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登山における「動画撮影」の方法と私の選択
どんなギアよりも、登山での動画撮影まわりは試行錯誤をしてきた。その記録。
コンパクトさ
登山に持ち運ぶうえでコンパクトさは重要と常々に感じる。専用のバッグが必要なほどのカメラの大きさは登山の行動に支障があると感じる。ポケットに収まるサイズがちょうど良い。
明るいレンズ
物撮りや人を撮ると、背景がきれいにボケるので、まるで浮き出たような、存在感のある映像がとれる。
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フォーカスの精度
人や物撮りするとき、被写体にフォーカスがあっていることが大切。カメラによってフォーカスの精度はけっこう変わる。さいきんの機種ほどフォーカスに優れていると思う。
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ズーム機能
風景を撮影するときに広角だけでなく望遠もほしくなる。風景のなかには注目したい美しい部分、稜線や水の流れに集中した映像を残せる。
物撮りをするときにも、わざわざ近づく必要がないので、面倒がらずにいろんなシーンを残せる。
人を撮影するときにも、身構えられることなく、自然な振る舞いを撮ることができる。(決して盗撮ではない)
私の選択(カメラ)
Sony a6000
初めて買ったカメラ。当初の目的は海外旅行での写真撮影。実際に動画撮影の観点では物足りないところがあった。4K撮影ができない。外部マイク接続ができないので、音質に不満があった。
GoPro 9
登山YouTuber の定番だったので購入してみた。撮影はしやすいがゆえに、映像は単調になりがちだった。映像は一眼カメラと比べて色彩に欠けた。基本的に登山は激しくないので、アクションカメラの撮影のしやすさは必要はないと感じた。
Panasonic LUMIX G8
好きな海外ロングトレイルYouTuberが使っていたので同じ物を購入。購入当時でも型落ちなので、中古で安く手に入れることができた。
光学手ブレ補正があって、防塵防滴で雨のなかでも撮影ができる。グリップが握りやすい。センサーサイズはマイクロフォーサーズだが、それでもきれいな映像が撮影できる。外部マイクが使えたので、動画の音声の質が格段に向上した。
当初は標準ズームレンズを使用していた。いわゆるパンケーキレンズでコンパクトな点は良い。一方でF値が小さいレンズではないので、背景ボケはいまいち。
(LUMIX G8 + 標準ズームレンズで撮影)
単焦点レンズをつかうことで背景がよくボケて、物撮りが楽しくなった。風景写真だけだとメリハリがなかったが、いろんな被写体が登場するようなって、動画のバラエティが増えた。YouTube で顔出しをし始めたのもこの頃から。
(LUMIX G8 + 単焦点レンズで撮影)
しかしながら体積的にも重さ的にもかさばることが買い替えを検討した。カメラ専用の収納が必要だし、テント1つ分くらいの重みがある。また、フォーカスの速さに不満があった。物撮りが増えたが、被写体にフォーカスが定まらないことが多いことが不満だった。
Sony ZV-1
単焦点で、ズームができて、軽量コンパクトな点が気に入って購入。フォーカスの速さに定評のある Sony であることもポイント。センサーサイズが小さくても明るいレンズであればきれいな映像が撮れる。外付けマイクがなくても内臓マイクの性能がよく、ウインドスクリーンも装着できる。
(ZV-1 ですべて撮影)
電源ON/OFFでのレンズ出し入れに時間がかかること、ズームのときに駆動音が入ることが気になった。
iPhone16Pro
撮影開始までがデジカメよりもはやい。特に iPhone 16 からはカメラコントロールボタンによって、ボタンを2回プッシュすれば写真が撮影できるのが手軽。長押しで動画撮影もできる。トリプルレンズ式なので、レンズズームにともなう駆動をまつ必要もない。光学5倍ズームが便利。
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スマホとは別に撮影機材を持ち歩く必要がなくなったのもメリット。物を減らせるのは、重量軽減につながるだけでなく、管理するものが減って楽になる。
ボケ感はSony ZV-1に劣るが、望遠機能と荷物削減を考えると、iPhone16Proがトータルで優れていると考えている。
私の選択(マイク)
TASCAM DR-07X
Sony a6000 は外付けマイクにも対応していなかったので、レコーダーによる音声別撮りを試したが、1回で挫折した。操作する機械が2倍にふえて疲れるし、カメラで撮影した映像とレコーダー音声の同期が面倒。荷物も増える。
Rode Videomicro
YouTuber 定番の外部マイク。指向性があって音声をきれいに収録できる。ウインドスクリーンをつければ、登山での風の音が入ってくることもない。
しかし外付けマイクは撮影機材の体積が一気に増えて、収納時にかさばるのが気になった。