見出し画像

冬になれば日本酒の生原酒を飲む。そんな幸せ。もし知らなかったら、損しているよ。

日本酒好きですか?
そんなに好きじゃない。
まあ普通?
ちょっと辛いのが嫌い。

感想は、色々あると思うのですが、その前に、日本酒の生原酒飲んだことあるでしょうか?
もっといえば、無濾過・生酒・原酒です。

特定の時期、特定の場所でしか飲めないレアな日本酒がある。

通年、お店で売っている日本酒。
このお酒は、出荷するまで原酒に対して、以下のような処理をしています。
① 殺菌のため加熱(火入れ)
② 不純物を取り除く(濾過)
③ 水を加える(加水)

これは、お店で出荷するためには、品質管理が難しくなってしまうための処理です。
その処理をしていない原酒は、昔は酒蔵でしか飲めないお酒でしたが、最近では、特定の時期であれば、一般の市場でも購入できるようになりました。

レアな日本酒のキーワードは、「生酒」「原酒」「無濾過」です。

ある程度レアな種類は、日本酒本来の風味や味を生かすため、「生酒」「原酒」「無濾過」といういずれかの造り方をしています。
同じように見えますが、基本まったく異なる造り方です。

・生酒
加熱処理をしていない日本酒のことです。
しぼりたての新鮮な香りや風味を味わうことができます。

・原酒
加水(水で薄める)していない日本酒のことです。
ちなみに加水するのは、アルコール度数を下げるためです。
(なぜアルコール度数を下げるのかは、酒の販売制度などいろいろと諸事情がある・・のですが、飲みやすくする目的もあるようです。)

・無濾過
濾過をしていない日本酒のことです。
濾過した酒と比べると味や風味がしっかりと味わえます。

この「生酒」「原酒」「無濾過」は、異なる造り方ではあるのですが、これが全部そろっている「無濾過生酒原酒」と呼ばれる日本酒があります。
このレアな日本酒は、非常に新鮮で濃い味わいのお酒が楽しめます。

冬の京都の伏見では、この「無濾過生酒原酒」のお酒が飲める

画像9

この美味しい日本酒の要素である、「生酒」「原酒」「無濾過」の3つをすべて兼ね備えた、パーフェクトな日本酒ですが、冬の京都の伏見で飲めるのですよ。

伏見は、約1400年くらいから、酒どころとして知られるようになっている日本酒の名産地です。
あの月桂冠の酒造も、伏見にあります。

つまり、分かりやすく言うと、京都の伏見は日本酒のメッカなんです。(異論は認める)

驚きの味変化 生酒「たれ口」

画像9

毎年、冬の伏見に行く目的。それは、生酒の「たれ口」飲むためです。
この「たれ口」は、日本酒があまり好きでない人でも、おススメです。

一番の驚きは、味の変化です。
飲み始めは、フルーティな香りと味。
そして、サッパリした味に変わります。きっちり締めてくれるんです。

そんな感じで、一口飲んだあと、口の中で変化する味の変化が楽しいんです。

蛇口から酒が出てくる「富翁」

画像10

もう一つのお目当ては「富翁」というお酒。
このお酒は、サッパリ系。潔い味わいです。

そして、自分が気に入っているのが、その酒造に行き、その場で瓶に詰めてもらえる量り売り。

その量り売りですが、なんと壁の蛇口から日本酒が出てくるんです。
なにこの大人のパラダイス!

日本酒が楽しめる「酒と米 おきな屋」

というわけで、行ってきました冬の伏見

いやいや、今までが前振りかよ。
長すぎんだろ。(オイ)

というわけで、毎年恒例になっている伏見に行ってきました。
まあ、こんな状況なので、いつも通りには行けませんが・・。

まずは一番のお目当ての「たれ口」
これを一番美味しく味わうには、伏見の鳥の名店『鳥せい』が一番です。
元の酒蔵を改装した老舗居酒屋になります。
鳥料理も美味しく、お酒がすすみます。

ただ、今はこんな状況ですので、さくっとランチと「たれ口」を飲んで、退散。でもランチ美味しかったですよ。

画像7

やはり、お店も、いつもは行列ができて1時間待ちもざらなんですが、今日は、人もまばらでした。

伏見の鳥の名店『鳥せい』で、山本本家の蔵出し生原酒と名物「鳥串焼き」に酔いしれる


そして「富翁」をゲット!
こちらは、ここでしか手に入らないので、購入しに来ているお客さんが、けっこういました。

画像8


伏見のお酒以外のおすすめ

まあ、酒じゃ酒じゃとばかり言っていたら、なにこのアル中とか思われかねないので、伏見のほかのスポットもご紹介。

●歴史を感じさせる街並み
白壁の美しい酒蔵が立ち並び、その間を琵琶湖疎水からきた水が流れるます。
また、坂本竜馬が逗留していた旅籠・寺田屋もあります。竜馬がここで襲撃された場所ですね。

画像5

●絵本やのこたち
こだわりの絵本の品揃えが圧巻の本屋さんです。
ただ、ここは、知らない人も多いのではないか?
なぜって、民家の庭にあるからです。

普通に歩いていたらたどり着かない、そんな隠れ家的なことろも魅力的です。
何人たどり着けるかな?


画像6

いろいろ歩き疲れたので、カフェで一休み。
手作りケーキとコーヒーに癒される。

画像7

そして猫にも癒される。

画像8

四季による食の贈り物を楽しもう

今は肉も野菜も果物も、そしてお酒も一年中お店に並んで買える時代。でもこの生酒のように、ある時期にある場所でしか楽しめない食もあります。それは四季の贈り物。
四季を感じながら、その贈り物を楽しみましょう。

そして、節関西圏に住んでいる方、もしくは日本酒好き方は、ぜひ冬の伏見にいって、「無濾過生酒原酒」のパーフェクト日本酒を味わっていただけたらと思います。


東のテツ
スキ、フォローしてもらえると、うれしいです!

#エッセイ #ダイエット #料理 #習慣にしていること #健康 #レシピ #食 #40代 #体験記 #体調不良 #体質改善 #痩せたい #腸活 #50代 #腸内環境 #発酵食品 #コロナ太り #ぬか漬け #我が家の秘伝レシピ #毎日note


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集