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もりもりの木
2020年9月15日 20:44
鏡に皺シミが映ってもいい更年期を迎えてもいいおばさんと言われてもいい隣に愛してくれる人がいなくてもいいでもせっかちにはなりたくないぶっきらぼうになりたくない安心できる環境に浸りたくない嘘で着飾りたくもないただやさしくいたい朗らかでありたい毅然としていたい素直でありたい冒険を忘れたくないわがままは言わないから実直な皺を刻むおばさ
2020年9月7日 23:36
あなたの街では不穏な音が鳴ってるの都会の音がどくどくってきこえてきそうね眠たいのに眠りにつけなくてここは鈴虫の音と河原の風が冷たいわでも星の王子さまは私を置いて行ってしまったわたしシーラカンスになりたい深い海の底で化石のようにねむりたい
2020年9月10日 01:21
いやなことにがてなひとこわいことぐるぐる ぐるぐる まわってるぐるぐる 大きな渦となって こちらに向かってくる痛い 痛いと 言いながらもすべてが黒く灰と化すことはなくどこかに美しい色が存在している誰も触れられず 見ることもできないぐるぐる ぐるぐる ぐるぐる黒い渦があなたの身体をすべて覆い尽くしても"きみは無理だ"とつぶやき 過ぎ去っていくあの美
2020年9月12日 15:56
いるものといらないもの どちらも大量に溢れているあぁ、文字を打つのが追いつかない頭に流れてくる ことばのポップコーンが津波のように迫りきては停滞しているごみ混じりのその中にあなたが求めている本当のものがどこにあるかわかりますか時々迷路にはまって抜け出せなくなる正しい選択が何か分からなくなってこわくなる 光が入ってこなくなって闇
2020年9月12日 20:31
貴方だけにささげる愛のことば精いっぱい伝えているいつもありがとうのメッセージは軽いのだろうか愛してるも大好きも言い尽くしてしまっただから今日もあしたももっと揺すぶる愛情表現をさがすのこころの金魚が踊ったの狭い狭い水槽の中を石も水草もポンプもない寂しいそこに 溜まっていくフンは身と心にべったりとくっついて 自分で自分の首を絞めるようなでも死ねない辛さ 苦しみの地下の
2020年9月13日 01:21
駆け抜ける私の前をふんわりした風を纏って走る走る少女メロスのような険しい表情と身代わりの友人のための懸命な走りではない軽やかに"こんにちは" と笑った顔は私のこころの疎ましい能面すらをするりと外して粉々にあの風がさらっていったもう戻れない 私の知らない Blue Springを駆ける少女よ
2020年9月13日 19:02
かきたい思いのままに文字をひたすらに綴りたい上等なやつじゃなくそこら辺のちりがみでいい書きたいあなたに届くのならこの想いが伝わるように書きたい丁寧に出てくる溢れてくる口には出来ないその心文字に映したい
2020年9月13日 22:29
朝は不安だから雨が降っていてほしい太陽の木漏れ日は少し憂鬱でもやもやする雨の音は冷たいくらいがちょうどいい雨と私のリズムが程よく馴染む静かな月曜日を欲している
2020年9月15日 00:29
二人だけの あの日の約束忘れてないよどうでもよくなったわけじゃない足取りが重くなって首筋がむずかゆくなった一つの悪い予感夢の中では救急車が土砂降りの中の血溜まり遺体あれは一つの警告だったナース姿であなたの前を通り過ぎる誰にも知られぬよう会いたくても会えなかったしゃぼん玉みたいにはかない出来事