いえかきおじさん
家や暮らしの建築的な情報を、多くの方にもっと身近に感じてほしいから書きます!食育があるのであれば住育も。そして私の経験なりに発信できる情報を!随時更新中!
雨漏りをはじめ、家に実際に起きた悩みごとを綴っています。一般の方だけでなく、現場実例情報を蓄えた実務に意欲的な設計士さんや建築士さん、専門業者さんの一助になれれば幸いです。
家の経年劣化について、広い角度から意見させていただきます!
とても地味な情報集です。住んでいる方々が経年で実際に起きた修理例を具体的にまとめています。たったひとり、誰かの参考になりますように!
これからの社会生活で必要性が増す「ホームインスペクション』という仕事。感じたこと・思うこと・ジレンマなど、舞台裏の気持ちを記録に残しておこうと思います.
突然ですが…トイレの水を流すとき、 便座やフタをどうされてますか? 習慣① 便座もフタも、あげたまま 習慣② 便座はおろし、フタはあげたまま 習慣③ 便座もフタも、その都度おろす 今まで…①のかた、②も③のかたも様々 いらっしゃいました。 1 衛生的な知識①や②の状態で、 フタを下ろさず水を流すと目に見えない しぶきがトイレ内に飛散します。 衛生さが気になる方は。③のように 水を流すのが気持ちよいでしょう! ANNニュースさまyoutubeより引用 2 便座やフ
ドアが開け閉め出来るのは、丁番があるおかげ…。 使用頻度が多いドアでは、経年でドアが枠にこすったり、ぶつかったりすることもあります。 ドアの位置がズレてくるからですね。 そんな時…丁番によっては、 ドア位置を微調整できるタイプと 微調整できないタイプ があります。 ドア位置を微調整できるタイプは、 上下左右で調整限度がありますが直すことが できます!試してみて下さい。 大工さんや建具(たてぐ)屋さんに頼んでみましょう! 次の写真のような、微調整できないタイプ でしたら
私はホームインスペクター(住宅診断士)という仕事をしています! …と挨拶すると、 わかりにくい職業だけに しばしばこんな質問が返ってきます… 不動産鑑定士さんなの? あるいは、 土地家屋調査士さんなの? です。 専門でない方にしてみれば紛らわしいですね。 そこで、 不動産鑑定士さんと、 土地家屋調査士さんと ホームインスペクターである住宅診断士とは 何が違うのか? 簡単に整理してみます! ●不動産鑑定士とは? 実際に不動産鑑定をしている方から 端的に表現してい
人が住まなくなった家に入ると…排水くさいことが多いのは何故でしょうか? ●排水は「もともと」どうなってる? 排水口付近の一例をみてみましょう! キッチン流し台から。 次に、洗面台の排水。 更に、トイレ。 共通して言えるのは… 「水たまりができる部分がある」です! 何故、水たまりがあるのでしょうか? ●水たまりが臭いを防いでいます! 洗面台の例で下記イラストみて下さい。 S字やP字の曲がり部分にたまる水が、臭いを室内に入れない役割を果たしています! 台所流しも
「家の傾斜」と聞くと ビー玉コロコロ……。連想されると 思いますが、イメージ優先先走りは これもまたどうかと思います。 傾斜がなぜ起きてくるか、を 専門業者も一般の方も分け隔てなく ある程度まで知識として 知っておくことは重要です! そこで、家の傾斜について、 できるだけわかりやすくお話しながら 家のメンテと密に関係していることを 知っていただきたいです! ●柱の組み合わせで作られる家の場合 例えれば、家には何十本もの柱(=人)が 24時間365日「組み体操」をしてい
建築工事ではよく、『ようじょう=養生』という言葉が使われます。一般の方も見積書で見る機会があるはずです。これは何?… 養生(ようじょう)とは、 ① 工事する場所や範囲において、 ② 工事で発生するホコリ、粉じん、液体等が ③ 家の床、壁、窓、家具などに付いて 汚れないようにするため… ④ シートや保護材で覆ったり敷いたりする ことを言います…。 また、 ② 家の中で材料を運ぶなどの際に… ③ 材料を壁やドアに当ててしまったり、 落としたりし
図面を見ることといえば、家を建てる時! でしょうか…。 必ずお目にかかるものだと思います。 いわゆる設計図といったようなもの… 上から見た平面図。 そして建物の外観がわかる立面図。 敷地のどの位置に建物が建つか表す配置図。 など、図面の種類はこれ以外にも多種多様、 存在します。 その図面は一体何のためにあるでしょうか? 大きく分けると…私的には 3つに分けられると思います。 一つは、 一般の方がそれを見て、 いいなとか、 感動したりするためのもの。 次に…つく
