【住育つぶやき67】 なぜ排水くさい空き家が多いの?
人が住まなくなった家に入ると…排水くさいことが多いのは何故でしょうか?
●排水は「もともと」どうなってる?
排水口付近の一例をみてみましょう!
キッチン流し台から。
次に、洗面台の排水。
更に、トイレ。
共通して言えるのは…
「水たまりができる部分がある」です!
何故、水たまりがあるのでしょうか?
●水たまりが臭いを防いでいます!
洗面台の例で下記イラストみて下さい。
S字やP字の曲がり部分にたまる水が、臭いを室内に入れない役割を果たしています!
台所流しもトイレも作りは違いますが、仕組みは一緒です。
●水が蒸発するから臭う…???
人が住まなくなると、生活しなくなると、
台所もトイレも洗面も使わなくなりますね。
水たまりにあった水は蒸発してなくなります。
すると…どうなるでしょうか?
排水の臭いが室内に漂ってきますね…。
これが…人が住まなくなった家が排水臭い!
理由の基本要因です。
住み始めてしばらくすると排水臭がしなく
なるのもご理解いただけると思います。
空き家を管理する方々の中には、定期的に水を
流して水たまりをあえて作っている方もいます!
水を停止していても、空きペットボトル数本に
水を入れ持参すれぱOKです。
寒冷地では冬季に水たまりが凍る可能性ある為、
車のウォッシャー液同様、不凍液を流して
水たまりを作ることを勧める水道業者さんも
いらっしゃいます。
このような配慮をしていても…排水臭かする場合は
他に要因があるかもしれないので、水道業者や
インスペクターに調査してもらうとよいでしょう!