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限定記事パック(2022-2023)

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2022年、2023年に配信した限定記事がすべて読めるお得版。
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#学芸員

ここを見れば美術展の予算規模が一目で分かる(さて、どこでしょう?)

美術を語る際にお金の話をするのは興ざめかもしれませんが、美術館運営にお金がかかるのは事実…

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展覧会レポのすすめ [アウトプット最高!]

美術館めぐりが趣味という人がいます。でも、後から振り返ると「あれ?どんな展覧会だったっけ…

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生活には不要なアートを何故かくも人は愛するのか[まじめな話]

哲学の話ではないです。 人から面白そうな本を紹介していただいたので、早速読んでみました。…

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割引あり

「日本美術史」を講義するためのごく個人的な助走

最近、「日本美術史」についてあらためて考えています。なんでかって、今度ちょっと大学で講義…

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事実、ワークライフバランスではたどりつけない場所がある

賛否両論ある話をします。 私は、働き方には2種類あると思っています。 及第点をとれば良し…

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ヌードの絵画史〜美術の歴史にハダカあり〜

先日、テレビをつけたら『日曜美術館』(の再放送)をやっていて、内容が国立新美術館で開催中…

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アートは無駄だし、役に立たない、とあえて言ってみる

美術館業界には、「客を呼べる学芸員」が存在します。正確には「来館者数が伸びる展覧会が企画できる学芸員」ですね。名物学芸員といってもいいでしょう。 何人か思い浮かびますが、現役学芸員の個人名を出すのもあれなので、一線を退いた方で挙げるとすれば、板橋区立美術館の学芸員だった安村敏信さんは間違いなくその1人でしょう。板橋区美の館長までつとめ、現在は葛飾北斎の肉筆画美術館である信州小布施北斎館の館長をされています。 SNSが普及するよりもかなり前から口コミの効果を見込んで展示室内

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名画ってなんだ?完結編 [思いのほか長文です]

前回の「名画ってなんだ?」の続きです。 どうやら私たちが「名画」と聞いて思い浮かべる絵に…

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美術館学芸員がつかうメモ帳の話[けっきょく沼]

突然ですが、メモは大事です。 私は仕事中、人と話をしながら、または1人で考えながら、グリ…

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展覧会図録のタイムトラベル〜過去・現在・未来〜

いやー、昨日はですね、電子レンジを使おうとしたら、いきなり謎のエラーコードを表示して固ま…

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インフレの激流のなか、展覧会図録の革命は起きるのか?

突然ですが、紙の価格の高騰がえげつないです。 昨年比で、1.5倍ぐらいになってます。 過去、…

「日本美術史」を因数分解する①

何のこっちゃ?というタイトルですが、まぁしばらくおつき合いください。 この前書いた「文学…

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やまと絵ってなんだ?[前編]

日本美術に興味のない人には、なんのこっちゃかもしれませんが「やまと絵」という言葉がありま…

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文化庁の助成をねらえ!

いきなり現実的な話で恐縮ですが、展覧会の実行はとかくお金がかかります。 作品をよそ様から借りてくる場合は、その輸送費。1回ウン十万円〜。 チラシやポスター、展覧会図録をつくるためのデザイン費や印刷費。ウン十万円〜。 展示の造作(仮設の展示台やバナー)の制作費。ウン十万円〜。 展示作業を行う際の人件費などなど。ウン十万円〜。 所蔵品だけを使った常設展ならともかく、企画展の場合はこれらの費用がフルで掛かることになります。美術館の規模によっては、これらの費用がすべてゼロひとつ増