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タスマニア

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パオロ・ジョルダーノの小説「タスマニア」(2024年、飯田亮介訳、早川書房)関連情報、みなさんのご感想など集めてみたいと思っています。
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時代は変わったって言うけど、君はどう思う?『タスマニア』

時代は変わったって言うけど、君はどう思う?『タスマニア』

まえがきと言っていいのか、目次の前にあるこの言葉が、この本をよく表していると思う。
この本ってどんな本?と聞かれたら
時代は変わったって言うけど、君はどう思う?って本、と答えたい。
さらに付け加えるなら、
時代は変わったって言うけど、君はどう思う?という作者からの問いかけの本、となる。

新しい本に出会った時、どうしますか?
私は「とりあえず何も調べず読んでみる派」です。
この本もそう。
そして「

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テーマは環境問題「タスマニア」

テーマは環境問題「タスマニア」

<文学(99歩目)>
どうも「旬」は「環境問題」です。

タスマニア
パオロ・ジョルダーノ (著), 飯田 亮介 (翻訳)
早川書房

「99歩目」は、パオロ・ジョルダーノさんのとても考えさせられる作品です。

ジョルダーノさんの著書は読んできましたが、自伝的な作品は初めてでした。

また、「タスマニア」とありますが、あまり「タスマニア」にかかわるものではなく、「地球の環境問題」についてで、行動も

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世界の成り立ちなんてはっきり分かる訳がないーーパオロ•ジョルダーノ『タスマニア』を読む。

世界の成り立ちなんてはっきり分かる訳がないーーパオロ•ジョルダーノ『タスマニア』を読む。

何かの専門家が自らの領域のことで良い仕事をすると、さすが、と他人から言われる。その人が専門以外のことで良い結果を出すと、ひとつのことがてきると他に応用できるのですね、とか言われる。

ベースがあるんですね、とか。

例えば、人は他人の専門を生業と捉え、大雑把にその当該の人生の7-8割の価値のように評価し、残りを、まあ、いろいろとあるよね程度に見やすい。

だが、人の人生はそんなシンプルに区切れない

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読書感想文  『タスマニア』

読書感想文  『タスマニア』

『タスマニア』 パオロ・ジョルダーノ (訳: 飯田亮介)図書館で本を借りようと思ったとき、表紙が綺麗だったのでなんとなく手に取ってみました。
訳者、飯田亮介さんのあとがきの冒頭部分をサッと読んで、何も事前情報なしに一度読んでほしい、というような推薦文を見て、よし、じゃあ何も知らないから読んでみよう、と思って借りてみました。

ほんとに何も知らないまま読んだので、登場人物の思考や会話から飛び出るアカ

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ジョルダーノ『タスマニア』訳者あとがきが公開されました(2024/03/29書評リンクを追加)

ジョルダーノ『タスマニア』訳者あとがきが公開されました(2024/03/29書評リンクを追加)

僕の訳したパオロ・ジョルダーノ最新作『タスマニア』が1月頭に刊行され、その訳者あとがきが早川書房のnoteで公開されました。

イタリアでは2022年10月に発表されたこの小説は、主人公である悩み多きイタリア人作家とその周囲の人々の2015年から今日にいたるまでの紆余曲折を描いた作品です。それは一見、非常にパーソナルな物語のようでありながら、実は、誰もが大小さまざまな災禍の「サバイバー(生存者、生

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