funafuty

旅行をしたり山に登ったりする、平々凡々な大学生。

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最近の記事

カナダを跨ごう 〜ローマも添えて〜 【14日目:モントリオール(2/2)】

さて、いよいよカナダ最終日である。とはいえ今日は日曜日、昨日に引き続き朝から旧市街地は人だらけで趣がない。しかもカナダ2週間目となるといよいよもって飽きが来ており、その上一昨日までのケベックがガチで良すぎタウンだったため、それと比べるとどうしても様々な点で都会っぽさがあるモントリオールの街並みが微妙に思えてしまうのだった。 ということで、観光もそこそこに、チェックアウトギリギリまで宿に居座った上で昨日見つけておいたお土産屋を順番に周り、カナダ土産を調達。明らかにカバンの容量

    • カナダを跨ごう 〜ローマも添えて〜 【13日目:モントリオール(1/2)】

      枕元に差し込んできた朝日で目を覚ます。ユースホステルの朝食で出てきたセサミベーグルに舌鼓を打ち、カメラ片手に街に出た。何はともあれ、交通機関が発達している街での街歩きの第一歩は「乗り放題パスを買うこと」である。「Weekend Unlimited」という、文字通り金夜~月朝までの週末地下鉄バス乗り放題の乗車券を書き込んだ。これは空港~市内間のバスも乗れる上、値段的に市内交通2コマと空港バス1乗車で元が取れるので今回の旅行にはぴったりである。 ところでここモントリオール(とケ

      • カナダを跨ごう 〜ローマも添えて〜 【12日目:ケベック(2/2)】

        昨晩最後に時計を見てからきっかり12時間後、目を覚ますと空も明るくなっていた。地下のオシャレな食堂で朝食を頂き、ザックだけ預かってもらっていざ出発。夕方発の電車に乗るまで、思う存分ケベックを楽しもう! さて、まずは天気が崩れる前にケベック要塞へと向かう。散歩がてら五稜郭のような構造の外壁の上を経由して受付に向かうと、ちょうど10分後からツアーが始まるとのこと。解説は英語だが、パンフレットにはなんと日本語版が用意されていた!しかも変な翻訳では無い自然なものである。 ツアーは

        • カナダを跨ごう 〜ローマも添えて〜 【11日目:ケベック(1/2)】

          実は人生初めての空港泊であったこの夜。見た目は汚いバックパッカーで、事前調査でもモントリオール国際空港での空港泊は安全とされていた(Sleeping in Airoortsとかいう物好きなサイト調べ)が、あくまで海外であることを踏まえ、念の為明るく人通りのある場所に寝床を構えた。2人ほどスマホの充電コードを貸してくれと声をかけて来る人がいたが、適当にあしらった。カバンを開ければlightningもUSB-Cもあるけど、返ってくる保証絶対ないだろ… 結果的にはほぼ一睡も出来ず

        • カナダを跨ごう 〜ローマも添えて〜 【14日目:モントリオール(2/2)】

        • カナダを跨ごう 〜ローマも添えて〜 【13日目:モントリオール(1/2)】

        • カナダを跨ごう 〜ローマも添えて〜 【12日目:ケベック(2/2)】

        • カナダを跨ごう 〜ローマも添えて〜 【11日目:ケベック(1/2)】

          カナダを跨ごう 〜ローマも添えて〜 【10日目:トロント〜モントリオール(1/1)】

          今日はナイアガラの滝を観光し、モントリオールまで北上する。まずはこの時期の平日朝には1本しかないNiagara Falls GO駅直通のGO trainに乗るべく、朝のトロントを疾走する。駅のスタッフに急かされながら乗り込むは、某都知事の黒歴史を具現化したかのごとき全二階建て列車のGO Trainである。 GO Trainはトロント駅を中心とした近〜中距離の鉄道輸送を担ういわば"M電"で、そのうち今回乗るLakeshore West線はオンタリオ湖沿いにアメリカとの国境の町

