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登山

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日帰り登山、テント泊登山の知識を体系的にまとめます。
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サイトマップ(登山)

作成したすべての登山の記事をカテゴリーごとに整理。 ギアリストストレージシェルターシステム作成中 ウェアシステムテント泊登山で必要なウェアは4種類のみ 登山にかかわる紫外線×ウェアの基礎知識 テント泊登山における「着替え」の考え方 暑い季節のベースレイヤーの選び方 (動画) アクティブインサレーションとは? レインウェアを選ぶ時のポイント ダウンの保温性の見方 (動画) モンベルダウンの比較一覧 (動画) モンベル厳冬期ダウンの比較一覧 (動画) モンベル アルチプラノダ

雪山登山/BCにおける「アミアミ」のレイヤリングパターン

「汗冷えしない」はアミアミのひとつの特徴だけど、目指すところじゃないと思う。アミアミで目指すべきは「汗をかかない」ようにすることだと思う。 アミアミの仕組みアミアミの元祖である Brynje(ブリンヤ) の模式図をもとに紹介する。活動量が少ない時、アミアミに溜め込まれたデッドエアー(空気層)が、外の冷気をシャットアウトしてくれる。そのため温かい。 活動量が多い時、アミアミを介して、汗が上のレイヤーに移動する。そのため、汗冷えしない。 ここで、汗をかくまえに上のレイヤーを

雪山登山/BCにおける「オーバーミトン」の選び方と私の選択

ミトンは例えるなら、ウインドシェルのグローブバージョン。コンパクトなのに保温性が得られるので、使い勝手がいい。 コンパクトになること化繊の保温材やフリース裏地がないものがおすすめ。シェル素材だけだと100g 未満で軽くなり、コンパクトにたためる。すると、ザックのヒップベルトのポケットやジャケットのポケットに入れることができる。行動中に手が寒いと感じたら、歩き続けながら装備できるのが便利。 防水透湿生地であること手が冷える原因は冷気だけでなく、付着した雪がとけて水になって手

山スキーの装備一覧

日帰りの山スキーのギアとウェアを一通り紹介。 ウェアシステム(頭まわり)アイウェア ハイクアップのときは TALEX オーバーグラス。国内の偏光サングラスとしては有名らしい。サイト上にもいろんなユーザーボイスがあって情報量が多くて良さそうだったので購入。 フレーム形状的に太陽光が入りづらくて目にやさしい。レンズカラーはエアリーパープル。可視光透過率 25% は、晴れも曇りも対応できている気がする。レンズカラーが寒色系だと雪の景色がキレイにみえるのが良い感じ。 滑走のと

登山における「リペアパッチ」の選び方と私の選択

雪山登山やスキーではウェアに穴があいたり、破けやすい。使い勝手の良いリペアパッチがあると気兼ねなく行動できる。 目立たないことリペアは目立たないほうがいい。黒がいちばん汎用性が高いと思う。 吸着力がつよいこと洗濯しても剥がれないくらいの粘着力がたいせつ。剥離紙付きのテープを選ぶとよさそう。 しなやかであることテープ自体がかたいとカサブタのようになってしまう。理想はウェアの生地と一体化するくらいのしなやか。 形状がかえられることウェアの穴開きや破けの程度はさまざま。小さ

BCクロカンの道具の選び方

BCクロカンの道具をそろえる時に勉強したことを整理してみました。 板BCクロカンに使う板の特徴はウロコパターンがあること。雪にグリップすることで滑ることなく、前方に歩くことができるようになる。中心に溝があるのも特徴。直進しやすくする工夫かも。両サイドもメタルエッジが入っている。重量が増えるが、頑丈になるし、雪にエッジを立てれるのでコントロールしやすくなっている。 日本国内で購入する場合は、Madshus(マズシャス)か Fischer (フィッシャー)の2択になりそう。一

登山における「動画撮影」の方法と私の選択

どんなギアよりも、登山での動画撮影まわりは試行錯誤をしてきた。その記録。 コンパクトさ登山に持ち運ぶうえでコンパクトさは重要と常々に感じる。専用のバッグが必要なほどのカメラの大きさは登山の行動に支障があると感じる。ポケットに収まるサイズがちょうど良い。 明るいレンズ物撮りや人を撮ると、背景がきれいにボケるので、まるで浮き出たような、存在感のある映像がとれる。 フォーカスの精度人や物撮りするとき、被写体にフォーカスがあっていることが大切。カメラによってフォーカスの精度はけ

