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地方中小企業サラリーマンの自然農によるお米づくり

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地方中小企業サラリーマンである私が毎年繰り返しているお米づくりについてレポートしたマガジンです。
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記事一覧

【終】地方中小企業サラリーマンの自然農によるお米づくり⑩(12月、とうみ、籾摺り編)

【終】地方中小企業サラリーマンの自然農によるお米づくり⑩(12月、とうみ、籾摺り編)

農家でないサラリーマンの私が田んぼで稲作をする模様をお伝えすることで、何気なく食べているお米を作る、先人たちが作ってきたと言うことがどれだけありがたく、手間がかかっているかを知ってもらえればなにより・・・というシリーズです。🙇
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前回、12月の初めに行った脱穀についてお伝えしまし

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地方中小企業サラリーマンの自然農によるお米づくり⑨(12月、脱穀編)

地方中小企業サラリーマンの自然農によるお米づくり⑨(12月、脱穀編)

農家でないサラリーマンの私が田んぼで稲作をする模様をお伝えすることで、何気なく食べているお米を作る、先人たちが作ってきたと言うことがどれだけありがたく、手間がかかっているかを知ってもらえればなにより・・・というシリーズです。🙇
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前回、11月の稲刈りのお話をしましたが、

ついに

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竹槍製造中?

竹槍製造中?

いえいえ、そうではないです。
稲刈りに備えてはざかけの準備です。
はざかけは刈った稲を日干しにするために竹で組む、まあ、わかりやすく言えば物干し竿のようなものです。

お米はこの干す過程でより熟成され、おいしくなります。(現段階では青い稲穂も干すことで枯れた色になっていきます。)

この尖らせた部分を地面に突き刺して建てていくのですが、竹を斜めにノコギリで切っていく過程も気づきを与えてくれました。

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自然のデザイン。農のデザイン。

自然のデザイン。農のデザイン。

自然とは、言わずと知れた最高のデザイナーだと思います。
人間の作り出すデザインはそれを模倣するか、あるいはそれをどう崩すか、をテーマにして作られていれるように思われます。

田畑に立っていると、その自然の作り出すデザインの美しさにはっとし、時には見入ってしまいます。

上の写真は蜘蛛の巣が美しかったので撮影したものですが、その放射状に広がる巣の美しさはさることながら、蜘蛛自体の模様、巣の中央部辺り

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地方中小企業サラリーマンの自然農によるお米づくり⑦(9〜10月、熟成編)

地方中小企業サラリーマンの自然農によるお米づくり⑦(9〜10月、熟成編)

農家でないサラリーマンの私が田んぼで稲作をする模様をお伝えすることで、何気なく食べているお米を作る、先人たちが作ってきたと言うことがどれだけありがたく、手間がかかっているかを知ってもらえればなにより・・・というシリーズです。🙇
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前回、7〜8月の草刈りのお話をしましたが、

9月

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我が家の紫蘇畑にニホンミツバチがやってきた!

我が家の紫蘇畑にニホンミツバチがやってきた!

夏の間は田んぼの作業で精一杯になります。
だから、恥ずかしながらですが、夏を超えた後の我が家の畑は荒れ放題です。

私見では畑はその人の心を現していると思いますが、であれば私の心は荒れ放題ということになるのですが、10年前に比べればかなり人間らしくなったと思います。かつてはもっと野生的な姿であったので、だいぶ人間らしく荒れてるといったところでしょうか😅

でも、荒れた畑ですら私に恵みを与えてくれ

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地方中小企業サラリーマンの自然農によるお米づくり⑥(7〜8月、草刈り編)

地方中小企業サラリーマンの自然農によるお米づくり⑥(7〜8月、草刈り編)

農家でないサラリーマンの私が田んぼで稲作をする模様をお伝えすることで、何気なく食べているお米を作る、先人たちが作ってきたと言うことがどれだけありがたく、手間がかかっているかを知ってもらえればなにより・・・というシリーズです。🙇
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前回、6〜7月の田植えまでのお話をしましたが、

