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進化した「超訳般若心経」も収録されている、悟りの教科書!阿部敏郎他「あなたが知らないあなたの話」
進化した「超訳般若心経」も収録されている、悟りの教科書!阿部敏郎他「あなたが知らないあなたの話」
本書は、あの「ぽよぽよサンガ」を主宰している阿部敏郎さんと、「あの世に聞いた、この世の仕組み」で有名な雲黒斎さんの共著ということで、非常に重要だ。
悟りの教科書なんでしょ?
本書では、「悟りの教科書」とは、どこにも書いてない。ただ、エピローグに以下の記述がある。
ところで、この本で僕たちが言いたかったことは、一言で言えば「自己の不在」なんですね。
自己の不在ということは、即ち無我=悟りということではないか?と勝手に推測して、ボクは、本書は、「悟りの教科書」だと勝手に呼んでいるわけ。間違ってたらごめんなさい、の世界なんよ。実は。
でも、ポリドルフィンさんの個人的には、悟りの教科書だと思ったんでしょ。
そうだね。「あの世に聞いた、この世の仕組み」シリーズ2冊で、入門した後に読むべき理論書みたいなものだと考えてくれて構わないと思っている。
進化した「超訳般若心経」
「もっと~」にも超訳般若心経は載ってるけれどもね。
本書には、その進化版の雲黒斎訳、超訳般若心経が載っているのもウリの一つだ。これだけでも、本書を買う価値があるぐらいの名訳だよ。
どういう訳なんだろう?
たとえば、「ウーム!これは名訳だ!!」とボクがうなった箇所があるので引用しよう。
無無明亦無無明尽乃至無老死亦無老死尽
むむみょう・やくむむみょうじん・ないしむろうし・やくむろうしじん、と読む。これを本書で雲黒斎さんは、次のように訳した。
どこにも実体がないことがわかれば、迷いもなくなるよね。
みんな「無我だ、無我だ」と言って、我を消そうと修行に励んでいるけど、
もともと『わたし』に実体があるわけじゃないから、なくすこともできないよ。
最初からないものを、なくすことはできないでしょ?
老いる自分もいなければ、死んでしまう自分もいない。
だから、老いと死が消滅することもないんだ。
もともとあるならなくせるけど、最初からないものはなくなりようがないさ。
本書より
これ、本当に名訳なんだ。ボクも、悟りの境地が更に深まったよ!
どこがどうすごいの?
無明というのは、ウィキペディアによれば「無知」のことなんだ。だから無無明は知っているということになる。要するに観音菩薩さまが気づいて知ったことだとボク個人的には思っている。間違ってたらごめんなさいだけどさ。
うんうん、それで?
それを、「無我になろう、無我になろう、悟りを開こう」、と思っても無理だって言ってるんだ。なぜなら、『わたし』には実体がないから、なくすことはできないからだ。もとから無いものを無くすことはできないでしょ?
うんうん、そうだね。もとから無いものを、無くすことはできないよね!わかったよ。これ、ものすごく名訳じゃん。だって、無我=悟りの境地とはそういうものだ、と言っているんだからさ。
そうなんだ。悟りの境地とはそういうものだ、って雲黒斎さんなりに理解したことの現れなんだよね。じゃあ、もとから無いんだったら、単に気づけば良い。元から『わたし』なんて無いことをね。
ポリドルフィンさんが口を酸っぱくして、アナタは、ミンナは、もう、悟る準備ができている!と言っているのが、なんとなくわかってきたよ。ボクらはすでに、「ぽよ(仏)」なんだと。
そうなんだ。「ぽよぽよサンガ」風に言えば、アナタも、ミンナも、すでにもう「ぽよ」なんだよ。
それが、「ぽよぽよサンガ」からのメッセージでもあるんだね。
ボクは個人的には、そう思った。
本書は、悟りの教科書だ!
この箇所一つ取っても、本書は悟りの教科書みたいなものだよという、ボクの個人的な捉え方が、あながち見当ハズレではないことがわかってもらえると思う。
もちろん、著者2人から「違う」って怒られたら、ごめんなさいの世界なんでしょ。
そうだ。間違ってたらごめんなさいの世界さ。でも、「あの世に聞いた、この世の仕組み」シリーズ2冊で入門して、次に読むべき理論書が本書みたいな位置づけになるなぁと、個人的には感じてるところなんだよね。
「あの世~」シリーズ2冊だけでも悟れるけれども、より深めたいときに読む本なんだね?
そうだね!本書で、「自己の不在」について、納得してほしいな。
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