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海外生活@Vietnam

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・海外経験 ・ベトナムでの生活 ・ベトナム文化、観光、食べ物 ・周辺諸国への旅行 など
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#日本語教師

ベトナム生活|地味に困る、南国で熱を出したとき

ベトナム生活|地味に困る、南国で熱を出したとき

わたしが暮らすホーチミンシティは、ベトナム南部にあります。ベトナムの首都ハノイは、夏は暑く冬は寒い、日本のような四季があるのですが、ホーチミンシティは、年中を通してさほど気温が変化せず、気温もだいたい最高気温が30℃ちょっとと、まさに常夏。

そんな常夏の町、ホーチミンシティで、わたしはここ1週間、毎日のように38度をこえる熱を出しています。この時期なのでついに…?と思いましたが、自宅の簡易検査キ

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ベトナム生活|海外生活をはじめるのに気負いはいらない

ベトナム生活|海外生活をはじめるのに気負いはいらない

もう日本に戻らないの?
一生ベトナムに住むの?

ベトナム滞在が7年目に入り、コロナで仕方がないとはいえ2年半も一時帰国しておらず、そのことに焦ってもいないわたしを見て、周りからそんなふうに聞かれることがあります。

わたしの答えは、いつも同じです。

いつかは日本に戻るかもね。
今は帰らないけど。
あと、ベトナムで一生を終える気はないよ

ベトナム(ホーチミン)は好きです。今の生活は、ほどほどに

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他人に我慢を強要しないために自分も我慢しないようにする

他人に我慢を強要しないために自分も我慢しないようにする

今回は、「職場での働き方」に焦点を当てて、「我慢するしない」について書きます。

それを考えるきっかけになったのは、為末大さんの記事と、それに続く野本響子さんの記事(こちらは有料)です。

為末大さんの書く「我慢しない」を自分の職場と自分の働き方に落としこんで考えてみました。

野本さんの書いているマレーシアと同じように、ベトナムでも似たことがあります。

わたしの同僚によく歌う人がいます。
もう

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外国語学習|話せる=教えられる、と思ってしまう落とし穴

外国語学習|話せる=教えられる、と思ってしまう落とし穴

ベトナム語を勉強した日本人からよくこんなことを聞きます。

「発音ができなくて挫折した」
「ずっと発音の間違いを直されて嫌になった」

ベトナム語は母音も多いし、日本語で使わない子音も、声調もあって、日本語とは発音がぜんぜんちがいます。

なので、たしかに、日本人にとってベトナム語の発音は難しいです。

しかし、よくよく話を聞くと、挫折した本当の原因は、「発音が難しい」からではなく「発音の指導の仕

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東京喰種の話題を投げたらベトナム人へのリスペクトがあふれ出た話

東京喰種の話題を投げたらベトナム人へのリスペクトがあふれ出た話

ベトナムのホーチミンシティに住む日本語教師が、ベトナムの生活や日本語教育の中での出来事•関心事を書いているnoteです。
ベトナム人と日本人の言語交流会も運営。

毎週の交流会での話。

話題がとぎれたところで、「最近『東京喰種』のアニメを見はじめた」と、話題提供してみた。

すかさず返ってきたのが
「なんで今!?」
「けっこう昔のですよね」
「5年くらい前?」

ーーー反応いいなぁ~

彼らはア

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ベトナム生活|今からはじめるなら相応の覚悟と、引き際を見極める目を

ベトナム生活|今からはじめるなら相応の覚悟と、引き際を見極める目を

先日は、ホーチミンシティは日本人が暮らすのに都合のいい環境になってきましたよ~、という話を書きました。

今日は、真逆のことを書きます!!