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地方中小企業サラリーマンの自然農によるお米づくり⑤(6〜7月、田植え編)

地方中小企業サラリーマンの自然農によるお米づくり⑤(6〜7月、田植え編)

農家でないサラリーマンの私が田んぼで稲作をする模様をお伝えすることで、何気なく食べているお米を作る、先人たちが作ってきたと言うことがどれだけありがたく、手間がかかっているかを知ってもらえればなにより・・・というシリーズです。🙇
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前回、6月の畦塗りまでのお話をしましたが、

ここ

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地方中小企業サラリーマンの自然農によるお米づくり④(6月、畦塗り編)

地方中小企業サラリーマンの自然農によるお米づくり④(6月、畦塗り編)

農家でないサラリーマンの私が田んぼで稲作をする模様をお伝えすることで、何気なく食べているお米を作る、先人たちが作ってきたと言うことがどれだけありがたく、手間がかかっているかを知ってもらえればなにより・・・というシリーズです。🙇
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前回、5月の苗床のお世話をしましたが、

その翌月

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用心棒

用心棒

我が家の田んぼには用心棒がいます。

写真をよくみていただいたらわかると思うのですが、稲の上の方に蜘蛛の巣が張られているのです。

そう。用心棒は蜘蛛さんなのです。

蜘蛛側としては、いろんな虫が寄ってくるので、それらを捕食するために巣を張っているだけなのだと思うのですが、こちらとしても害虫を捕まえて食べてくれるので大変助かります。

私はこういう蜘蛛たちに「よろしくね」とか「ありがとう」とか声を

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田んぼの中でスマホを紛失した話

田んぼの中でスマホを紛失した話

私、ドジっ子ならぬ、ドジオジなんですが、先日もやらかしてしまいました。
※ドジオジストーリーは以下もどうぞ

この前の土曜日に田んぼの草刈りを行ったときのことです。

朝10時くらいに田んぼについて作業を開始。
炎天下ではありますが、足もとは水がありますので、まあ熱中症にはならず、2時間ほど作業を続けることができました。

一旦休憩を昼に取ったのですが、その日は町内会のお祭りの手伝いをしなければい

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おコメの個性

おコメの個性

下の写真を見てください。
は私が2本の植物を持っていますが、どちらがおコメの苗でしょうか?

これ、わかる人はかなりスゴイです。
なぜなら私のカメラのピントが合っていないので、重要なヒントが見えないからです。

我々アジアの人々は太古からおコメを食べてきました。
でも、ちょっと考えて見てください。
他の植物とおコメを見分けれなければ、安定的におコメを植えることができませんよね?

特に苗の段階は稲

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地方中小企業サラリーマンの自然農によるお米づくり③(5月後半、苗床手入編)

地方中小企業サラリーマンの自然農によるお米づくり③(5月後半、苗床手入編)

前回、苗床にお米の種を下ろしましたが、

上に撒いていた、長い藁を取り除いてみるとお米の苗が出てきていました!(ワイルドすぎてよくわからないかも)

どさくさに紛れて生えている草たちを取り除いた後、地面が乾燥していたので、お水を撒きました。再度ネットをかけてこの通り。

梅雨になると、通勤とか、仕事の現地作業はしにくくなりますが、田畑のためには雨は絶対に必要ですので適度に降っていただけますように!

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カヤネズミの巣を田んぼの中で発見した時の話

カヤネズミの巣を田んぼの中で発見した時の話

カヤネズミって知ってますか?
見出し写真はhirahiranoteさんがフォトギャラリーにあげてくれていたものですが、めちゃくちゃかわいい😍ですよね。

この写真の通り、お米などの穀物の中に巣を使って暮らしているネズミで、日本では最小(体長が5〜7cm程度)のなんです。詳しくはwikiで。

私は田んぼを初めてから10年目、もうすぐ田植えシーズンに入っていくところなのですが、昨年会えたのですよ!

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