フリフリモモ

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最近の記事

【 ひと月という時間について 】

 もう1ヶ月が終わるなぁ、って思いながらこの文章を認めている。最近時間が過ぎるのが、本当には早い。加速してんじゃないか?っていうくらいに、あっという間に1週間が過ぎていく。仕事が終わるまでの時間は果てしないのに、休日はあっという間に終わる。心持ちで時間の速さというのは、違うのだということを日々実感していた。 早いのがいいのか、遅いのがいいのか、正直よく分からない。その時、その時で、良かったり悪かったり、助かったり、ピンチになったり、なんかそんな感じで全然一定のリズムじゃない

    • 嵐のように過ぎ去る日々

       5月は怒涛の1ヶ月間で、乗り切れてよかったなぁ、なんて振り返りながらこの文章を書いている。本当に心の底からしんどかった。倒れなくてよかったな。いや、本当に! 仕事は相変わらず忙しくて、私生活の方もアップダウン激しくて、体調もずっと下り坂って感じだった。私生活の方はようやく落ち着いてきたから、気持ちは楽になってきたけど、体調の方は相変わらずだ。 持病があるから長いこと病院通いしていて、小康状態というか、検査結果はずっと横ばいだったから、それなりに普通の生活を送れていた、と

      • 備忘録という名前をつける四月の終わり

         四月が終わるなぁ、なんて考えながらこの文章をつらつらと書いています。コーヒー淹れて、コンビニのちょっとお高いケーキ(ガトーショコラ)を食べながら、ここ最近の自分を振り返ってみる。 今年に入ってからずっと地味な体調不良が続いていて、仕事仕事趣味活動病院通い!みたいな感じで、駆け抜けてきたように思います。ーー ちなみにそれは今も現在進行形で続いている。中々しんどい。原因は特にないけど(そういう体質らしい)症状はそれなりだから、病名をつけて治療開始したもの。元々持ってる治療中の

        • 三月の短歌まとめ

           桜が開花して、3月があっという間に終わろうとしています。私は今まさに、慌てるようにしてこの文章をしたためていたり…… 本当に時間が過ぎるのが早い。 時間が知らない間に加速してないかな?と思う感覚があったりします。 春は苦手な季節のひとつということもあり、体調も崩しがちで、思うように創作活動が出来ないこともあったな、と振り返って思います。本当にしんどかった。 好きなものだったとしても、すぐに容量がいっぱいになって動けなくなってしまう私にとって、短歌は心を慰めてくれる媒体と

          現実は厳しいけれど、架空の日常は優しい。

           ここ最近あれやこれやが重なって、だいぶゴリゴリとメンタルが削られている。正直辛い。仕事の忙しさや体調が今ひとつなこと、私生活の不安定さ、etc 色んなことが降り積もり『しんどい!』を連呼している。 お仕事してる時はお仕事スイッチ入ってるからずっと笑ってるし、『出来ない』なんて言わないし、常に一定のテンポでしんどいの我慢しながら働いている。そうやって何年も何年も働いてきたから、もうそれが癖みたいになってるんだと思う。誰も私がキツいなんて、多分思ってないだろうなぁ。自分で自分

          現実は厳しいけれど、架空の日常は優しい。

          1月の短歌まとめ 少しの寂しさを詰めて。

          泣きたくなるよ君が笑うから 泣いてしまうよ君が見せないから 私はあなたの避雷針で、 あなたは魂の揺かごで眠る 夢が醒めるのを待つ。 獏が悪夢を食べてくれるのを夢見て、 待つ。 そこが痛いそこに居たい 僕の願いは置いてけぼりで、生きてくの 幸せだと繕いながら 僕を縛り逃がさない まるで呪いだ 陽だまりの中を生きたいだけ、 幸せになりたいだけ、 ただそれだけ 赦してと誰に乞う、誰に問う。 わからないまま僕たち生きてきた にわか雨みたいだね 降っては止んでを繰り返し

          1月の短歌まとめ 少しの寂しさを詰めて。

          憧れは憧れのままで、何か別のものに生まれ変わる。

           大晦日の1日前。仕事納めの後の緩やかな空気の中、少しだけ部屋の片付けをした。大掃除するほどの余裕はないから、本当にちょっと整理した程度。いらないものを捨てて、段ボールをまとめて、溢れていた本を本棚に仕舞う程度。そのくらいが今の私の精一杯だった。 溢れていた本の中に、漫画の連載を終えた漫画家さんが記念に作って発行、頒布した本があった。読みたかったけど、何となくドキドキしてページを捲れないでいたその本のページを何とはなしに捲る。その本は、漫画ではなく写真と漫画家さんの文章で構

          憧れは憧れのままで、何か別のものに生まれ変わる。

          今年の短歌 自選10選

          雨上がりの空を見て さよならだクラウドナインの夢を見る 屋上のフェンス越し 晴れた空に手を伸ばし 落ちていく夢を見る 金木犀の馨りが消える センチメンタル 短い季節だから 洗い晒しの雨上がり 傘を閉じて 明ける視界に視える世界 雨上がり 雲の切れ間に差し込む光 僕を照らして照らされて 貴女は私の一番星で 瞬くような速さで駆け抜ける 閉じた世界開いた視界 傘の中に広がる僕だけの世界 今日中に逢いたい 夜明け前、日付変更線の上で逢いたい 大切に仕舞い込んだら手が出

