あきら みきと

漫画やイラスト、小説を描いてます/氷河期世代/福岡在住/カカオ取りすぎ dブック様、L…

あきら みきと

漫画やイラスト、小説を描いてます/氷河期世代/福岡在住/カカオ取りすぎ dブック様、LINEマンガ様にて「逆転無双の復讐者」連載(完結)ネーム担当 #晃幹人 #アキラミキト #AKIRAMIKITO #イラストレーター #漫画家 #ネームライター #シナリオライター

最近の記事

トラブルレポート:MacOS Sequoia 15.0.1へのアップグレード後、ログインができなくなった現象と対処法

問題の概要本日MacOSをSequoia 15.0.1にアップグレードした後、ログインができなくなる現象が発生。 調査の結果、システムのアップグレード後にキーボード配列がJIS(日本語配列)からUS配列に強制的に変更したことが原因でした。 この配列変更により、パスワード入力ミスが発生し、ログインができない状態になりました。 問題の発生状況パスワードの入力時に「@」やその他の記号の位置がUS配列に変更されていたため、実際に入力される文字が異なり、正しい認証が行われませんでした

    • 【感想】映画「ノクターナル・アニマルズ」

      この感想文について この記事は、私が個人的に感じた疑問や発想など、視聴後に持て余したメッセージのカケラを寄り集め、言語化することで折り合いを付けるために書いた記事になります。「そんな受け取り方もあるんだな」くらいに軽く受け止めていただけましたら幸いです。 なお、当記事においては、監督や出演者、配給会社、関連作などについては言及せず、純粋に本作品についてのみ綴っております。 既に映画をご覧になった方を前提としており、物語のあらすじについても割愛させていただきますので、ご容赦

      • 【短編小説】ハートフル保険

        ※この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません 毎日、白シャツが汗でべたっと背中に張り付く中学2年の夏。 健太郎、望、康平の3人は駅前のショッピングモールにあるフードコートで真剣な話をしていた。 「実は俺の母親が保険の営業をしているんだ。 小学生の頃はよく俺が留守番を嫌がったせいで、何度か営業周りに連れて行かれたことがあってさ。中学になってからも保険の内容について詳しく説明されたりするんだ…」と脈略無く保険の話をし始める健太郎。 カラン、とコーラ

        • 【短編小説】まま母のお弁当箱

          高校からお弁当が必要になった 張り切った母が作ったキャラ弁が恥ずかしく、僕の高校デビューは最低の気持ちになった… 父が連れてきたあの人から僕へのアピール、愛情の押し付けとしか思えなかった 父を通してクレームを入れ、翌日からそれはすぐに無くなった 高校生活も3ヶ月くらい経った夏の日、 いつも一緒に食べている友人がボソっと「それ、何か書いてない?」と僕の食べ終わった弁当を箸で指しながら言う 弁当の底には海苔が残っていたのだが、いくつかの米粒を丁寧に取り除くと少し歪だ文字の

        トラブルレポート:MacOS Sequoia 15.0.1へのアップグレード後、ログインができなくなった現象と対処法

          【短編小説】成人の扉

          18. 成人 「斉藤、お前はどれにする?」 「あ、うん、僕も同じのにしようかな…」 「じゃ、おっちゃん、”マグマ”2つね!」 「まいど!」 僕と同級生の友人は注文後そのキッチンカーの前で待っていた 特に話すことも無く、明日の天気などの話をして白けた時間を虚しさで埋める しばらくすると店員が真っ赤な具材が入ったタコスを手渡してくれた 僕の中身のない話を遮り、友人はそれを興奮気味に受け取った 辛いものが苦手な僕にとってこの800円はドブに捨てたようなものだ それでも、こ

          【短編小説】成人の扉

          【短編小説】聞き役

          「もう! どうして鳴らないのこれ?」 晴れ渡る空の下、都会を離れ、爽やかな田舎道を走らせる車の中で、妻の憤る声が響く 「もう!」 車のダッシュボードに埋め込まれたオーディオ機器を叩く音がする 妻は実に感情的になりやすい性格でかつ機械音痴だった 「Bluetooth接続がうまく行っていないんじゃないかな、一旦再起動してみて」 「え? そういうこと? …これでいい?」 いつも会話の主導権は妻にあるが、 機械周りのことについては僕の言葉に渋々従う 「あ、繋がらないと言えば

          【短編小説】聞き役

          【短編小説】転校生は未来人

          小学3年生の二学期の途中、1人の女の子が転校して来た 親が転勤族なのだと先生が言う 彼女は自分が未来から来た”未来人”だと言い、あまりクラスには馴染めない様子だった もちろん僕もそんなことは信じられなかった そんな彼女と僕は家が近いという理由で下校を伴にする機会が多かった 大好きな絵の話をしたり、それを見せたりすると彼女はとても喜んだ だから僕も彼女の話をきちんと聞こうと思った それから彼女の言葉をよく聞いて、きちんと調べてみると、 実はいくつか彼女の”予言”が当たって

