あずき

1968年生まれ。女性。子育て終了、夫と義母と暮らす。本を読んだりポッドキャストを聴いたり。思った事、感じた事を、noteに書き留めてみる事にしました。

あずき

1968年生まれ。女性。子育て終了、夫と義母と暮らす。本を読んだりポッドキャストを聴いたり。思った事、感じた事を、noteに書き留めてみる事にしました。

最近の記事

言ってる言葉通りではないかもしれない件

認知症義母の暴言に、病気とはいえ腹が立つという記事を先日書いた。 その瞬間は、「クソババァ、許さん!」と思った。 少し時間が経つと、「まあ、そんな事言っちゃうのも、訳がわからなくなって、何かのせいにして文句言うしかないんだろうな。可哀想な状態だけど、でも、腹立つ。」くらいにトーンダウンした。 でも、「可哀想とはいえ、病気とはいえ、感じ悪すぎるだろっ!」と、やっぱり許してあげる気持ちにもなれない。そこまで人間は出来てない。 息子達には、彼らにとってはおばあちゃんな訳なので、あ

    • 認知症介護をする家族のホントの心のうち。私の場合

      認知症介護は大変です。同居家族は大変です。 どうやら正解はない。 いや、教科書的には色々正解らしきものが書いてある。だが、そんなふうに出来れば苦労しないんだよ!役に立たん!と本を放り投げる事になる。 自分ちのやり方を、それぞれが模索するしかない。 それが、施設に入ってもらう事でもいいと思うし、自宅でなるべく家族と一緒に過ごすでもいいと思う。 施設に入ってもらい、家族がせっせと面会に行くもよし、全然行かないもあり。 自宅で過ごして家族が暖かく見守る場合もあるだろうし、自宅にいる

      • 遠距離介護は突然に シーズン3① 出来る事がない

        遠距離介護が本格的にスタートし、スケジュールのやりくりに困り疲れた私は、非常勤訪問介護ヘルパーの仕事を辞め、いつでも行ったり来たり出来るように身辺整理をした。病気を抱えながら一人暮らしをする父をサポートする体制を整え、私も行ったり来たりするつもりだったからだ。それが、急に入院、そして転院。父自身も、家に帰るより病院にいた方が安心だし、それなら私達も安心だしということで落ち着いたのだった。 一旦、自分の家に戻った私。仕事も辞め、趣味でやっていた事も一旦全て辞めたので、一気に暇に

        • シン老後生活について考える

          一軒家に沢山の荷物と、義母と夫と暮らしている。 実家の父は長く一人暮らしだったが、病院に長期入院している。主人を失った実家だが、遠距離に住む私達子供が父に会いに行く時に泊まる。荷物結構ある。 実家の近くにある叔父叔母の家も夫婦揃ってはいるが、沢山の荷物がある一軒家に住んでいる。 夫婦のどちらかが欠ければ、沢山の荷物と一軒家にひとりで住む事になる。そして、最終的には子供達が荷物と家をどうにかしなければいけない。 全国あちこちで似た様な事が起こっている筈。 一軒家は老人には大変

          捨て方がわからない問題

          実家及び、自分家の片付けを粛々と進める私。 千里の道も一歩から!をスローガンに掲げるも、遅々として進まない。 なぜなら、捨て方がわからないから。 分かったとしても、面倒くさすぎる。そして、まあいっか、と放置してしまう。 いやいや、それを繰り返すから、この有様。 ひとつひとつ片付けよう。 古いiPad。バージョンが古すぎて動作が遅いので、夫にあげました。←酷い。 でも、あまりにも遅くてかわいそうになり、夫のiPadをバージョンアップしてあげたので(中古だけど、新品だと思って喜

          捨て方がわからない問題

          実家の片付け 捨てなければ、ずっとある。

          実家を片付けたり、自分の家を片付けたりする事が多いお年頃です。 80代の親には、最早大がかりな片付けは無理。 70代の頃は、やろうと思いつつめんどくさそうだった。 やはり60代50代が、片付けに最適なお年頃ではないかと思う。 私、55歳。お片付け適齢期。 母が30年以上前に亡くなり、父がずっと一人暮らしをしていた実家。毎年帰っていたけど、基本的に父の家なので、父が家を管理していた。その父が、病気をして入院中。おそらく実家に帰ってまた一人で暮らす事は難しいだろう。という訳で、

          実家の片付け 捨てなければ、ずっとある。

          遠距離介護は突然にシーズン2 番外編の続き

          認知症義母の暴言を必死にスルーしようとする私。 心臓がバクバクするが、言葉通りに受け止めてはいけない。きっと断片的にしか理解出来ていないから、自分の中で勝手なストーリーを作り、怒る事で自分を守ろうとしているに違いない。そう思っても腹は立つ。でも、言い返しても余計ややこしくなるから、放っておこう。 夫はテニスに出かけた。自分の日常は大事だ。 私は、実家にいつでも駆けつけられるように、先月で一旦仕事やら趣味やらをストップしたので、暇。 静かに、「師匠はつらいよ」杉本昌隆氏著を

          遠距離介護は突然にシーズン2 番外編の続き

          遠距離介護は突然に シーズン2 番外編

          家に戻ると、義母の言動がエスカレートしており、許容範囲を超えていた。 もともと常識的で世間体を気にするタイプの義母は、下品な言葉使いをする事はなかった。その筈だったが、認知症が進み、段々訳が分からなくなってきていて何でも人のせいにする様になっており、ボキャブラリーも貧困になってきたのか、「馬鹿!クソ馬鹿!」何言っているか不明なブツブツが続き、「ざまーみろ!」など罵る様になっていた。息子(私の夫)とのやり取りは、少し前からこんな感じになってきていた。でも、実の親子の会話だし、

