マガジンのカバー画像

保存版😊

247
また読み返したいnoteを集めた私のブックマーク的マガジン
運営しているクリエイター

2020年5月の記事一覧

愛する娘のでこっぱち

愛する娘のでこっぱち

わたしの娘は、頭が大きい。

大きくて、かわいい。

笑顔でそう言えるようになったのは最近の話だ。



娘は、生まれたときから大きめだった。

むしろ生まれる前から産科医に「頭が大きめだから難産になるよ」と言われていた。

生まれてからも看護師さんや助産師さんに会うたび、「ご両親とも小柄なのにすごく大きいねえ」「指長いねえ」「親戚に外国の方でもいるの」などと、たくさん言われた。

正直なところ

もっとみる
夢を語る人を止めるなら、風呂を焚いてほしい。

夢を語る人を止めるなら、風呂を焚いてほしい。

 あるカフェで、20歳くらいの若者が、
「おれ、ミュージシャン目指しているんだ」
 と夢を語っているのを聞いた。
 すると、近くにいた友人たちが
「え、やめなよ。音楽学校出身でもないのに。普通に就職しなよ」
 と言ったり、
「君なんかには無理だよ。ミュージシャンで食っていけるなんて一握りなんだぜ」
 と言って、しばし口論となった。
 僕は隣の席で、ぬるくなったコーヒーを啜りながら、耳に入ってくる青

もっとみる
#プロフィール更新祭り 【最終まとめ】みんな並べてみた

#プロフィール更新祭り 【最終まとめ】みんな並べてみた

2020/4/22(水)から5/24(日)と個人企画としては長い開催期間だったプロフィール更新祭り「みんなで一斉にプロフィールを更新してみよう」という企画に、遅刻組も含めましてみなさまご参加ありがとうございました!

さっそくですが【最終まとめ】と銘打って全参加者の一覧を作ってみますね。
期間中1週間ごとにまとめてはいましたが、一堂に会したところを「私が」見てみたいのでやります。

では、行きます

もっとみる
エモーショナル

エモーショナル

「年上の友人ということでお願いします」

3月22日にピースオブケイク社で開催予定だったイベント『ロバートとベートーヴェンとの対話』。これは、イベント運営にあたり、たくさんの知恵と助言をくださった池松潤さんの言葉です。表に見えない部分の課題を次々と言葉にして「見える化」し、当日までの段取りを美しく整えてくれました。その聡明さと手際の良さに驚き、救われた気持ちになった僕は、感謝の言葉と共に「人生の先

もっとみる
#プロフィール

#プロフィール

心が動いた瞬間を切り取りたい。そんな思いで書いています。きっかけになるワンシーンは今かもしれないし過去かもしれない。

九州出身で、現在はアメリカ在住。本業は、フリーランスの編集者です。情報誌やフリーペーパーの制作会社を経て、いまはWebメディアを中心に企画・構成・原稿チェックのお仕事をしています。最近は視認性アップやライティングサポートの案件も多いです。ジャンル問わず。

■自己紹介代わりのno

もっとみる
noteでの活動を振りかえって。 #プロフィール更新祭り

noteでの活動を振りかえって。 #プロフィール更新祭り

さぁ自己紹介!って言われるとなんだかとっても構えてしまうけれど、「noteにおいて自分がどんな存在なのか」にフォーカスしたらそれなりに書けそうだ。

5/30(土)(日本時間)まで遅刻組への猶予期間です!

主催者であるマリナさんのこんな呟きを見つけたので、今回はそれに甘えて企画に参加させていただきます!

ありがとうマリナさん。
それではぼくの、 #プロフィール更新祭り 。よろしくお願いしま

もっとみる

誹謗中傷かどうかよりも、批判の量のほうが問題じゃないかなという話

悲しい事件がおきて、インターネット上での誹謗中傷が問題になっています。

「自分も誹謗中傷されて困っている」「誹謗中傷をやめて」などと、有名な人たちが発言したり、テレビで「SNSが問題だ」と特集組まれたりしています。

で、それに対する解決策がいろいろなところで書かれていますが・・・。

20年くらい、インターネットコミュニティ界隈にいて、自分でも運営をたくさんしてた経験からすると、割と的外れなも

もっとみる
【初心者】文字書きが初めて文庫エッセイ同人誌を完成させるまでにお世話になったリンクまとめ

【初心者】文字書きが初めて文庫エッセイ同人誌を完成させるまでにお世話になったリンクまとめ

※このnoteは、”同人誌など「紙の本」を自主制作してみたいけれど、まだ一度もやったことがなくていったい何をどうしたらいいのか右も左もわからない状態の文字書きの方(数ヵ月前の私)”に向けて書いているものです。