          カナダを跨ごう 〜ローマも添えて〜 【10日目:トロント〜モントリオール(1/1)】

          カナダを跨ごう 〜ローマも添えて〜 【9日目:カナディアン号(5/5)】

          長かった列車旅もこの日で終わり。まずは未明にどこかの街で運転停車をしている時に目を覚まし、研究室のmtgにオンライン参加する。先生、修論全然やってなくてごめんなさい。私は今オンタリオ州のど真ん中の森の中にいます…mtg終了後直ぐに二度寝。最後の寝台を思う存分味わおう。 日が昇ると、辺りには民家が目立ち始め、段々と街並みが都会らしくなっていく。最後のブランチを頂いて展望席に食らいついていると、一際目立つCNタワーを筆頭にトロントの高層ビル群が目の前に広がる。 1本だけだった

          カナダを跨ごう 〜ローマも添えて〜 【9日目:カナディアン号(5/5)】

          カナダを跨ごう 〜ローマも添えて〜 【8日目:カナディアン号(4/5)】

          4日目の今日は、オンタリオ州の森の中をひたすら東進することになる。視界も電波もないので、特に書くこともない。そこで、簡単に列車や車内の過ごし方の紹介などをしようと思う。 カナディアン号とは今回乗った「The Canadian (カナディアン号)」は、カナダ西海岸のバンクーバーと東海岸のトロントを4泊5日で結ぶ由緒正しい大陸横断列車である。運行元であるVIA鉄道(カナダの長距離旅客輸送を担っている)は観光客誘致に積極的なようで、公式HPに日本語verがあるのが驚きだ。とはいえ

          カナダを跨ごう 〜ローマも添えて〜 【8日目:カナディアン号(4/5)】

          カナダを跨ごう 〜ローマも添えて〜 【7日目:カナディアン号(3/5)】

          3日目の朝は、サスカチュワン州はサスカトゥーン駅から始まる。3日目最初の長時間停車駅だ。 日が昇るにつれ、辺り一面が朝靄に覆われていく。朝日に照らされたオレンジ色の朝靄の中を、これまた朝日が反射してオレンジに光る列車が気持ち控えめの速度で駆け抜ける光景はとても幻想的であった。千と千尋の神隠しで似たようなシーンがあった気がする。この列車には私以外にも何人かカメラに凝ったおじ様が乗り合わせており、展望車でお互い場所を譲りながら写真撮影に興じた。 3日目のこの日は、お隣マニトバ

          カナダを跨ごう 〜ローマも添えて〜 【7日目:カナディアン号(3/5)】

          カナダを跨ごう 〜ローマも添えて〜 【6日目:カナディアン号(2/5)】

          まずは昨晩の話をしておこう。 食堂車で初めてのディナーをとることになり、一人旅ゆえ必然的に他の客と相席になった私は、幸いにして同じコンパートメントのおば様の隣を割り当てられた。多少なりとも緊張は和らぐも、初めての食堂車に初対面の人達との食事、ましてや言語は超苦手な英語となれば、あまり平常心でも居られない。舞い上がった私は、注文を取りに来たウェイターの話す言葉が右から左へと流れてしまい、全く聞き取ることが出来なかった!! こんな時なんて聞き返せばいいんだっけ?あれ、メニュー

          カナダを跨ごう 〜ローマも添えて〜 【6日目:カナディアン号(2/5)】

          カナダを跨ごう 〜ローマも添えて〜 【5日目:カナディアン号(1/5)】

          何故この旅を計画したのか、その理由の全てがここからの5日間に詰まっている。 「学生の間に大陸横断をしたい」という安直な欲求は、必然的に「シベリアか、アメリカか、カナダか」という3つの選択肢にまとまり、ご時世的にロシアは行けないので、「AmtrackでCalifornia Zephyr」か「VIA RailでThe Canadian」かの2択に落ち着く。結局今回はスケジュール上の都合で後者を選び、まずは寝台の予約を勢いで取ってから、後付けで前後する旅程を設えたのであった。(そ