          遠距離介護は突然に シーズン2 番外編

          遠距離介護は突然に シーズン2⑨

          父は病院に落ち着いたが私は名残り惜しく、土曜日と日曜日と実家の片付けをしながら面会に行くが、その後はまた埼玉の自分の家に戻ることにした。 このまま、毎日面会しながら実家をゆっくり片付けたいが、なんだかんだで夫も大変そうなので帰ることにする。自分の母親とはいえ、認知症で一日中文句ばかり言っているおばあちゃんの相手をして、だいぶ煮詰まっている様だった。 親戚の叔父叔母が、時々面会に行ってくれるとの事なので、よろしくお願いしますとLINEでお願いする。みんなLINEが使えて良かっ

          遠距離介護は突然に シーズン2⑨

          遠距離介護は突然に シーズン2⑧

          次の日は、午後の面会までだいぶ時間があった。午前中は、往診してもらい救急車で入院できるように手配してくれたクリニックに、無事転院出来たことの報告と、往診の支払いに行った。看護師さんに、家に帰れると言われたんですがと相談すると、病院にいた方が安心だからその方がいいと思うよ。無理矢理返すような事は絶対しないから、家族がみんな遠方だから病院に居させてもらった方がいいよとアドバイスもらう。確かに、今回の様に急に具合が悪くなる可能性を考えると病院にいたほうが安心だ。この間入院していた病

          遠距離介護は突然に シーズン2⑧

          遠距離介護は突然に シーズン2 ⑦

          実家に戻り、ひとり寝た私。 翌朝は早めに起きて、燃えるゴミを棄てる。燃えるゴミの日は、月曜と木曜なのだが、ずっとここに住んでいるわけではないので、タイミングよくゴミを捨てなければいけない。弟達とも話し合い、生ゴミ系は出たらなるべく小さく密封しておくしかない。ゴミ出せる日に泊まっている人が必ず出すというルールにした。 9時までに病院に行き、会計を済ませて、着替えや荷物をまとめて部屋で父と待っていれば介護タクシーが車椅子で病室まで迎えに来てくれる事になっている。介護タクシーは

          遠距離介護は突然に シーズン2 ⑦

          遠距離介護は突然に シーズン2 ⑥

          一旦、埼玉の自分の家に帰った私。 父の入院は2週間以内とわかっていて、次の転院先との調整を病院のコーディネーターさんにお願いして帰ってきたので、また転院の日が決まれば実家に戻ることになる。 案の定、認知症の義母は、えーお父さん病気なの?知らなかった!とお約束の様に驚いてくれて、ちょっと可笑しくなる。 訪問介護ヘルパーの仕事を辞めさせてもらう事にし、退社手続きをしてユニフォームも返却した。また色々落ち着いたら、またお願いしますと挨拶した。 疲れてるから休んだ方がいいよと夫は言っ

          遠距離介護は突然に シーズン2 ⑥

          遠距離介護は突然に。シーズン2 ⑤

          弟は、午前中面会に行き、その足で東京に戻った。 実は、面会時間は午後三時以降なので午前中面会は出来ないのだが、本人に頼まれた上着を届けたいという事で事前に看護師さんに許可をもらっておいたのだった。裏技を使いながら面会に行った弟から、父がスースー寝ている動画が送られてきた。「寝てるので様子を見ます。」 しばらくして、点滴に来た看護師さんに父は起こされ、弟は「短めにお願いします💢」と注意されて、上着を渡して一言二言かわして、駅へ向かったとLINEが入る。私は、「お疲れ、午後は私が

          遠距離介護は突然に。シーズン2 ⑤

          遠距離介護は突然に シーズン2 ④

          次の朝早く、弟その1から電話があった。 彼は忙しかったらしく、昨日の私のグループLINEもなかなか読めていないようだったが、夜のうちに読んで心配して電話をくれた。ひとしきり話しをした後、もう一度電話がかかってきて、東京から連休にこちらに来てくれるという。「お姉ちゃん一人で大変だったろうし、お父さんの様子も心配だからとりあえず行くわ。」 もうちょっと一人でやれるつもりでいたが、電話の私がかなり狼狽えていたらしく心配してくれた様子。弟は夜に着くという。 私は昨日慌てて支度した為

          遠距離介護は突然に シーズン2 ④

          「断捨離」もいいけど、捨てずに使ってみよう。

          ゆるゆると要らない物を処分している。 しまい込んでいた甘酒作り器、箱も説明書も綺麗にあったのでブックオフへ。 ホームベーカリーも、全然使っていない。持ち込むにはちょっと重いし、箱も無いし、説明書は書き込み有りで汚れているしで、買い取ってもらえなさそうだし、かといって、捨てるのは躊躇われる。 なので、もう一度使う事にした。 ホームベーカリーでパンを作るのが自分の中でブームだった時もあった。お餅もつけるやつを買い、餅もついた。3回位。そして、放置されて、仕舞い込まれて忘れられた

          「断捨離」もいいけど、捨てずに使ってみよう。

          遠距離介護は突然に シーズン2 ③

          午後2時半ごろにクリニックの先生が看護師さん2名と往診に来てくださった。 ちょうどその時、トイレに行きたいという父をゆっくりゆっくり連れていき、トイレから出たところに椅子を置いて一旦座ってもらい紙パンツを履くのを手伝っていたところだった。トイレが玄関横なので、その状況に鉢合わせ。先生が、「ゆっくりで大丈夫ですよ。」看護師さんにも支えられながら、上パジャマ下紙パンツのままゆっくりとベッドへ。そんな距離ではないんだけど、ものすごく時間がかかる。パジャマのズボンも履かせて、ベッドに

          遠距離介護は突然に シーズン2 ③