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隠居生活

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加齢

加齢

 最近頻繁に足が攣るようになった。急に歩き出したからであろうか。ググって見ると「水分不足」「加齢」等々原因が書いてあった。またしても加齢である。嫌になってくる。頭のてっぺんも触ればツルツルする部分があるし、目は近眼乱視老眼だし、眉毛と耳毛は伸びるし、白髪も増える。お腹もポッコリだし、シミやイボが増えてきた。何かしら不調な箇所があると、必ず、加齢という言葉が返ってくる。
 61歳になった。最早男性の

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拙い文章で失礼します

拙い文章で失礼します

 競馬競輪競艇、北九州にはギャンブルが沢山ある。オートレースもちょっと足を延ばしたら飯塚にある。尤も僕はいずれも経験したことはなく、興味さえない。カネが惜しい。パチンコすらしないのであるから。
 退職して今年になって初めて退屈を憶えた。これまでの数年間は何をしてきたかというと、別に何の代わりもないのだが、医者に言わせると、それはうつ病が治ったからだという。成程いわれてみれば、そうかもしれない。今は

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母親について

母親について

 母親が来年90歳になる。卒寿だ。今の所健康でボケの兆候もない。まだしばらくは大丈夫だと思っているのだが、いつ何時、ポックリいかんともかぎらん。
 その場合、あの6DK+物置?の家の処分をどうするか非常に憂鬱なのである。業者に丸投げの手もあるが、幾らくらいかかるものなのであろうか。流石に母親が健在のうちに見積もりなど取る訳にもいかず、途方に暮れている。土地にしても我が家の隣に道があるのだが、それも

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母親について2

母親について2

 マー君の電池が切れた。3年以上持ったのではないか。結構乾電池も馬鹿にならない。
 マー君とは独り暮らしの90になろうとする母親に昔、プレゼントしたおしゃべり人形の事である。今みたいにインターネットにつないで、天気予報から、ニュースまで喋る人形と違って、決まった定型文しか喋らない。
「お婆ちゃんだーい好き」「マー君眠くなってきたなあ」「僕カレーが大好きなんだ」「暇だなあ。お婆ちゃん遊んでよ」等々。

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母親について3

母親について3

 広島に住む母親の元へ行ってきた。朝1番ののぞみで小倉から広島まで行ってきた。マー君の電池を入れ替えるためだ。単2が4本使用されていたので、近くのローソンで電池を購入して、入れ替えたら命を吹き返した。ただ時間設定のやり方がわからず、説明書もない事なので、それは諦めた。11時に「お昼だよー、お腹すいた」とマー君が叫んだ。1時間早くなっている。母親の誕生日に「お婆ちゃん誕生日おめでとう」と喋るように設

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調理の基本

調理の基本

 コメの値段も高止まり、玉子の値段も高止まり、レタスに至っては未だ最高値を示したかと思えば、ちょっとだけ下がった状態になり一定しない。高い所になると1玉500円近くする。アンビリーバボーである。
 サラダを食べる際、むしればいいだけのレタスはお手軽でいいのだが、これが高くて買えないという事になれば、同じく高くなったとはいえ、200円前後を推移するキャベツの方を買ってサラダにせねばならない。
 ただ

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期日前投票

期日前投票

 衆議院議員選挙が近いので、期日前投票へ行ってきた。投票日当日はカンボジアだ。区役所の8階で不在者投票が行われていた。家から歩いて約30分のところにある。午前8時半より開始。8時27分に着いた僕は、3分待たされた。3分くらい、準備が整っているのなら、大目に見て、早めにさせてくれてもいいのに。
 僕がホームセンターの店長をしていた時は開店時間よりいつも前に開けていた。待っているお客様がいるからだ。日

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赤ん坊の夢

赤ん坊の夢

 赤ん坊の夢を見た。昔同級生だった女の子が抱いている。その子の赤ちゃんなのだろう。父親は知らない。僕ではないことは明らかだ。同級生なので、今は61歳になっているだろうから、赤ん坊なぞ生めるはずもないが、夢の中の彼女は若いままだった。
 赤ん坊はスーパーベビーで空を浮き地面に足をつけないで歩いている。まだ生まれ立てであろうはずなのに立って歩けるのだ。いやその前に宙を浮くなんてことがありえない。
 朝

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グダグダ

グダグダ

 夕方には寝るので、夜中に目が覚める。そのまま起きる。寝てしまっては、寝過ぎになり、必ず腰を悪くするからだ。厄介な体である。また年寄りの愚痴が始まったと思われる節もあろうが、そういう生活習慣になってしまったので、致し方ない。當真あみが出演するドラマがあれば、起きていてリアルタイムで見るのだが、残念ながら2月までないそうだ。
 夜中に起きて、コーヒーを飲んで、下らない文章を書く。それが日課だ。昼間だ

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求人案内

求人案内

 このままダラダラした生活をしていてはいかんと思い、ビールで酔っぱらった勢いで、求人案内にインターネットから応募した。そしたら突然電話が掛かってきた。色々聞かれた挙句、23日に第1次審査があって、電話があれば1次審査合格、なければ不合格とのことだった。酔っぱらっていたので、職種もよく理解してない。こんな障碍者の61歳の男性を採用する企業などなるものであろうか。でも人不足というからなあ。ひょっとした

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禁酒1日目

禁酒1日目

 ビールをやめたので、氷水ばかりを飲んでいる。喉が異様に乾く。体全体がきつい。こういう時にビールを飲めば元気になるんだろうけどなあ。
 カンボジアへ行った疲れが今頃出てきた。尻が痛い。筋肉痛である。ピラミッドの160段の階段を昇り降りしたのが、今頃になって、出てきたのだ。
 歳を取ったものである。歳をとるほど、そういう痛みは後で来るというではないか。
 加えて季節の変わり目で、雨まで降って、うつ症

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鬱病と就職

鬱病と就職

 毎日暇を持て余しているので、酒ばかり飲むようになったのだろう。それならハローワークに行って就労支援A型の就労先でも見つけようと、ふと考えた。それで酔っぱらいながら、インターネットでいろいろ求人を見ているうちに首が苦しくなり、きつくなってきた。鬱である。
 そのことを医者に話すと、就労移行支援の会社を紹介された。それは以前同じく鬱病の息子が利用したことがあり、中身は大体知っている。いくら鬱で仕事が

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吉夢

吉夢

 坊主頭なのだが、いつの間にか髪が伸びている夢を見た。白髪もない、黒々とした、乱れもない、髪型だ。
 先日、赤ん坊の夢を見た。どちらも吉夢である。何が起こるか楽しみだ。ベランダのユリオプスデージーも黄色い花を咲かせ始めた。まだ蕾だが、これから一斉に咲くであろう。
 もっともこうして待っているだけでは、幸運は訪れないだろう。自分が前に進まねばならない。チーターこと水前寺清子も歌ってるじゃないか。「幸

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ある朝に思う

ある朝に思う

 午前3時に起きて、いつものようにコーヒーを沸かし、味噌汁を作った。ふとエアコンを見れば電源が切れている。妻が寝る時、エアコンを切ったのだろう。僕は掃き出し窓を開けた。涼しい風が中に入ってくる。やっと涼しくなってきた。夏もやっと終わりを告げようとしてくれているみたいだ。
 パソコンに表示されている気温を確かめれば、現在23℃くらいである。このくらいの気温なら外へ出て活動もしやすいだろう。でもこんな

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