          【短編小説】転校生は未来人

          【短編小説】砂の少女〜失われた世界〜

          ザザー… その砂浜では、何年、何十年、何百年も、ただ波の音しか聞こえてこない ある日、波は崖や岩にぶつかりながら、偶然浜辺に人のような形を作った まだ湿ったその砂の塊は、ポコポコと小さな空気を出して息づき しばらくすると、大きく盛り上がって、二本足で立つ幼い”砂の少女”となった 砂の少女はただ一人、何もない浜辺で何年も過ごした 少女はあくまでも砂であり、浜辺は自分の居場所だった ここから出ることはできないし、自分を維持するためには 海水を使って適度に湿った状態を保たな

          【短編小説】砂の少女〜失われた世界〜

          おはようございます ネームライターとして担当しているwebtoon連載漫画「逆転無双の復讐者」が本日公開されました🙏 https://app-manga.line.me/app/periodic/S138869?_appstore=0

          おはようございます ネームライターとして担当しているwebtoon連載漫画「逆転無双の復讐者」が本日公開されました🙏 https://app-manga.line.me/app/periodic/S138869?_appstore=0

          【短編小説】日の出と共にー高校時代に書いた小説

          日の出と共に  一万年前……それを時のくぎりとして悪魔と呼ばれる男が深い眠りから目をさます。 その男が眠っていたこの地には再び生物が芽生え、人類という進化した生物が現れていた。 春……この季節に男はその持った力で、自分をとりまいている闇を破った。    真っ昼間だ。しかし、雨が降っていてやや暗い。おまけにここは山の林の中でさらに暗かった。そんな中、雨やどりをしようと大木の下にかけ込んだ若者の姿があった。 「いやー、まいったな、ベチョベチョだぜ。」若者の名はディーン

          【短編小説】日の出と共にー高校時代に書いた小説

          年が明け、いつも通りに太陽が登り、新しく令和六年の扉が開きました 皆様お正月はどのようにお過ごしでしょうか どうか皆様にとってより良い一年でありますように 今年もよろしくお願いいたします

          年が明け、いつも通りに太陽が登り、新しく令和六年の扉が開きました 皆様お正月はどのようにお過ごしでしょうか どうか皆様にとってより良い一年でありますように 今年もよろしくお願いいたします

          【短編小説】クリスマスプレゼント

          「メリークリスマス!」 乾杯して盛り上がる自分と同じ世代の若者たち センスのいいイルミネーションで装飾されたオシャレなバーの大きな窓からは温かいオレンジ色の光が漏れ、笑い声や賑やかな音楽が溢れ出していた 1年前の自分ならあのグループの中にいてもおかしくなかっただろう でも、今年の俺は真逆だ 人々が浮かれ気分で酔いしれるのがあたり前とされているこの日に、俺は身も心も凍えそうになっていた 窓の中のテーブルに並ぶ、乱暴に食い散らかされた食べ物でさえ今の俺には似合わないだろ

          【短編小説】クリスマスプレゼント

          【短編小説】お昼休み

          ドスン! 午前中で疲れた体を勢いよく椅子の上へ持たれかけると 4本の脚がキィと悲鳴を上げる 眩しい昼間の太陽が 社員食堂のいくつかの窓から降り注ぎ 机に光と影の境界線を作っていた 日陰の席でスマホを取り出し イヤホンでお気に入りの歌手のライブを聴きながら 少し遅いランチタイムを過ごす そして、いつものように投稿サイトで自分の作品の評判を確認する 才能がない 誰にも認めてもらえない 生きているだけで精一杯… 「あはははは!」 「マジありえないって!」 「ウケる!」

          【短編小説】お昼休み

          【短編小説】ムダな時間

          あらすじ 本編 フラれた… この3ヶ月はいったい何だったんだ… そして僕は、今夜もまたコイツと一緒にファミレスで貴重な人生の時間を浪費している 橘音子は同じ大学の学生で、お互い授業もサボり気味 いつも暇を持て余していたため週5のペースで会っていた 彼女とは高校だけは別だったが、小学生の頃からの付き合いで、大学で偶然再会した時にはとても新鮮だったことを覚えている しかし男女の関係ではない 熊のような女性を僕は異性として見てはいなかった 「なんで?」 音子は目線をハン

          【短編小説】ムダな時間

          【短編小説】おはよう!

          あらすじ 本編 小学生の頃からの親友と喧嘩した 口をきいてくれなくなった 原因はわかっている   きっかけは先日の野球観戦だ その日は「ガープVSバンシン」の試合があった   結果はバンシンが勝利した 私がガープファンで、親友がバンシンファン 私はチームが負けたことで悔しさのあまりつい言ってしまった 「もう、絶交!」と 決して本心ではなかった 翌朝、ぐっすり寝た私は昨日のことなどすっかり忘れて いつものように高校へ行き いつものように親友の背中を見つけて声を

          【短編小説】おはよう!

          映画「空白」について考えてみた

          はじめに 映画「空白」、とても考えさせられる私好みの映画でした 登場人物一人ひとりの背景が重厚でリアリティがあり、見逃してもいいような”空白”など、どこにも見当たりませんでした 観ている間、まるで”現場”を目撃しているように、中へ中へと引き込まれていきます 感じるのも、考えるのも、視聴者であるこちら側に託されていると感じられ、視聴後はしばらく脳を占拠されてしまった程です この記事は、私が感じ、持て余したメッセージのカケラを寄り集め、なんとか言語化しながら“折り合い“

          映画「空白」について考えてみた