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調子がよい日に頑張らない


2024年12月4日(水)朝の6:00になりました。

棄てた一粒の柿の種、生えるも生えぬも甘いも渋いも畑の土のよしあし。

どうも、高倉大希です。




書いたら、走る。

新しい習慣づくりに、挑戦中です。


走るというのはおもしろいもので、その日の身体の調子が一発でわかります。

日によって足の重さが、驚くほどに違うのです。


そんな中で、気をつけていることがひとつあります。

それは、どれだけ調子がよくても頑張らないということです。


親も先生も、反復練習をすっ飛ばして、個性を伸ばすことに躍起になった。たしかに、反復練習に個性はないように見えます。でも反復練習をしないと、個性なんて出ません。

養老孟司(2023)「ものがわかるということ」祥伝社


今日は調子がよいから、すこし距離を伸ばしてみよう。

今日は調子がよいから、すこしペースを上げてみよう。


わたしたちは迂闊に、このような判断を下します。

そして、調子がわるい日にこんなことを言うのです。


「あのとき頑張ったから、今日はべつにいいか」

こうして多くの習慣は、習慣と呼ばれる前に消失してしまいます。


これは自分でいつも反芻していることなんですけど、製品をつくるというのは、ごまかすと最後は絶対にうまくいきません。つくっているときに「ここは少し気になるけど、まあ大丈夫だろう」と思ってそのままにすると、市場に出ていったときに、必ずそこが問題になるんですね。そういうことを何度も経験しています。

石川善樹(2020)「考え続ける力」筑摩書房


はじめが肝心、とはよく言ったものです。

日ごとに変わる調子によらず、淡々と粛々とこなすことが求められます。


つい、下振ればかりに気を取られてしまいがちです。

前述のとおり、上振れにこそ危険性は隠れています。


その瞬間だけを見て、判断してはなりません。

ときには頑張らないという選択が、未来につながることもあるのです。


僕はね、あらゆる要素が下振れしたときに出る最低限の結果、それを『実力』って呼んでる。しっかり緊張して、失敗して、安心して下振れしてきなさい。それで十分に君は通用するよ。

松本直也(2024)「怪獣8号 13」集英社


12月中はひとまず、毎日 3km 走ります。

調子がよい日もわるい日も、変わらず 3km 走ります。


気分が乗る日も乗らぬ日も、足が痛い日も痛くない日も。

毎日変わらず、3km 走り続けます。


じつは結構、自信があります。

毎朝6:00に得てきたものが、あまりにもたくさんあるからです。






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高倉大希
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