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イチ書店員が「2024新語・流行語大賞」ノミネート30語に思うこと

「2024ユーキャン新語・流行語大賞」のノミネート30語が発表されました。

元ネタのわかるものが年々減ってきました。テレビやドラマをほとんど見ないせいでしょうか。あと「カスハラ」は、けっこう前から普通に使われているような。今年になって頻度が上がったとか? 

本屋関係で何かあっても良い気がしました(流行らせたいわけではないけど)。「書店支援」とか。まあまあニュースで取り上げられたし。

一方で「コンビニ富士山」みたいに、このノミネートのおかげで知ることができて勉強になったものもあります。

他人事ではないです。書店でいうと、大量に買った女性誌の付録だけを持ち帰り、本誌を同じ施設内にあるゴミ箱や観葉植物の陰へ捨てる行為が、これと近い文脈になるでしょうか。いまの職場でも前の職場でも何度か経験しています。いずれも集団で来ていた外国人観光客の所業でした。

ガチでやめていただきたい。本誌が要らないなら、せめてご購入時に伝えてほしいです。

話を戻しましょう。「流行語」らしきものを、毎年律儀に30個ノミネートさせなくてもいいのでは? 定められたノルマを忠実に守っているのかもしれませんが、枠に流動性を持たせた方が自然です。20個の年があってもいいし、必要なら40個でも問題ないはず。

大賞は「裏金問題」かなという気がします。もしくは「50-50」でしょうか。私でもわかるぐらいなので。ただ前者の実態は政治家による組織的かつ継続的な「脱税システム疑惑」なわけで、そこがぼかされている印象を拭えぬ語彙のチョイスに引っ掛かりを覚えました。過去にあった「裏金問題」とは焦点がやや異なるというか。

トップ10と大賞は、12月2日に発表されるとのこと。一応頭に入れておきます。

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