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短歌 たんか タンカ

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小学二年生の娘が毎日、一生懸命、指を追って短歌を詠んでます。
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2020年3月の記事一覧

小学一年生の短歌 #11 雪

小学一年生の短歌 #11 雪

日曜日はとても寒くて東京では雪も降りました。娘はいつもと違う風景に興奮しているようでした。

さむいふゆ パラパラパラと ゆきがふる
ストーブつけて くつ下はいて

これは去年の年末の雪が降ってない時に雪が降ったことをイメージして作った一句です。

ストーブはあまり見かけないですが、ちょうど出かけた場所にストーブがあって、「見かけたことないでしょ?」と話しかけらたところでした。今、住んでいるエリア

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小学一年生の短歌 #10 コロナ

小学一年生の短歌 #10 コロナ

てあらいで コロナウィルス よぼうする
はやくくすりを かいはつしてね

ほんとにそう思うよ。

小学一年生の短歌 #9 パスタ

小学一年生の短歌 #9 パスタ

きょうのよる だいこうぶつの ナポリタン
ベーコントマト ピーマンきのこ

この雑な感じ、逆に好きでした。
4文字の材料と3文字の材料を足して7文字。

算数にもなります。

小学一年生の短歌 #8 最初の一句

小学一年生の短歌 #8 最初の一句

2019年の冬休み初日から短歌を始めました。冬休みの間やってみようかなくらいの気持ちでしたが、気づけば3ヶ月です。このまま続けば、来週には100句となります。

ふゆやふみ しんかんせんで 金ざわへ
どんどんけしき うしろにいくよ

これが初めて詠んだ句でした。新幹線が前へ進んでいるのではなく、景色が後ろに行くように見える、なんかその感覚覚えてるな、と思いました。

娘と話しました。

「もうすぐ

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小学一年生の短歌 #7 休校

小学一年生の短歌 #7 休校

2020/2/28
とつぜんに 休校になる おどろいた
みんなにあえず しょんぼりするよ

2020/3/2
つまらない いえから出ずに よるになる
テレビはあきた そとへいきたい

休校が決まってもう1ヶ月近くが経ちました。仕事も在宅になったり、いろんなことがキャンセルされたり、調子が狂います。薬局の長蛇の列を見るのも疲れます。毎日のお弁当作りも大変だし、子供が何よりつまらなそうです。。

休校

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小学一年生の短歌 #6 パパ

小学一年生の短歌 #6 パパ

おとうさん いつもスーツで しごといく
じつはいえでは ミッキーパジャマ

ミッキーパジャマはユニクロで娘が夫に選んだ柄です。むすめの短歌では「笑い」を狙ったものも多く、私が大笑いすると喜びます。

「実は」というところが気に入っているようです。

小学一年生の短歌 #5 CO2

小学一年生の短歌 #5 CO2

「わたしたちの家は家事です」という絵本を図書館で偶然見かけて、絵もタイトルも印象的だったので内容も知らないまま借りて娘に渡してみました。「何これ!おもしろそう!」とすぐに読み始めました。

どんな話だったの?と聞いてみると、

「グレタさんって人がいてね、おとなしくて、お友達とかいない子なんだけど、地球温暖化のことを知って、学校をストライキして地球が大変だってみんなにつたえようとしたの。それがだん

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小学一年生の短歌 #4 涙

小学一年生の短歌 #4 涙

7歳の娘と4歳の息子、やっぱり喧嘩します。喧嘩の原因はモノの取り合いなど小さなことです。息子は口では絶対勝てないから姉にグーでパンチしたり、蹴りを入れたりします。100倍にして返されるのに、、と思いますが挑んでいきます。娘は息子がわからないような難しいクイズを出し、「へーわかんないんだー」と自分を大天才だと信じている息子のプライドを傷つけます。

そして二人号泣。まさに地獄絵図。歴史の教科書に載せ

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小学一年生の短歌 #3 ドラえもん

小学一年生の短歌 #3 ドラえもん

おしえます タイムマシンが あったなら
みらいはみない おたのしみだよ

みんな大好きドラえもん。娘も大好きで毎週見ています。ふと、ききたくなって聞いてみました。

「タイムマシンがあったら未来に行きたい?過去に行きたい?」

娘はまようことなく「過去!」と答えました。

理由を聞くと、「未来はこれから自分で見れるけど過去は見れないから」とのこと。少し哲学的です。

学校まで行く途中、寝る前の時間

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小学一年生の短歌 #2 明日

小学一年生の短歌 #2 明日

またあした きこえてきたよ それきくと
なんだかその子 うらやましいな

学級閉鎖が決まった日の夕方に、娘と歩いていたら、誰かが誰かに「またあしたね〜。ばいばーい」と言っているのが聞こえました。それを聞いて、「いいな、また明日。わたしは『また明日』って言えないんだよ。学級閉鎖だから明日はみんなに会えないんだよ」と言ったのを聞いて「また明日」と言う言葉の強さを感じました。

小学校1年生の短歌 #1 本

小学校1年生の短歌 #1 本

本よむと 字が目の中に とびこむよ
字がえになって うごきだすんだ

本好きな娘から「本を読んでいると、頭の中にあるタンスに字が入って、そのタンスには穴があって、その穴から落ちると字が絵に変わって漫画みたいに動きだすの」と教えてくれました。とても独特で面白かったので、短歌にしてみよう!とつくりました。「とびこむよ」の表現に苦労しました。

短歌 たんか タンカ

短歌 たんか タンカ

小学校1年生の娘が短歌を始めました。きっかけは、いくつかあります。

授業で短歌を読んだこと。宮澤賢治のおはなしを読んでとても気に入り、伝記も読み、彼が短歌を作っていたことを知ったこと。そして友人から、幼稚園から短歌を詠んでいた小林理央さんの短歌集「歌集 20÷3」を教えてもらったことなど。

宮澤賢治全集はいろんな種類があり選ぶのが難しいですが、低学年向けだと「宮澤賢治のおはなし」シリーズがおす

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