すこし前、文学フリマに初出店するのを目標に文庫サイズのエッセイ集を自主制作しました。

本づくりの知識はゼロ。編集や校正はまだ勘どころがわかるものの、レイアウトやデザイン、印刷などはほんと

もっとみる
優しい王国の、はだかの王さま

優しい王国の、はだかの王さま

「でも、王さま、はだかだよ。」
 とつぜん、小さな子どもが王さまに向かって言いました。
  ――――「はだかの王さま」大久保ゆう訳(青空文庫より引用)

 優しい、という言葉はいつも私にとって恐れをともなう。「あの人は優しい」、「あいつは嫌な奴だ」そういう言葉は目に見える身近な社会だろうが、見ることさえできない遠くの世界だろうが、変わらず気軽に飛び交っているように思います。私はこの言葉がひどく怖い

もっとみる
埜嵜くん

埜嵜くん

埜嵜(のざき)くん、という同級生がいた。

幼稚園から小学校2年生まで同じクラスだった男の子。丸まると太って、無口で、赤ら顔の男の子だった。いつも少し汗をかいていた。
よく、中庭側に開いたドア横に置かれたカメの水槽を、しゃがみ込んでじっと見ていた。晴れの日も雨の日も、大きくて丸い背中をみんなに向けて、埜嵜くんは動かないカメよりも動かなかった。

幼稚園の頃はお迎えにお母さんがいらしていたが、背の低

もっとみる

もうすぐnote一周年なんだって。

だから、どうした、という話でもあるのは百も承知で、すこし書いてみようかな、と思いまして…笑

最初の記事を投稿してから、約一年が経ちます。どんな活動をどれだけしてようが存在さえ残しておけば、一周年は誰のもとにもめぐってきます。別にそれ自体はすごいことでもなんでもなく、ただの時間経過です。とはいえ、他の投稿サイト(創作系という括りで言えば)で活動した経験が無いので、もしかしたら他の場所だったら一ヶ月

もっとみる

すべての入試はそろそろ消滅すべきだ

いつもと完全に同じで、マーケティングっぽい人たちがわっさーと群がっている。何に群がっているのかというと、「デジタル・トランスフォーメーション」という言葉に群がっている。昨今の社会情勢で誰もかしこもデジタル・オンライン化しなくてはいけないぞ、ということになっていたり、何ならこれを「商機」なんて捉えている人も多いので、みんな「デジタル・トランスフォーメーション」と言い出す。

デジタル・トランスフォー

もっとみる
"Time" 徒然(宇多田ヒカルと小袋成彬と色々)

"Time" 徒然(宇多田ヒカルと小袋成彬と色々)

やや遅れて宇多田ヒカルの新曲『Time』を聴いた。

早く聴くんだった。"Prisoner Of Love" を超えて、Hikkiの今までで一番の曲だ。

If I turn back time
Will you be mine?

私はいま「別に落ち込んでもいないし、ハイテンションでもない」という至極落ち着いた状態だ。こういうときに、Timeの静かなサウンドがどっぷりと刺さる。

思いを伝えられ

もっとみる
「恋をしているみたい」を英語にしたら

「恋をしているみたい」を英語にしたら

日本語と英語のあいだを行ったり来たりしている。家族とは日本語。外に出たら英語。ニュース、映画、絵本、メール、etcは日本語と英語どちらも。

二つの言語を使う生活で、さらに文章を書いていると「日本語も英語も中途半端だなぁ」と思い悩んだりもする。しかし外国語を通すからこそ得られる日本語の解釈があると気付かされて、ようやく両立が楽しくなってきたのがここ最近のこと。  

先日、仕事で記事をチェックして

もっとみる