空之まめ

埋もれた「事実」掘り起こし人。世の中にあふれるヘンな文章を読み解くのが好きです。厚労省…

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埋もれた「事実」掘り起こし人。世の中にあふれるヘンな文章を読み解くのが好きです。厚労省などが公開しているのに埋もれている資料から、健康や命に関わる情報を掘り起こしています。

マガジン

  • レプリコンワクチンに関する情報

    レプリコン(自己増殖型、sa-mRNA)ワクチンに関する情報を掘り起こしました!

  • 医薬品の広告

    医薬品に関する表現の問題点などを掘り起こした記事を集めました。

  • コロナワクチン 予防接種健康被害救済制度の認定事例

    コロナワクチン接種後、予防接種健康被害救済制度で認定された事例の掘り起こしです。

  • HPVワクチンの接種前に知っておきたいこと

    HPVワクチンに関する情報はとても偏っています。接種について考え始めたら、まず読んでみてください!

  • パンデミック条約とIHR改正に関する資料

    厚労省や外務省、ステークホルダーが発信している情報を掘り起こしました。WHOと日本政府の関係についての記事も入れてあります。

最近の記事

  • 固定された記事

今秋から接種が始まる予定の自己増殖型(sa-mRNA)ワクチンに対する海外の反応

世界で初めて承認された自己増殖型ワクチン(ARCT-154)について、海外ではどのような反応があるのか調べてみました。海外ではレプリコンではなく、「self-amplifying mRNA (sa-mRNA)vaccines」と呼ばれています。 ワクチン推進派の医師による動画 日本で今秋から接種が開始される予定の自己増殖型ワクチン(コスタイベ筋注用)について、海外の人はどう思っているのか気になります。 追記:インドでは2023年6月に自己増殖型ワクチン(GEMCOVAC

    • レプリコンワクチン「コスタイベ筋注用」JN.1系統の臨床試験は承認後に実施!?

      PMDAのサイトで、令和6年度コロナワクチン定期接種に使用される予定のレプリコンワクチン、「コスタイベ筋注用」JN.1系統の審査報告書が公開されていました。 「コスタイベ筋注用」JN.1系統の審査報告書 9月12日に一部変更承認された「コスタイベ筋注用」JN.1系統の審査報告書や添付文書などは、PMDAのサイトで見ることができます。 2024年09月13日  審査報告書 起原又は発見の経緯及び外国における使用状況に関する資料等 より 1価(起源)のワクチンは2021

      • 経鼻投与インフルエンザ予防ワクチン「フルミスト」の「効果が1年持続」への疑問

        昨年日本でも承認され、今シーズンから接種開始となった経鼻投与インフルエンザ予防ワクチン「フルミスト」(対象:2歳以上19歳未満)。承認前も、輸入された「フルミスト」を扱うクリニックがありました。それらのHPを見たのか、Xでは「フルミストの効果は1年」だから予約したという保護者の発信が見られます。添付文書には、効果の持続期間について書かれていないのに、医師はHPに「効果は1年持続」と書いてもよいのでしょうか。 「効果の持続期間1年」の根拠は? 「フルミスト」については、詳し

        • レプリコンワクチン「コスタイベ筋注用」JN.1 系統が一部変更承認

          Meiji Seika ファルマ社は9月13日付で、新型コロナウイルス感染症に対するオミクロン株 JN.1 系統に対応した次世代 mRNA ワクチン(レプリコン)「コスタイベ筋注用」について、製造販売承認事項一部変更承認を取得したというリリースを出しました。 レプリコンワクチンJN.1系統が一変承認 少し前の記事で取り上げましたが、Meiji Seika ファルマ社のレプリコン(自己増殖型)ワクチンについて、9月12日の審議会で承認の報告があったようです。厚労省のサイトで

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        今秋から接種が始まる予定の自己増殖型(sa-mRNA)ワクチンに対する海外の反応

        • レプリコンワクチン「コスタイベ筋注用」JN.1系統の臨床試験は承認後に実施!?

