【住育つぶやき65】図面って…見て楽しむもの?それとも?
図面を見ることといえば、家を建てる時!
でしょうか…。
必ずお目にかかるものだと思います。
いわゆる設計図といったようなもの…
上から見た平面図。
そして建物の外観がわかる立面図。
敷地のどの位置に建物が建つか表す配置図。
など、図面の種類はこれ以外にも多種多様、
存在します。
その図面は一体何のためにあるでしょうか?
大きく分けると…私的には
3つに分けられると思います。
一つは、
一般の方がそれを見て、
いいなとか、
感動したりするためのもの。
次に…つくる家について、
一般の方と建築業者が打ち合わせして
基本的なカタチや内容を
決めていくためのもの。
そして3つ目は?
現場で実際に工事に携わる大工さんはじめ
関わる工事業者さんに工事内容や作り方を
伝えるためのもの。
3つ目については、
工事業者さんに伝えるために必要なものですので
例えばCADソフトで綺麗に書くかどうか?
というのはあまり重要ではなく、
むしろ…
手書きで線がちょっとぐらい曲がっていても
「しっかり伝わる」のなら
綺麗に描くことにこだわりすぎなくて
よいのでは?と考えます。
綺麗に書こうとして、時間や工事タイミングに
間に合わなかったり、現場でトントンする業者
さんにしっかり伝わらなければ、
3つ目の図面の目的は果たせません。
ということで、この…3つ目の図面を、
☑ 書ける人材
☑ 伝えられる人材
が、建物規模に関わらず
だんだん減ってきているようです。
特に修理や修繕などでは、
どう直すか現場を見ながら工事業者さんと
検討や話し合いすることが多々あります。
その際…曲がっていようが何だろうが
工事業者さんが知りたい情報を満たせれば、
必ずしもきれいなまっすぐな図面ではなくても
その場で手書き漫画でもイラストでもよいのです。
但し…伝えた内容や書いた内容は
責任を持って記録や保管するといった
配慮は必要ですね!