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助さんの邦楽

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「フジロック常連のアマチュアバンド」。底抜けに陽気なジャンプブルースで日々頑張るオッサン達を元気にする吾妻光良 & The Swinging Boppers。

「フジロック常連のアマチュアバンド」。底抜けに陽気なジャンプブルースで日々頑張るオッサン達を元気にする吾妻光良 & The Swinging Boppers。

出演アーティストがズラッと羅列された夏フェスのポスターで、レギュラー出演みたいな頻度で毎年のように登場している「吾妻光良 & The Swinging Boppers」という名前。

実は驚くなかれ、知らない人には読み方もままならないこのグループは「アマチュアバンド」である。

世界広しと言えど、アマチュアバンドの肩書きで主要な夏フェスの常連となっているのは、吾妻光良 & The Swinging

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僕らの青春!令和に生きる君の青春にも!明るく楽しく時に切なく、色褪せない魅力を放ち続けるHermann H.&The Pacemakers(ヘルマン・エイチ&ザ・ペースメーカーズ)!

僕らの青春!令和に生きる君の青春にも!明るく楽しく時に切なく、色褪せない魅力を放ち続けるHermann H.&The Pacemakers(ヘルマン・エイチ&ザ・ペースメーカーズ)!

若い頃、カラオケでよく『アクション』を歌っていた。

アクション(2002)

ヘルマン・エイチのヘの字も知らない友達が、カラオケに行くたびに「あの曲歌って」と私にリクエストしてきた。

そのくらい、ボーカルギターの岡本洋平の書く歌詞は魅力的である。
「文章」や「感想」や「気持ち」ではなくちゃんと「歌詞」を書いている。しっかりとメッセージがある上に語感も抜群で、これぞ才能、と唸ってしまうソングライ

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世界でも類を見ない「ポストロックとラップのミクスチャー」バンド、54-71(ごじゅうよんのななじゅういち)について。

世界でも類を見ない「ポストロックとラップのミクスチャー」バンド、54-71(ごじゅうよんのななじゅういち)について。

ドジャースタジアムではアイス・キューブが、ヤンキースタジアムではファット・ジョーが試合前にラップをしながら登場。
ロバーツ監督がノリノリで寄り添っていたアイス・キューブとは対照的に、重たいティンバーランドでまっさらなマウンドを歩き回ってヤンキースファン側からも批判されまくったファット・ジョー。今回のベースボール東西抗争はこの時点で勝負ありだったかも。

ムーキー・ベッツって誰かに似てるなーって思っ

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日本発の「生音アンビエント」シーンは世界の音楽ファンを魅了するか。

日本発の「生音アンビエント」シーンは世界の音楽ファンを魅了するか。

近年、日本の音楽シーンで沸々とファンコミュニティを拡大しつつある「生音アンビエント」界隈。
現状その界隈を包括する言葉がないので便宜上「生音アンビエント」と自分が勝手に言ってるだけなので誤解無きようにお願いします。

日本国内で大きな話題となっているアニメ映画『ルックバック(2024)』の主題歌の作曲でも知られるharuka nakamura(ハルカ ナカムラ)は、現代日本の「生音アンビエント」シ

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真田ナオキが作詞作曲を始める時、日本の音楽界はひっくり返るかもしれない。

真田ナオキが作詞作曲を始める時、日本の音楽界はひっくり返るかもしれない。

日本の音楽シーンでは定期的に「演歌界のニュースターがポップスチャートに殴り込んでくる」という現象が起こる。それは、20世紀末に登場した氷川きよしであったり、その後のジェロだったり、あと「ニュー」ではなかったから忘れそうだったけど大泉逸郎だったり。

近年の演歌界において特に私が注目しているのが真田ナオキである。

真田ナオキは1989年生まれの34歳。演歌界で言えば超若手である。
演歌史において過

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グラスパー、DJクラッシュ、PUNPEE、BOSS、漢、志人、フレシノ、KOHH...ジャパニーズヒップホップ相関図の中心に位置する才能、OMSBによる大傑作アルバム 『ALONE(2022)』

グラスパー、DJクラッシュ、PUNPEE、BOSS、漢、志人、フレシノ、KOHH...ジャパニーズヒップホップ相関図の中心に位置する才能、OMSBによる大傑作アルバム 『ALONE(2022)』

学生時代、ノーティー・バイ・ネイチャーとファーサイド狂いの先輩が居た。
先輩は僕の1つ年上で、都内でも荒れていることで有名な地域の出身で、先輩自身にもここでは書けないようなストリート武勇伝があった。
バスケとタギングが上手で、身体がちょっとだけ横に大きくて、寡黙で、何事にも動じる気配がなく、でも威圧感は無くて、笑顔が優しくて、アクセサリーも最小限でチャラチャラしてなくて、でも怒らせたらヤバそう、み

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「フォーティーフォー」ではなく「よんじゅうよん」と読みます。日本で一番カッコ良かったポストロックバンドはCONDOR44です。音楽ファンの皆様、覚えて、そして忘れないでください。

「フォーティーフォー」ではなく「よんじゅうよん」と読みます。日本で一番カッコ良かったポストロックバンドはCONDOR44です。音楽ファンの皆様、覚えて、そして忘れないでください。

カッコ「良かった」と過去形で言っているけど、2013年にオリメンドラマーだった安島氏が脱退したタイミングで、バンド名を「44th music」に改名して、東京事変の刄田さんをサポートドラムに迎えたのち、現在も活動を続けているはずです…..たぶん。
というのも2021年ごろからX(Twitter)のポストがありません。誰か情報求む。