今ホーチミンシティに来るのはたいへんだと思いますよ、という話です。
たぶんホーチミンシティだけでなく、海外に行くことに共通する内容です。

コロナでそもそも移動しにくいし、当然じゃんってことなんですが、コロナが終息方向に向かったとしても海外に住むことが自分に

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日本語教師|広くて狭い世界に飛び出した

日本語教師|広くて狭い世界に飛び出した

中国で日本語教師をされている、くまてつさん@中国さんのnoteを拝見していて、「ああ、よくわかるなぁ」、と思いました。

こういうことはわたしもよくあるんですが、さらに言えば、日本人がよく行く場所が似かよっているので、街中で知り合いにばったり会うこともけっこうあります。

ホーチミン市の日本人人口は約11,500人となっていました。(2019年JETROの発表)くまてつさん@中国さんの市は数千人と

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ベトナム生活|けっこうストレスがかかってたかもしれない

ベトナム生活|けっこうストレスがかかってたかもしれない

ロックダウンが解除され、移動のためのタクシーやGrabも使えるようになったので、ひさしぶりに外出しました。

出かけた先は、美容院と歯医者です。

どちらも前々から行きたかったんですが、実は最近ちょっとした事件が起きて、歯医者に行かなければならない状態になりました。

何があったかというと。

歯が欠けたんです。寝ているあいだに。

ある日、夢の中でとっても小さい小石を噛んでいました。

ジャリジ

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ベトナム生活|ロックダウン明けて

ベトナム生活|ロックダウン明けて

10月1日から、わたしの住むホーチミン市の規制がかなり緩和されました。

とはいえ、わたしはワクチンをまだ1回しか打っておらず、2回目を打ってグリーンカードがもらえるのは10月下旬の予定です。しかもバイクを持っていないのでGrabがまだ使えないならそもそも移動できません。

外を見ると交通量も格段に増え、人が歩いてるのも見えますが、わたしがその中に混じるのは、あとひとつきほど先になりそうです。

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最近思ったこと|いっしょにいるという感覚を持ちたかった

最近思ったこと|いっしょにいるという感覚を持ちたかった

仕事が完全に在宅のテレワーク(オンライン授業)になって、4か月近くになります。

どうやらベトナム政府は来年1月頃に向けて、段階的に規制を緩和していく方針のようです。わたしが職場(大学)に戻るのは年内には無理かもしれません。

この状況になれてしまうと「これでも仕事できるじゃない」という考えが強くなってきました。

たしかに、学生たちや同僚の顔は見たいし、いっしょにご飯を食べたり、タピオカミルクテ

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ベトナム生活|ついに到来したコロナと引きこもり生活

ベトナム生活|ついに到来したコロナと引きこもり生活

コロナ対策の優秀国と言われてたベトナムもついに過去最大規模の感染拡大に見舞われています。

今回は南部の経済都市ホーチミンが震源地になりました。そして、わたしは震源地のど真ん中に住んでいます。

2月時点の記事

うってかわって今の記事

去年の第一波が明けてから、中部の第二波、北部の第三波と、ホーチミン住まいからは対岸の火事かと思われてたコロナウイルス。

自分が隔離対象にさえならなければ、感染

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異文化理解じゃなくて他者理解が必要

異文化理解じゃなくて他者理解が必要

外国に住むとなると「文化の違い」「カルチャーショック」なんてことが話題になって、「その国(地域)の文化を許容できるか」というような話になってくると思います。

わたしの経験をお話しすると、ベトナムに来て文化の違いはよく感じますが、そのために「ベトナムには住めない!」「ベトナム人が嫌いだ!」と思ったことはありません。

むしろ、外国=異文化環境に飛び込むと覚悟の上で来ているので、「まあ、こんなもんだ

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正月を食べますか#ベトナム#日本語教師

正月を食べますか#ベトナム#日本語教師

日本では年が明けて半月ほどですが、ベトナムでは旧正月を祝うので、新年はあと1ヶ月ほど先です。

旧正月はベトナム語でTết(テト)と呼ばれています。日本人にとっての正月はちょっとした連休程度の扱いですが、ベトナム人にとってテトは年に一回の一大行事です。

学生・会社員に関わらず、多くの人が田舎へ帰るので、テトの前後1~2週間から学校や会社で休みをとることが増えます。田舎の家族へのお土産とか帰省の費

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日本に輸入したいベトナム文化#ベトナム

日本に輸入したいベトナム文化#ベトナム

 ベトナムに住んで4年。ここでの生活はカルチャーショックの連続でしたが、「日本へ帰りたい!」「こんな国はイヤだ!」と思ったことは一度もありません。最近では「なんだかんだで日本より住みやすいな~」とまで思えます。そこで今回は私がベトナム生活で、とてもいい!と思ったことを紹介します。もしかするとホーチミン市だけ、わたしの周りだけ、といったローカルルールもあるかもしれませんがご了承ください。

その1:

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