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【実例談】建築トラブル相談に必要と感じる2つの『◯◯〜ング』

私はホームインスペクションの仕事をしています。

戸建の新築やリフォームする時をはじめ…戸建中古を購入する時に家を健康診断する仕事以外にも、その後に起きた家の不具合や工事業者とのトラブルについても『第三者専門家として見解して欲しい』という相談がきます。

その不具合トラブル相談を長年経験して感じていることです。

専門家としてする事の多くが『コンサルティング』です。出来事に対して「どうすればよいか?」アドバイスや提案をすることになります。

経験すればするほど「増えた引き出し」を使って、具体的な現象や出来事に向き合うことになります。


一方で…ほぼ全ての方に当てはまり、もう一つしてきた「〜リング」が…『カウンセリング』です。
私は今…本格的にカウンセリングを学んでいる最中だから気がついたことでした。


建築トラブルを通して、物理的な不具合があっただけでなく、「工事業者とのやりとり」に多くの方がストレスや不満を抱えている実態があり、

物理的な解決はもとより、同じくらいに、精神的なストレスや後悔や不満の解消が必要になることを肌で感じてきました。

今までもカウンセリングできたとは思っていません。が、トラブル相談をお聞きする過程の中でするコンサルティングの他に、


☑ 状況やいきさつを理解しようと努めたこと
☑ 現場や実務経験をもとに、トラブル時に感じた建築主の気持ちだけでなく、相反する工事業者の立場や傾向、について思い量れること


を、ご相談者様に対して共感や同意や理解を表現することができ、ご相談者様が「私達の気持ちをあなたには理解して貰えたかもしれない…」と、モヤモヤ払拭がある程度出来た!それは良かった!と感想をいただくことが多くあったからです。


カウンセリングを本格的に学んでいる理由は建築トラブル相談のためだけではありませんが、カウンセリングは学べば学ぶほど私は難しく、コンサルティングとは明らかに違う心構えや人間性が必要になります。いやはやどうなることやら…。


ただ…これからの建築トラブル相談にも、コンサルティング人材だけでなく、カウンセリング人材は必要だなあ…と感じているという話でした。



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