          今年の短歌 自選10選

          自分自身を思い知る距離。

           まだ宿題は残っているけど、今年の5月から取り組んできた辛くて苦しい研修がようやく幕を下ろした。精神的にヘビーな研修で半年ちょっと、回数自体はそう多くなかったけど、精神がゴリゴリに削られた。こんなに消耗したのは専門学校時代の長期病院実習と国家試験対策の模試以来かも …… 本当に疲れたし、しんどかった。  仕事柄、患者や利用者との関係性を客観的に観察しないといけないので、長年ずっと自分について『考えること』所謂、自己洞察を繰り返してきたんだけど、これって中々にしんどい作業で、

          自分自身を思い知る距離。

          産みの苦しみ、産みの喜び。そういう話。

           ちょっとした小話のつもりで書き始めた話が案外長くなったりするの、割とあるあるなんですが創作者の皆様如何でしょうか? 私は小説を書く時プロットを作らない派なので、元々あまり長いお話は書かないのですが、最近はそれがちょっと変わってきたように思います。と言っても、掌編より短編が書きやすくなった、とかその程度の変化なんだけど、書いている時に筆があまり立ち止まらない感覚があって、それが私にとっての『書きやすさ』なんだろうなぁ …… ってことを実感していたりする。 私は長いこと執筆

          産みの苦しみ、産みの喜び。そういう話。

          圧倒される体験とその結果。

           私は創作する側に回ったのはかなりの遅咲きで、ずっと読者側のオタクでした。供給を受け取る側。消費する側、でした。創作を本格的に開始したのも、交流のいち手段であり媒体のような感じだったんですよね。同じ言語で好きなものを共有してはしゃぐ、というオタクらしい経験がしたい一心でTwitterを開始して、恐る恐る交流を…… という流れでした。もちろん絵を描くのは好きだったけど、人に見せられるレベルじゃないのはよく分かっていたので話の種というか、交流するために描いている部分が大きかった。

          圧倒される体験とその結果。

          音楽の話

           私は音楽が好きなんだなぁって最近しみじみ思ってる。楽器を演奏したり歌をうたったり、発信する側の人間にはなれないけど音楽を聞くのは好きだ。専門的な知識があるわけじゃないし音楽のこういうところが好きなんだ、と言語化できるほど詳しくもないけど、それでも好きだ。 気持ちが沈んでいて浮上出来ない時やモヤモヤとした消化出来ない気持ちを抱えている時やしんどくて目に入る情報をシャットダウンしたい時、心を奮い立たせたい時に私は私だけのために作ったプレイリストに入った曲を聞く。受動的に入って

          【よみがえる変態】を読んで私が取り戻したもの。

           何だかとてつもなく衝撃的な体験だったように思う。この胸中に渦巻く感情を正直、きちんと言語化出来ているとは思わない。思えない。それでも自分の中に変化があったことは確かで、それを記録として残しておきたいと思い筆をとりました。  ようやくコロナ禍の終わりが見えてきた。まだ終わりではないにしろ、収束の未来が少しずつ現実のものになってきたと思う。この二年ほどは、本当に長くて、重くて、苦しくて、現実なのに現実じゃないようなふわふわとした心許なさが常に付き纏っていたように思う。私は医療

          【よみがえる変態】を読んで私が取り戻したもの。

          【死にたがりの男の子と生きるのが下手くそな男の子の話】

           昔描こうと思って作った一次創作のプロットを思い出した。プロットを作って満足して、結局漫画にも小説にもならなかった物語です。そういうのが割といっぱいある。一次創作と言ってもなんか二次創作の焼き直しみたいなのが多くて、リアリティさもオリジナリティさもない。ただ自分の嗜好にはひどく忠実で、『読みたい』と思うものが多い。だからなのか、ふとした瞬間に思い出す。今回もそんな感じで唐突に思い出したので、記録しておこうかなと思い筆をとってみた。 プロット自体多分何処かに眠っているんだろう

          【死にたがりの男の子と生きるのが下手くそな男の子の話】

          『姑獲鳥の夏』との運命的な出会いについて

           こちらの文章は本にまつわるお話を題材にしたアンソロジーに寄稿した一文です。思春期真っ只中だった私の内面を大きく変えた一冊でした。私の文章を読んで、少しでも興味を惹かれたのなら、どうか一読してほしい。そんな一冊です。 【運命の一冊】  私の運命の一冊との出会いの前に、私がどういう子供であったのかを先ずは説明させて欲しい。私は、物語を『聞く』のは好きだったが、活字を『読む』のがとても苦手な子供だった。耳から入ってくる情報を処理するのは比較的得意だったので、母親や先生が読んでく

          『姑獲鳥の夏』との運命的な出会いについて

          黒子のバスケという漫画が私にもたらした変化について

           どうしてこの文章を書こうと思ったのか、自分でも定かではないです。この不安定な世情のせいで、会いたい人に気軽に会うことも出来ず、語りたいことを思い切り語ることも出来ない。ずっと小骨が喉元に引っかかっているような感覚があって不安なのか、焦燥感なのか、よく分からないものに苛まれ続けているからかもしれない。  私の中に渦巻く不確かな感情を文章で残したくなった。ただそれだけなのかもしれないです。そのきっかけになったのがとある方の推しについて書かれたエッセイでした。 創作されたキャ

          黒子のバスケという漫画が私にもたらした変化について