さて、コンドル44、タイトルにも書いたが読み方は「コンドルフォー

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ギャル・ギャル男文化とマッチョイズムに鉄槌を下し、綾波レイへの愛を叫んだBUMP OF CHICKENは紛れもない邦楽ロックの革命だった。

ギャル・ギャル男文化とマッチョイズムに鉄槌を下し、綾波レイへの愛を叫んだBUMP OF CHICKENは紛れもない邦楽ロックの革命だった。

「スクールカースト」という現象は、その言葉が世に浸透する以前からずっと存在していて、2000年代の日本の学生たちの間ではまだまだその階層性が顕著だった(階層の序列が若干変化しただけで今もそうだろうけど)。

スポーツが得意、腕っぷしが強い、コミュニケーション能力が高い、容姿がいい、ファッションセンスがある、みたいな人たちは階層の上位に、その逆の学生達は階層の下位に位置づけられ、学生時代に一番大事な

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ミレニアル世代を冒険に駆り立てた桜庭統(さくらばもとい)のゲーム音楽で厨二メンタルを取り戻す。

ミレニアル世代を冒険に駆り立てた桜庭統(さくらばもとい)のゲーム音楽で厨二メンタルを取り戻す。

1994年に発売された『PlayStation』によって家庭用ゲーム機の覇権が任天堂からソニーへ移ると同時に、ソフトウェアはカートリッジから大容量かつ低コストのディスクに切り替わり、日本のゲーム業界は「RPG戦国時代」に突入する。

『ドラゴンクエスト』シリーズと『ファイナルファンタジー』シリーズの二大巨頭の牙城を崩すべく、有名無名有象無象のゲーム開発メーカーがしのぎを削ることになるのだが、今回紹

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永遠の若大将・加山雄三の海で泳ぐ夏。

永遠の若大将・加山雄三の海で泳ぐ夏。

「日本で初めてサーフィンをした男」とか、「光進丸で勝手にグアムの無人島に上陸して米軍機に撃墜されかけた」とか、海にまつわる数々の都市伝説を持つ加山雄三。
たぶんその殆どが真っ赤なデマだけど、「加山雄三ならあり得なくもない」と思わせるほどの不思議な魅力を持つ人である。

加山雄三は1937年(昭和12年)に俳優の上原謙、女優の小桜葉子の間に生まれ、神奈川県茅ヶ崎市にて幼少期から青年期までを過ごした。

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子ども向け番組とは思えないハイセンスなアーティスト布陣に圧倒される邦楽コンピの大名盤『ポンキッキーズ・メロディ』。

子ども向け番組とは思えないハイセンスなアーティスト布陣に圧倒される邦楽コンピの大名盤『ポンキッキーズ・メロディ』。

邦楽のコンピレーションアルバムとして無類の強度を誇る『ポンキッキーズ・メロディ』。

1995年に発売されたこのアルバムは、フジテレビ『ポンキッキーズ』の番組内で使用されていた楽曲をコンパイルしたアルバムである。

まずはそもそもの番組についてだが、フジテレビ『ポンキッキーズ』は、『ひらけ!ポンキッキ』の後続版組として1993年に放送が開始された子ども向け番組である(この説明いる?)。私が特に夢中

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爽やかでドープな世にも美しい「ダブポップ」アルバム『Family(2003)』 / Polaris

爽やかでドープな世にも美しい「ダブポップ」アルバム『Family(2003)』 / Polaris

Polaris(ポラリス)は、2000年に結成されたバンドである。

真心ブラザーズとかキリンジとかキセルとか、二人組なのに「デュオ」ではなく「バンド」呼びされるオルタナポップ勢の系譜(勝手に私が考えた系譜)に位置している。

メンバーは、ボーカル/ギターのオオヤユウスケと、ベースの柏原譲。

オオヤユウスケはポラリス結成前、LaB LIFe(ラブライフ)というポリシックスとオザケンのハイブリッド

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早過ぎたハウスの歌姫。君は「K.(ケイ)」という女性シンガーを知っているか。

早過ぎたハウスの歌姫。君は「K.(ケイ)」という女性シンガーを知っているか。

2000年代初頭の邦楽シーンはヒップホップバブルであったと同時に「女性R&Bシンガーバブル」でもあった。
それは言うまでもなく1998年にデビューした宇多田ヒカルの登場が発端だったし、その頃は宇多田に続けとばかりに倉木麻衣や傳田真央といった女性R&Bシンガーが各方面から湯水の如くデビューしてセールスを伸ばした。

ちょうど同時期にデビューした、ビート感のある曲を歌う女性シンガーたちは、実際に宇多田

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「シティポップ」、都会で聴くか?海辺で聴くか?

「シティポップ」、都会で聴くか?海辺で聴くか?

シティポップだけでなく昭和歌謡の再評価もそうだし、90's古着やレトロ喫茶/純喫茶ブームも、ワンダーJAPAN(現JAPON)復刊もそうだ(そうなの?)が、近年の若者達による懐古主義的な嗜好については、80年代後半から90年代に幼少期と思春期を過ごしたオッサンの私としては、「うんうん、やっぱ良いよね」みたいに、自分の手柄でも何でもないのになんだか嬉しかったりする。

この懐古主義は、今の30代・4

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