイザー社やモデルナ社と同じmRNAワクチンです。審査報告書を読んでみると、これから接種開始となる1価ワクチン(XBB.1.5対応)は臨床試験なしで承認されていました。

第一三共の「ダイチロナ筋注」

第一三共のコロナワクチン「ダイチロナ」は、7月に起源株で承認され

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閣議決定された地方自治法改正案、このまま両議院で可決されるのか?

閣議決定された地方自治法改正案、このまま両議院で可決されるのか?

地方自治法改正案が閣議決定されましたが、テレビのニュース番組では裏金問題やメジャーリーガーの結婚話に多くの時間を割いて、このことを国民に知らせようとしていません。地方紙は、また共同通信などが配信している情報を元にした記事ばかりです。こんなに重要なことなのに、なぜ国民に関心を持たせようとしないのでしょうか。

地方自治法改正案

地方自治法改正案については、以前の記事でも取り上げました(下記参照)。

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レプリコン(自己増殖型)ワクチン  ベトナムでの臨床試験は成功したと言えるのか?

レプリコン(自己増殖型)ワクチン  ベトナムでの臨床試験は成功したと言えるのか?

11月28日に承認されたレプリコン(自己増殖型)ワクチン「ARCT-154」は、Meiji Seika ファルマが日本での供給・販売権を取得していますが、開発したアークトゥルス(Arcturus)はベトナムの企業と製造技術移転契約を締結して、第1相から第3相の臨床試験をベトナムで行いました。アークトゥルスの第4四半期報告(2022年2月)では、すでにベトナムでの緊急使用許可を申請したとありますが、

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学校でのHPVワクチン啓発活動に関する違和感

学校でのHPVワクチン啓発活動に関する違和感

最近のニュースやSNSを見ていると、HPVワクチンの接種を推進している学校が増えてきているように感じます。理解促進に取り組む医学生団体を呼んで授業をしたり、ワクチンを推奨する講座のチラシを小学校で配ったり、大学では集団接種を行ったり・・・。一方で、HPVワクチン薬害訴訟はまだ続いていますし、勧奨再開後に接種して健康被害に苦しむ女子高生が勇気を出して自身の経験を発信しています。接種と症状の因果関係は

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調べないことの罪

調べないことの罪

note公式でお題企画「#私の仕事 with サイボウズ式」という募集があったので、ライターとしての仕事と関連して、この3年間思っていたことを書くことにしました。

情報を発信することの責任

私はフリーランスのライターとして、様々な原稿を書いています。ライターなので書くことが仕事ですが、書くことと同じくらい調べることも大切です。例えばインタビューの仕事では、取材対象者やテーマについて事前に調べた

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医療学会「ワクチン問題研究会」記者会見 厚労省の隠蔽、製薬会社との不平等条約、ジャーナリストの責任放棄

医療学会「ワクチン問題研究会」記者会見 厚労省の隠蔽、製薬会社との不平等条約、ジャーナリストの責任放棄

9月7日14時から、厚生労働省会見室で「ワクチン問題研究会」の記者会見が行われました。けれども、これを報じている在京キー局はありません。ジャニーズ事務所の会見ばかり報じて、なぜこれほど重要な会見を報じないのでしょうか。

民主主義の危機!

「ワクチン問題研究会」は、ワクチン接種後症候群の診断基準の作成、鑑別診断法・検査法の開発、診療ガイドラインの作成、有効な治療法の開発を目指す医療学会です。

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人体実験は仕方ない!?立民が「コロナワクチン健康被害救済法案」を衆院に提出

人体実験は仕方ない!?立民が「コロナワクチン健康被害救済法案」を衆院に提出

6月9日に開催された「第6回 感染症・予防接種審査分科会 新型コロナウイルス感染症予防接種健康被害審査第一部会」にて、新型コロナワクチンによる健康被害として申請があった170件が、新たに認定されました。また、6月14日に立憲民主党が、「コロナ後遺症対策推進法案」と「コロナワクチン健康被害救済法案」を衆院に提出。けれども、議員の発言を聞くと、本当に被害者やご遺族の立場に立っているとは思えません。

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承認前のXBB対応ワクチン、もう接種券発送&予約開始!? なぜ自治体はこれをおかしいと思わないのか? 

承認前のXBB対応ワクチン、もう接種券発送&予約開始!? なぜ自治体はこれをおかしいと思わないのか? 

9月20日から開始するコロナワクチン令和5年秋開始接種に関して、もう接種券が届いた人がいるようです。使用する予定のXBB1.5対応ワクチンは、まだ承認されていません(追記:9月1日に一部変更承認されました)。承認されていないのに、なぜこんなフライングが許されるのでしょうか? 各自治体は、なぜこれをおかしいと思わないで準備を進めているのでしょうか?

荒川区の対応

各自治体のサイトで、コロナワクチ

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