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事実、ワークライフバランスではたどりつけない場所がある

賛否両論ある話をします。

私は、働き方には2種類あると思っています。

  • 及第点をとれば良しとする働き方

  • 自分なりの満点を目指し続ける働き方

これはどんな仕事、どんな職業でも言えることだと思います。もちろん美術館で働く学芸員にもあてはまります。

一方で、すっかり定着した感のある言葉「ワークライフバランス」
仕事だけではなく、家庭、家族、趣味、総合的にみて豊かな人生を送りましょう、みたいな考え方です。

最初に挙げた2つの働き方のうち「及第点をとれば良しとする働き方」であれば、ワークライフバランスを実現することはさほど難しくありません。
仕事は定時でできる範囲できっちりやって、オフの時間は家庭や自分の趣味に時間を使えばいいのです。

しかし「自分なりの満点を目指し続ける働き方」を選ぶのであれば、ワークライフバランスの方はあきらめるしかありません。というか、ある種の高みを目指して働いている人の大半は、ワークライフバランスなんてどうでもいいと思うぐらい仕事に熱中している人ばかりです。

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