          カナダを跨ごう 〜ローマも添えて〜 【5日目:カナディアン号(1/5)】

          カナダを跨ごう ~ローマも添えて~【4日目:バンクーバー(4/4)】

          安息日 出国前、長期間の海外旅行を経験した友達から以下のようなアドバイスをもらった。 なるほど確かに4日目を迎え、少しばかり疲れも溜まってきたし飽きもきた。もとより安全マージンとしての滞在なので、無理に予定を組まず今日はゆるりと過ごそう。 ということで、午前中だけ「グランビルアイランド」に行くことにした。 ここグランビルアイランドは、かつては荷役に利用されていた倉庫群を一時の荒廃の後リメイクし、お土産グルメなんでもござれの観光地へとその役目を変えたものである。またここ

          カナダを跨ごう ~ローマも添えて~【4日目:バンクーバー(4/4)】

          カナダを跨ごう ~ローマも添えて~【3日目:バンクーバー(3/4)】

          乗りつぶしオタク 3日目はDowntownのユースホステルから市西側に位置するJericho beachのユースホステルに移動することとなるのだが、ただ移動するだけでは時間を持て余してしまうので、1Daypassを買って元を取ろうと思う。 バンクーバーの市内交通はTransLinkという組織がその管理運営を担っており (公的機関なのかどうかは不明)、"Compass Card"という交通系ICカードで共通利用できる。料金体系もかなりわかりやすく、市内が3ゾーンに分割されて

          カナダを跨ごう ~ローマも添えて~【3日目:バンクーバー(3/4)】

          カナダを跨ごう ~ローマも添えて~【2日目:バンクーバー(2/4)】

          紅葉を見にいこうよう ホステルで爆睡の後、7時に起床。そういえばユースに宿泊したのは中学生ぶりかもしれない。同室に4人が押し込められているタイプであるが、幸いこのような環境でも寝ることに抵抗がない人間なので助かった。 さて、カナダは大体日本+1ヵ月分の季節の進み方をしているとのことで、今や街中の紅葉も見ごろを終え、道路は落ち葉まみれになっている様子である。とはいえ、まだ一部の街路では赤や黄色に染まった美しい並木を見ることができる。現地の人たちにとっては日常の光景であろうか

          カナダを跨ごう ~ローマも添えて~【2日目:バンクーバー(2/4)】

          カナダを跨ごう ~ローマも添えて~【1日目:バンクーバー(1/4)】

          日系LCC、可もなく不可もなし まず初めに、ZipAirってどんなもんじゃいという点から。 何より、日系航空会社にもかかわらずオプション盛っても5万ちょいで北米に行けるというのは非常に魅力的である。同路線のFSCの半額以下で飛べるのはかなりありがたい話で、一応JALの子会社でもある (機体もおさがりだったはず) のでなにかと安心感もある。機内でもいい意味でサービスが最低限なので、気ままに過ごすことができるのもいいと思う。最近北米東海岸にも進出したらしいので、ますます人気も

          カナダを跨ごう ~ローマも添えて~【1日目:バンクーバー(1/4)】

          カナダを跨ごう ~ローマも添えて~【0日目:出国】

          10月28日正午、動線最悪の京成ホームからようやく脱出し、成田空港第一ターミナルは出発ロビーにたどり着いた。本旅行1発目はZIPAIRの16時成田発バンクーバー行。チェックインは13時からなので、機内持ち込み荷物と預け荷物の仕分けを済ませる。 そういえば、成田空港自体には何度も来たことがあるのに実際にここから海外に行くのは初めてである。普段は国内線で羽田しか使っておらず、唯一Peachを使ったときに1回だけ成田の2タミに行った覚えがある。何よりこの空港はアクセスが悪すぎるの

          カナダを跨ごう ~ローマも添えて~【0日目:出国】