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登山でのハイドレーションによる水分補給の考え方
ハイドレーションは、トレランやスピードハイクであれば恩恵がありそう。日帰り登山やテント泊登山といった長くてゆったりした活動の場合は、手間に見合わない印象。
メリット
手軽に水分補給ができる
チューブをくちに加えて吸うだけ
荷物のバランスがよくなる
ペットボトル数本とは異なり1つのおおきなタンクとして水を持ち運べるので重心が真ん中になる
デメリット
残量がみえない
準備や片付けが手間
故障したときのリスク分散ができない
利用シーンごとの解説
トレランやスピードハイクの場合
ハイドレーションの恩恵を授かれるはず。走るような場合は、特に荷物のバランスや振動が気になってくる。特にザックがペラペラで剛性がないトレランベストでは顕著。立ち止まらずに効率よく水分を補給したくなるのも理由。スピードや効率のためなら、ハイドレーションの準備をそこまで億劫に感じることもないだろう。
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日帰りやテント泊登山の場合
ハイドレーションをわざわざ使う必要はなくて、ペットボトルで十分。登山は基本的にはゆっくりしたペースで歩くので、荷物のバランスや振動は気にならない。登山では剛性のあるザックを使うことも多いことも理由の一つ。景色をみながら、ところどころ立ち止まって休憩することが多いので、効率的な水分補給もそこまでシビアに求められてない。特にテント泊登山では工程が長くて持ち運ぶギアが多く、ハイドレーションに注意をむけるのが面倒になる。途中の水場での水の補充もしにくい。
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