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「本当にやりたいこと」と向き合った私の転職物語 【後編】 〜結婚かキャリアか〜 2つの大きな決断
皆さま、こんにちは。ジュディです。
最近かなり冷え込んだ日々が続いておりますが、
お変わりなく元気にお過ごしでしょうか?
寒い日ほど、お風呂に入るのが
後手後手になりがちなので、
最近は帰宅後すぐにお風呂の蛇口をひねって
お湯を張ることを覚えました。笑
さて今回は、前回の転職物語の続きを
お届けしたいと思います。
前回のあらすじ
5年間務めた会社を思い切って辞めた私は、
当時お付き合いしていた彼の異動先である
地方に引っ越し、人生初めての転職をしました。
そんな中コロナの打撃を受け、
再度の転職活動を迫られました。
ご縁をいただいた企業の
内定辞退を考えている旨を彼に伝えると、
少し複雑なプロポーズを受けることに…。
気持ちにモヤモヤが残る中、
自分に正直になれるよう
紙とペンで自分を客観視する習慣を付けた私は
「結婚<キャリア」を望んでいる自分に
気付きました。
前回の記事はコチラから、ご覧いただけます↓↓↓
仕事に対しての捉え方の変化と決断
「叶えたい夢」というテーマで
アウトプットした文字を眺めながら
もしかして私は・・
仕事をライスワーク
(食いつないでいくためだけのもの)
ではなく
ライフワーク(人生を充実させる相棒)として、
大切にしたいのではないか?!
という発見をしました。
そして「仕事=ライフワーク」にするのなら
内容も妥協したくない!と思いました。
自分の本心に気付いた私は、
理想の働き方を体現できる環境を得るために
勤務地を全国に広げ転職する決意をしました。
そして、それは、
大好きな彼の元から離れることを
意味していました。
けれど、
やっぱり自分の譲れない部分に
正直でありたい。
自分の人生の主人公は私であり、
環境を理由に妥協したくない。
そう強く思いました。
これが私の下した大きな決断の1つ目でした。
某ホテルとの運命的な出会い
転職サイトを見ていると
ある有名ホテルの求人が目に留まりました。
このホテルは全国各地のあらゆる場所で
地域に根ざした、唯一無二の宿泊体験を
お客様へ提供していました。
選考にエントリーした後、
今までの会社で培ってきた強みや
実績の言語化を再度見直し、
自分の情熱とホテルの目指す理念との
共通点を見つけて想いを伝える練習をしました。
その結果、ありがたいことに
トントン拍子で
内定まで漕ぎつけることができました。
採用担当者の方が
赴任先の希望を丁寧に聞いてくださり、
いくつか候補をいただきました。
その中で、県境を越えるものの
彼の家から車で片道2時間半で
行き来できる施設がありました。
「この赴任先なら、
休みの日に予定を合わせることができたら
彼と会える!!」
その日の夜、彼に
「私OOホテルに内定を頂いたから、
△△県に行きたい。
私が32歳になるまで、
自分のやりたいことに挑戦させて欲しい。」
と精一杯の意思表明をしました。
前回の彼の発言以来、
少しギクシャクしていた私達でしたが、
話し合いを重ねた末
「僕が結婚に対して焦っていたんだ。ごめんね。
うん、ジュディちゃんの気持ちは分かった。
応援するよ。」
と背中を押してもらい、
送り出してもらうことが出来ました。
しかし、この時の私は彼の抱える
『本当の』気持ちに
まだ気付いていなかったのです。
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修行の日々
当時、政府が打ち出した
Go Toトラベル制度の恩恵を受け、
コロナ禍であっても国内の旅行客から
一定の需要があり
私の勤める宿は繁盛していました。
利用なさるお客様の年齢層も幅広く、
同じように接客しても
反応が多種多様で、
日々学びになることばかりでした。
彼との関係も、
お互いに時間を見つけては
デートを重ねたり
テレビ電話をしたり…と
順調なように思われました。
彼の中でのタイムリミット
それは街がクリスマスムードになり始めた
タイミングでの出来事でした。
仕事を終えるとLINEの通知に
「今日お話しできますか?」という
堅苦しい文字が浮いており、
なんだか嫌な予感がしました。
プルルルルル…
「最近、元気にしてる?」
「うん、元気だよ。●●●●は?」
「そっか。良かった・・・・。
ジュディちゃん。僕たち、別れよう。」
彼からの一言に、言葉を失いかけました。
「どうして・・」
「 ごめんね。僕のわがままなんだ。
なんだろなぁ。。もう疲れちゃった。
ボタンのかけ違いみたいな感じかなぁ。
ジュディちゃんには夢があって、
その夢のために、
僕が足かせになるのは違うと思った。」
彼は当時30代前半で、齢70になる
ご両親を早く安心させたいという気持ちが強く
一刻も早く子どもの顔を見せたい
という想いがあったのです。
彼はずっとその本音を私に隠して
接してくれていたのでした。
色んな感情が脳内で駆け巡り
「私…。どうしたらいいんだろう(泣)」
なんとも情けない言葉を、ふり絞りました。
「 大丈夫。僕がいなくなったとしても、
ジュディちゃんには、夢がある。
自分の気持ちに従って、
ホテルで頑張って。夢を叶えてほしい。
別れた後も応援してるよ。
絶対。ジュディちゃんなら、大丈夫。」
愚かにも、私は大切な人を失って初めて、
彼の深い愛情を知ったのでした。
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新しい船出
彼と別れた後はしばらく傷は癒えず、
クリスマスソングが聞こえてきては泣き、
想い出の場所を見ては泣き、
涙涙の日々でしたが、
家族、友人、先輩、
そしてあやのさんに支えられて、
私は前を向いて歩けるようになりました。
そして、彼が残してくれた言葉をお守りに
「これまで以上にCA受験に真剣に向き合う」
と誓いました。
これが私の下した2つ目の大きな決断でした。
年が開けて程なくして、
コロナが終息しかけたタイミングで出た
エアラインの求人に、満を持して応募。
自分の思いの丈を言葉と表情にして
面接に臨むことができ、
晴れてCAになるための
切符を掴むことが出来たのでした。
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〜エピローグ〜
私の転職物語を最後まで読んでいただき、
本当にありがとうございました。
書きながら、
久しぶりに目頭が熱くなりました…笑
CAに至るまでのキャリアを
振り返りながら感じたのは、
「人」「仕事」とのご縁に、
偶然は無く【必然】のみがあること。
そのご縁を繋ぐことが出来るかどうかは、
自分の志や言動にゆだねられているのだなぁ…と
しみじみ感じました。
大好きな人とお別れする結果となりましたが、
不思議と全く後悔がありません。
何故なら夢の舞台に立てている今が
とても幸せだからです。
あの時、悩み苦しんで、
自分の気持ちに正直になれて、良かった。
心からそう思います。
そして元彼には、たくさんの楽しい瞬間を
共有してもらっただけでなく、
色んな教訓と、愛を教えてもらいました。
そんな彼には本当に、感謝しかありません。
彼は現在、大切な人と
温かい家庭を築いていることでしょう。
私はそんな彼が、
いつも幸せであることを心から祈っています。
人生、やるせないことや
うまくいかないことも多いけれど、
自分がこうありたいと強く願い、
行動し続けてさえいれば、
運命の歯車がゆっくりと動き出して
きっとそこに理想へと繋がる道が見つかると、
私は思います。
「志があるところに、道は拓ける。」
いつだったか人生の大先輩に教えて頂いた教訓です。
今の私なら、自信を持ってそう言い切れます。
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最後までお付き合いいただき、
ありがとうございました。
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