        • 経鼻投与インフルエンザ予防ワクチン「フルミスト」の「効果が1年持続」への疑問

        • レプリコンワクチン「コスタイベ筋注用」JN.1 系統が一部変更承認

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        • レプリコンワクチンに関する情報
          16本
        • 医薬品の広告
          8本
        • コロナワクチン 予防接種健康被害救済制度の認定事例
          22本
        • HPVワクチンの接種前に知っておきたいこと
          40本
        • パンデミック条約とIHR改正に関する資料
          16本
        • 中高生にも考えてほしい!
          21本

        記事

          コロナワクチン接種後の死亡 救済制度で「否認」となったご遺族の声

          コロナワクチン接種後に予防接種健康被害救済制度で認定された死亡事例は、2024年9月6日までに799件となりました。一方で、死亡認定されなかった件数は341件。認定か否認かは、何を基準に決めているのでしょうか。 2024年9月6日の審議結果 審議結果は、厚労省のサイトで公開されています。 2024年9月6日 審議結果 以下は一部なので、全部を確認したい方は上記のページから審議結果へ飛んでください。。 認定 突然死や心肺停止が目立ち、22歳の方も死亡認定されています

          コロナワクチン接種後の死亡 救済制度で「否認」となったご遺族の声

          2011年にファイザー社が出したワクチンに関する新聞広告への疑問

          今回の記事は、ファイザー社だけの問題ではないと思われるので、私の意図に反した広め方をされてしまうことを避けるために有料とさせていただきます。この記事に、誰か1人の責任を問う意図はありません。広告を出す企業だけでなく、広告を掲載するメディアも含めて、正確な情報ではない広告が消費者に与える影響について、考えるきっかけになればと思って掘り起こしました。 重要な部分を欠落させた広告 調べものをしている中で、2011年にファイザー社が出した新聞広告を目にしました。そこに使われたエピ

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          2011年にファイザー社が出したワクチンに関する新聞広告への疑問

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          国内初の経鼻投与インフルエンザ予防ワクチン「フルミスト」

          2023年3月に、国内で初めてとなる経鼻投与によるインフルエンザ予防ワクチン(2歳~19歳未満)が承認されました。今シーズンから接種が開始されるこのワクチンは、伝播に関する評価が行われています。 日本での承認まで約6年 経鼻弱毒生インフルエンザワクチン「フルミスト点鼻液」は、第一三共がアストラゼネカ社の子会社であるMedImmuneLLC(メディミューン)との間で、国内における開発・販売に関するライセンス契約を締結。2016年6月に承認申請をして、部会通過まで6年以上かか

          国内初の経鼻投与インフルエンザ予防ワクチン「フルミスト」

          9月12日の「薬事審議会医薬品第二部会」に注目!

          9月12日に「薬事審議会医薬品第二部会」が開催され、Meiji Seika ファルマ社のレプリコンワクチン(コスタイベ筋注用)がJN.1株で一部変更承認されるようです。 「審査」は本当に「審査」しているのか? スパイシー・マダムさんの記事で、9月12日にMeiji Seika ファルマ社のレプリコンワクチン(コスタイベ筋注用)がJN.1株で一部変更承認される予定という日刊薬業の記事を知りました。 日刊薬業の記事は会員限定なので登録しないと全部読めませんが、見出しに「5社

          9月12日の「薬事審議会医薬品第二部会」に注目!

          2024年10月から、ジェネリックがあるのに先発医薬品を希望すると「特別の料金」が発生!

          2024年10月1日から、ジェネリックがあるのに先発医薬品を希望すると、「特別の料金」を支払うことになるそうです。対象となる先発医薬品のリストが、厚労省のサイトで公開されています。いつのまにか決まっていたようですが、処方されている薬について考えるきっかけになると思い掘り起こしてみました。 先発医薬品を希望すると発生する「特別の料金」とは? 厚労省のサイトで、下記の情報が公開されています。 ジェネリックがあるのに患者自身で先発を希望した場合、例えば、先発医薬品の価格が1錠

          2024年10月から、ジェネリックがあるのに先発医薬品を希望すると「特別の料金」が発生!

          「レプリコンワクチン接種者入店お断り」は差別なのか?

          ホットペッパーなどで、今秋から供給が予定されているレプリコンワクチン(コスタイベ筋注用)について「接種者の入店お断り」を表明しているお店が増えているという情報をXで見ました。「ホットペッパー レプリコン」で検索してみると、確かにお断りと書かれているお店が多数あります。これについて、「レプリコン接種者を入店拒否するのは、非接種者を入店拒否したのと同じ差別だ」などと言う人もます。入店お断りは、差別なのでしょうか。 遺伝子治療に含まれるのかという議論 少し前の記事で、mRNAワ

          「レプリコンワクチン接種者入店お断り」は差別なのか?

