ベトナム生活|ついに到来したコロナと引きこもり生活
コロナ対策の優秀国と言われてたベトナムもついに過去最大規模の感染拡大に見舞われています。
今回は南部の経済都市ホーチミンが震源地になりました。そして、わたしは震源地のど真ん中に住んでいます。
2月時点の記事
うってかわって今の記事
去年の第一波が明けてから、中部の第二波、北部の第三波と、ホーチミン住まいからは対岸の火事かと思われてたコロナウイルス。
自分が隔離対象にさえならなければ、感染の心配もなく、日本よりだんぜん快適に暮らせる~、とのびのびしてましたが。
5月末頃から段階的に規制が厳しくなり、7月9日からは2週間のロックダウンに入りました。
わたしはというと、5月下旬からリモートワークになりました。授業もオンラインで続けています。マンション内にスーパーがあるので、6月中ごろから1ヶ月ほどはマンションの敷地から一歩もでないまま生活をしています。
そんな生活ですが、あまりストレスを感じていないなぁと思うので何が有効だったのか書いておこうと思います。
項目は全部で6つです。
1 リモートワークの下準備ができていた
もともと日常的にベトナム国内の他拠点とオンラインミーティングをしていたので、直接会わないコミュニケーション方法に慣れていました。
チームのメンバーもそれぞれリモート環境にうまく対応してくれたので、業務上の混乱はほとんどありませんでした。
2 自分にとって快適な住まい
わたしの部屋は角部屋で2面の窓から光がよく入ります。一人暮らしには十分な広さだし、壁も厚くて騒音もありません。
今年3月まで別のマンションに住んでいたのですが、隣の人の音がうるさかったことと、日当たりの悪さから別のマンションに引っ越していました。
その背景では、もしこの環境で隔離されたらストレスが大きいなぁと予想していたので正解でした。
3 キッチンがあり、設備が十分
ホーチミンの安い部屋は、オーナー家族が住む一軒家の空部屋だったりして部屋にキッチンがないところも多くあります。
また、ベトナムの生活はもともと屋台で食べたり持ち帰りするのが一般的で、料理をしないという人もけっこういます。キッチンがあっても、冷蔵庫が小さいとか、電子レンジがない、簡易コンロしかない、というようなことも多々ありますし、さほど困らないようです。
しかし、現在ホーチミンでは料理のデリバリーが全面禁止です。もちろんレストランも屋台もすべて営業停止です。
キッチンがない人はいったいどうやって生活しているのか…。
わたしのマンションにはスーパーがありますし、食材はデリバリーできるので、自炊で問題なく生活しています。
4 人と話す仕事だし、やることが多い
わたしの職業は日本語教師です。1クラスは25人ほどで、4つのクラスを持っています。なので1週間に100人と話します。
また、わたしはチームリーダーなので10人近くいるメンバーと日々やりとりをしますし、他拠点のメンバーや上司とも定期的にミーティングが行われます。
正直、リモートワークになってからの方がひとりひとりと話す時間が増えました。しかも、カレンダーを共有しているため空いてる時間にどんどんミーティングが入り、インターバルがとれなかったりします。
休みの日はひとりで静かに過ごしたいほど、寂しさを感じるヒマがありません。
5 同じマンション内に友達がいる
今の住まいに引っ越したきっかけは友人の紹介でした。先に友人がこのマンションに引っ越し、わたしが部屋を探していることを知って紹介してくれました。
カフェで人に会ったり、いっしょに食事に出かけたりできない状況ですが、同じマンション内なら自由に行き来できます。
お互いに料理を作って部屋に招いたり、お茶を飲みながらおしゃべりしたりするのは、いい息抜きになっています。
6 YouTubeが万能
コロナ以前、YouTubeというとミュージックビデオを流す以外の使い方をしていませんでした。最近ではいろんなコンテンツがあることに気づいて楽しみが増えました。
▪︎お笑い芸人のチャンネル:毎週キングコング、中田敦彦YouTube大学、ロザンの部屋は、話がネタというより勉強になっておもしろいのでよく見ます
▪︎カラオケのチャンネル:ほんとのカラオケみたいにメロディにあわせて歌詞がでるのでだいぶ気持ちよくなれます
▪︎Workoutのチャンネル:体の動きがわかりやすいし、音楽に合わせたり、前向きな言葉をかけてくれるので気分が上がりやすいです
▪︎カフェミュージックのチャンネル:仕事中はカフェミュージックや集中効果の音楽を流してオンオフのスイッチにします
以上
わたしは、たまたま運よく、快適な環境下でのロックダウンとなりました。とはいえロックダウンの可能性は考慮していたので、自分の心と体を守るのに必要なモノとコトを把握しておくのは大事だなと思います。
2週間のロックダウン中に完全引きこもりのままお腹にタテ線を入れるという目標も立てているのですが、そういった継続する目標も大切だと思います。
いまだ感染者は多いので、2週間のロックダウンは延長の可能性が大きそうです。その後いつまでこの状況が続くかわかりません。
明日どうなるかはわからないし、1ヶ月後に自分がどう感じてるかもわかりなせんが、とりあえず今の記録として書き残すことにします。
***
見出し写真は、部屋から見えるローカルエリアです。
住宅の並びからして密です。
狭い部屋に何人も住んだり、大皿から料理をとって食べるので、感染が広まるのは一瞬だったと思います。