築11年目に入る方がおられます。 新築当時は、お母さまと二人暮らし。 介助が必要で、手すりはじめ介護できる平屋住宅を建てたい!と娘さん。 建てる場所に難題がいくつもありながら 一つ一つ課題をクリアしながら打ち合わせは続き、 具体的な相談開始から1年半程度かかって ようやく新居生活をお母さんと スタートされました。 引っ越しは、私達家族も手伝いました。 設計そして建築工事まで相談されたいきさつから もはや第二の家族のような関係になっていました。 そんなお家もあっという
ローン組んで買ったマンション! 年金貰う頃には「ローン完済」しているから 年金貰うようになったら家賃払わなくて よくなるね〜頑張ろ〜!! …そんな感覚でいたそうです… 確かにローンは終わりました。家賃感覚で 懸命に払い続けた一方で、 マンション所有している限り、 修繕積立金は一生払い続けることに対して 心がまえが楽観的すぎたかも知れない… と感じておられるそうです…。 分譲マンションだって…共有部分を 維持管理しなければなりません。 大規模修繕工事は必要!! メンテナ
①床下の作りで違いがある?!自然換気されにくい床下の家はジメジメ傾向が。 床下が自然換気されるように作られている家がほとんどですが、作り方は複数あります。下記イラスト左は「基礎に穴があいて換気する作り」 右は「基礎に穴がないけど換気する作り」です。 左の場合……穴の配置やピッチ数によって、床下の換気がうまくされにくく、ジメジメしやすくなる傾向が見られます。 それとら別に、寒冷地では30年以上前から「基礎を断熱する作り」があります。この場合の床下は、室内の一部として扱うので、
唐突な書き込み失礼いたします。 私は…ホームインスペクションという、まだまだメジャーではないと感じる仕事をしています。 仕事のひとつに、売られている家の経年劣化状況を調べるメニューがあります。 荷物が全くない家を調べることも多いですが、住んでいる状態や住んでいない状態どちらでも、いざ調べる段階に荷物が『多い』家を調べることだってあります。 ●調べようがあるんですが…①傾斜具合の測定があいまいになる 物が多すぎる場合…身動きが取れなくなるということもそうですが、『壁や床
家の水まわりが古くなり、新しくリフォームする場合です。どんなキッチンやトイレにしようか…?も大切。そして同じくらい…肝心かなめの水道管も業者さんに点検してもらい、新しく替えたほうがよいか?一緒に検討したいですね! 最終的に目に見える「設備だけ」を替えるケースはよく見られます。突然壊れて交換が必要になるケースもあれば、積極的に交換リフォームする場合でも出来るだけリーズナブルにしたいというケースも少なくないでしょう…。 一方で…トイレやキッチンをはじめ給湯器など、それらが設置
井戸水は、水質検査を受けましょう! 昔に比べるとかなり少なくなった、各家庭での井戸水。私も小さい頃、実家敷地内に井戸水らしきものがあった記憶があります…が、いつの間にかなくなっていました。 有料になりますが、毎年水質検査を行政で推奨しています。地下水は昭和時代に比べ、化学物質や土壌汚染など社会課題が蓄積されています。異常があればお知らせして欲しいと、行政広報に掲載されていたりします。 飲水で使用していてもそうでなくても、人や家と同様に定期的に水の点検は必要でしょう!行政に
私はホームインスペクションの仕事をしています。 戸建の新築やリフォームする時をはじめ…戸建中古を購入する時に家を健康診断する仕事以外にも、その後に起きた家の不具合や工事業者とのトラブルについても『第三者専門家として見解して欲しい』という相談がきます。 その不具合トラブル相談を長年経験して感じていることです。 専門家としてする事の多くが『コンサルティング』です。出来事に対して「どうすればよいか?」アドバイスや提案をすることになります。 経験すればするほど「増えた引き出し
家の床がきしむ要因は何でしょうか? 様々な事例から整理してみます! ①板同士がこすれている 無垢材の床は特に…板と板の境目がこすれて発生〜きしむことがあります。 ②板の継目がゆるんでいる 床を張ってしまうと見えなくなりますが…木材の場合、板と板の継目であるサネ(=凹凸形状で差し込み)が、乾燥収縮変化などで痩せや変形が起こり、サネ部分に隙間や緩みが出来てしまう影響で、踏み方によりきしむ場合があります。 ③釘が浮き上がっている 板を留めていた釘の一部が若干浮き上がって
異常気象といえども毎年「梅雨」の時期がきます。 梅雨時期はジメジメというイメージを多くの方が持ち、そして、ジメジメといえばカビを想像してしまいます。家にカビが増えやすくなる要因をあげてみましょう。 ●浴室など水まわりの換気不足お風呂場やキッチンなど、人が使えば湯気や湿気が発生します。換気扇を使用して湿気を外に排出しないと、室内に湿気が停滞し、カビ発生を増やす要因を自ら作ることになります! ●室内干し洗濯物から出る湿気天気のよい日は外に干せる洗濯物も、雨の日をはじめ室内干