          2024/25シーズンに供給予定の新型コロナワクチンは5社から3種類

          2024年9月2日に「第35回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会研究開発及び生産・流通部会」が開催され、2024 /2025シーズンに供給予定となっている新型コロナワクチンに関する資料が公開されました。 一部は薬事承認申請中であり、予定の情報 厚労省のサイトで、下記の資料が公開されています。 03 資料1_2024ー25シーズンの季節性インフルエンザワクチン及び新型コロナワクチンの供給等について コスタイベ(レプリコンワクチン)は「薬事申請中」と書かれていますが、

          2024/25シーズンに供給予定の新型コロナワクチンは5社から3種類

          レプリコンワクチンの株変更、前例から考える承認の可能性

          レプリコンワクチンに関して、「JN.1株ワクチンはまだ承認されていないので、秋からレプリコンワクチン接種というのは嘘だ」と発信している方の動画を見ました。確かにJN.1株ではまだ承認されていないので、私も決定のように書いていたことを反省しました。けれども、前例から考えれば、「嘘」とは違うと思います。 コロナワクチンの株変更 起源株で承認されたコロナワクチンは、株が変わる場合、非臨床データ(マウスのデータ)で一変承認(承認事項一部変更承認)の申請ができることになっています。

          レプリコンワクチンの株変更、前例から考える承認の可能性

          コロナワクチン接種後の死亡、当時13歳だったと鎌倉市がついに公表!

          鎌倉市は、コロナワクチン接種後に死亡した13歳の少年について、これまでは遺族の要望があったにもかかわらず「64歳以下」という区分で公開していました。4月に開かれた市議会での答弁はヒドいものでしたが、2021年10月に死亡してから3年近く経って、やっと接種当時13歳だったことを公表。ここに至るまでを振り返ります。 市長定例記者会見より 鎌倉市のサイトで公開されている会見(8月26日)の内容から、一部引用します。 神奈川新聞のサイトにも、有料記事ですが公表されたことが書かれ

          コロナワクチン接種後の死亡、当時13歳だったと鎌倉市がついに公表!

          mRNAワクチンが遺伝子治療等に含まれるなら、なぜ「伝播」のリスクを知らせないのか?

          この秋から接種が開始される予定のレプリコン(自己増殖型)ワクチンについて、シェディングまたは伝播・排出・曝露などとも呼ばれる事象への懸念が指摘されています。この事象については懐疑的な人も多いようですが、生ワクチンの添付文書にも記載されている事象であり、遺伝子治療ではリスクとして挙げられています。他のワクチンや遺伝子治療で起こり得るなら、mRNAワクチンでは絶対に起きないとは言えないでしょう。それなのに、なぜ承認審査ではそれが起きていないことを確かめようとしないのでしょうか。

          mRNAワクチンが遺伝子治療等に含まれるなら、なぜ「伝播」のリスクを知らせないのか?

          レプリコンワクチンに対する「各分野の第一級でご活躍の研究者」の発言

          別の記事を書くための掘り起こしをしていたら、PMDAの専門部会議事録に、レプリコンワクチンに対する興味深い発言がありました。「各分野の第一級でご活躍の研究者」の発言なのに、なぜ広く知らせないのでしょうか。 2023年8月10日開催の専門部会  医薬品等の承認審査業務を行っているPMDA(独立行政法人医薬品医療機器総合機構)は、より有効性・安全性の高い医薬品等を迅速に国民に提供するという理念に基づき、先端科学技術応用製品へのより的確な対応を図ることを目的として科学委員会を設

          レプリコンワクチンに対する「各分野の第一級でご活躍の研究者」の発言

          乳幼児のワクチン同時接種後の死亡事例

          厚労省のサイトで、「ワクチンに関する死亡報告一覧」が公開されています。その中には乳幼児の死亡事例もあり、何種類ものワクチンを同時接種していることに驚きました。日本小児科学会は「同時接種をより一般的な医療行為として行っていく必要がある」と言っていますが、様々な組み合わせで同時接種されているワクチンの安全性を、どうやって確認しているのでしょうか。 乳幼児の予防接種スケジュール 下記は、日本小児科学会が推奨している予防接種スケジュールです。こんなにたくさんのワクチンが、本当に必

          乳幼児のワクチン同時接種後の死亡事例