テント泊登山における「まくら」の選び方と私の選択

睡眠時間は行動時間と同じくらいに長い。行動中の装備をちゃんと揃えるなら、睡眠中の装備もちゃんと揃えてもよいと思う。🎯 が最終的なオススメ。 1.エアーよりもスポンジエアータイプはどうしてもバウンド感がきになって寝心地がよくない。スポンジタイプならバウンド感もない。スポンジはテント内でも座布団や膝当てとしても使える。 2.充分な大きさと高さ横幅と縦幅と高さが大切。自宅の枕の大きさと高さが参考になる。 私の選択Klymit ピローX 70g で最軽量の部類だったので購入。

テント泊登山における「歯磨き」の方法

歯磨き粉がNGであるテント泊登山で歯みがきはどうするか? まずは、暑いお茶やお湯を飲んで、口の中の油成分を溶かす 次に、歯磨き。水だけで。 最後に、フロス。

登山における Goretexソックス+非防水トレランシューズ の組み合わせ

雨が降ったらレインウェアを着用しますよね? シューズでも同じように、雨が降ったらレインソックスを履くという運用にすると快適です。 晴れ/くもりのときGoretex 一体型シューズの場合 Goretex の透湿性は、ある程度の気温差があるとうまく機能する。冬以外は結局蒸れます。 レインソックス・レイヤリングの場合 非防水トレランシューズのみ着用。蒸れにくいので快適。レインソックスはザックの中で待機。登山の天候は基本的には晴れ/曇りが大半をしめるはず。大半を占める環境で

ダウンの保温性の見方

ダウンついて知っておくべき基本的な知識です。 ダウンによる保温の仕組みダウンが空気を閉じ込めることで、熱伝導度の低い層を作り、体温を保つ。 ダウンを買う時の注目ポイントダウンのフィルパワー フィルパワー(FP)は、ダウンのふくらみ具合を示す指標で、数値が高いほど保温性が高くなる。商品説明に書いてあることが多い。 ダウンの量 ダウン量も保温性に重要で、同じフィルパワーでも、ダウン量が多いほど保温性が高くなる。商品説明に書かれていないことが多い。 注意点は、商品重量と

登山深夜バスで快適に寝る方法

登山で深夜バスにのるとき。テント泊登山装備を有効活用すれば快適にすごせるはず。 マットを足元に敷く登山用のクローズドセルマットを足元に敷くことで、バスの硬い床の不快感や振動を軽減し、リラックスできる環境を作る。 エアーピローを膝の上にエアーピローを膝の上に置き、抱き枕のように使うと腕の疲れが軽減し、よりリラックスできる。また、エアーピローは滑りにくいので安定感がある。 ウェアを羽織るシルクのライナーやウィンドシェルを羽織って体全体を温めることで、快適に眠れる。身体全体を

登山における「カトラリー」の選び方と私の選択

いろんな食事スタイルの可能性があるので、万能なカトラリーを選ぶのが大事。 素材耐熱性のあるナイロンや木製がおすすめ。チタンやステンレスといった金属製は衛生的だが、クッカーとの衝突音・摩擦音が気になる。口に運んだときの固い感触も気になる。シリコーンは匂いが残る。 柄の長さ柄は長いものが万能だし使いやすい。カレーメシをちゃんと混ぜることができる。パウチ型やジップロック飯でも底をすくいやすい。グローブをしていてもつかみやすい。 収納性クッカーのなかに収納できるとよい。キッチン

登山でのハイドレーションによる水分補給の考え方

ハイドレーションは、トレランやスピードハイクであれば恩恵がありそう。日帰り登山やテント泊登山といった長くてゆったりした活動の場合は、手間に見合わない印象。 メリット手軽に水分補給ができる チューブをくちに加えて吸うだけ 荷物のバランスがよくなる ペットボトル数本とは異なり1つのおおきなタンクとして水を持ち運べるので重心が真ん中になる デメリット残量がみえない 準備や片付けが手間 故障したときのリスク分散ができない 利用シーンごとの解説トレランやスピードハイクの