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地方中小企業サラリーマンの自然農によるお米づくり⑥(7〜8月、草刈り編)

農家でないサラリーマンの私が田んぼで稲作をする模様をお伝えすることで、何気なく食べているお米を作る、先人たちが作ってきたと言うことがどれだけありがたく、手間がかかっているかを知ってもらえればなにより・・・というシリーズです。🙇
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前回、6〜7月の田植えまでのお話をしましたが、

稲を植え終わったと思ったそばから夏の草たちは猛烈な勢いで育ってきます。
今年は田んぼの奥から手前に稲を植え終わったのですが、やっと終わったーと思ったら田んぼの奥は草ぼうぼうになっていました。

そんなわけで、草を刈っていくわけです。
稲と稲の間に生えてくる水草たちを。
昨年YOUTUBEにアップしてたのですが、↓の映像のような感じです。

私は右手で草を刈りながら左手で土面をもみもみとマッサージします。
これは何をしているかというと、モグラの穴(トンネル)を探しているわけです。
モグラはにくいやつ(でもかわいいやつ)なのです。モグラについては以下記事を参照ください。

トンネルは地下鉄のように地中に上下左右、3D空間をとても自由に走っています。そんなトンネルがある箇所を親指が指圧するとズボッと穴が開き、トンネルがあらわになり、その中を冷たい水が流れています。

地表の水は太陽に温められているのですが、地下を流れる水は冷たいのです。

稲の成長には温かさも必要なので、成長を阻害する冷たい水は地中に出して温かくしてやる必要があります。

また、前述のとおり上下にも走っているトンネルがあると、プールの底に穴が開いているような状態になってしまい、そこから水が漏れ、田んぼに水が溜まらないような状態になります。

なのでこのようなトンネルは足の裏で踏んだりしたり、土団子を詰めたりして潰していきます。これを繰り返すと田んぼには見事に水が溜まるようになっていきます。

で、草刈りを2巡くらいしたらお盆ごろになり、出穂(しゅっすい)してきます。この時に稲の花が咲くのですが、この状態で田んぼに入ると受粉を邪魔してしまうので、草刈りはここまで!ということになります。

稲に咲く花がいっぱいになったら今年の草刈り終了

夏の厚い盛りに行う草刈りは汗だくになるし、苦行のようですが、足元には水があるし、稲と稲の間は日陰になっているので畑での作業よりはましだと思います。(私は)

また、田んぼの中の美しい風景や、生き物の姿も見れたり、田植えと同じように瞑想状態になることも魅力です。(かといって熱中しすぎると、熱中症になるので意識的な水分と塩分補給が大事です。)

以下田んぼの中で撮った美しいものたちです。

可憐な一輪の花
かわいい浮き草
カエルの稲穂
黄色の花(刈っちゃいましたが)
バッタの抜け殻
用心棒の蜘蛛さん

最後に田んぼの成長の様子をどうぞ。

7月28日撮影
8月3日撮影
8月11日撮影
8月17日撮影
8月17日撮影
8月25日撮影
8月25日撮影
9月8日撮影

まだ残暑が続いてますので、皆様もご自愛ください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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