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2021年1月の記事一覧

マクロとミクロと家族

マクロとミクロと家族

あっという間に年が明けてしまいました。2021年、本年もどうぞよろしくお願い致します。

年末から年始にかけ、もちろんご時世というのもありますが 私は家族に集中することにしていました。同じ家の中に暮らす家族、そして海の向こうだけれどお互いの健康を喜び合える家族。多分そういうところからしか、心の平穏は生まれてこないだろうからな、と思ったからです。

私の子供達はそろそろ二人とも家を離れます(567で

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ダンス・ダンス・ダンス

ダンス・ダンス・ダンス

ワインの空き瓶を片手に
最初はスローバラードなテンポで

ゆっくり手を挙げ
ゆっくり足を伸ばし
ゆっくり背を反らす

あなたの聞こえない拍手を共に
ダンスのテンポは上がっていく

酒瓶をテーブルに置いて
ターンを繰り返せば
酔いの回りははやくなるばかり

あなたに手を差し伸べても
あなたに質問しても
あなたはいつもダンマリ

いいわ、1人で踊る
テンポを早くしていつもより
上手に回ってあげる

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【な】鍋と名前と中島みゆき

【な】鍋と名前と中島みゆき

五十音一文字ずつから三つの言葉を選び、自分語りをしています(五十音ブログ)

鍋は料理下手の味方?子どもが多いのに料理が苦手なので、夕飯を鍋にすることが多かった。野菜をザクザク切るくらいなら私でも大丈夫だから。

常夜鍋や水炊き、一番多いのはおでんだった。今はもう閉店してしまったが、中野ブロードウェイの西友側の出口の並びに上州屋というおでん種を扱う練り物屋さんがあって、そこまで自転車で買いに行く。

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こんなにも付箋だらけになった本は、久しぶりだ

こんなにも付箋だらけになった本は、久しぶりだ

“知っている”と“知らない”とでは大違い。そう思った。

前作【一流の頭脳】で著者を信頼したわたしは、次の著作を待ち望んでいた。そして、新作を読み終えた。

著者のアンデシュ・ハンセンは、スウェーデンの現役精神科医。スウェーデンで今最も注目されているインフルエンサーの1人でもある。

【スマホ脳】は世界的ベストセラーとなり、スウェーデンの教育業界に今まで例を見ないほどの影響力を与えている。この本を

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Sunny・・・ I love You.

Sunny・・・ I love You.

愛してた。

愛してる。

今でもきっと、愛してる。

何故過去になってしまったの?

ずっと愛してくれていた。

私はその愛を一度も疑いもしなかった。

生まれた時からずっと、その愛はそこにあった。

受け入れ難かったのはその愛が私を縛ることに変わったときだった。

私はその熱すぎる愛を、深すぎる愛を、私の自由と引き換えに手放すことを決めた。

愛してくれてありがとう。

私もずっと愛していた。

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これは「トラウマ」と言っていいのかな、というお話。

これは「トラウマ」と言っていいのかな、というお話。

玄関で靴を履いた瞬間に、吐き気がする。お腹が痛くなる。あのときの経験が、今も尾を引いていると思う。



たいそうな出だしで書きはじめたけれど、なんてことはない、これは小学校3年生の1学期の話。
歌を歌うのが、とにかく苦手だった。「来週歌のテストをします」。そう言われた日から、音楽の授業のある火曜日と木曜日だけ学校を休んでいた。クラス全員の前で好きでもない歌を歌うなんて、とんでもない。記憶はあい

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