ともも

医療関連業界人(MR歴30年以上)、医療経営士2級、ヘルパー1級、認知症ケア指導管理士、応急手当普及指導員。マラソン、トレールランニング、テニス、マリンスポーツ、釣り、ギター、サックス等日常は道楽人間。宜しくお願いします。

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    医療、介護に関わる思うことを綴ります

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MRの情報提供はAIに勝てるか

MRの情報提供はAIに勝てるか? を考えながらMR不要論に対抗していきたいと思います。 私はMR必要論の立場なのでその方向に偏る傾向が多々あります。 様々な職種がAIの出現で置き換わる、または縮小すると言われています。 医薬品の情報提供についての業務についてはどうなるのかを考えてみました。 医薬品の情報提供は現在、法的な有効性、安全性に関わる添付文書内の情報がベースになっています。他の会社の薬剤との比較、有効性のみに偏った情報提供等は禁止されています。そのような中、情報提

    • MRの今昔

      MR(Medical Representatives)は、医薬情報担当者の略称で、自社医薬品の適正使用ならびに薬物療法の向上に貢献するために、医薬品の品質・有効性・安全性等の情報を扱う医薬品情報の専門家です。(MR認定センター MRとはより引用) 製薬会社の営業と言われるこの職業の今昔を書いてみようと思います。 ①仕事内容 30年以上前はMRという言葉ではなくプロパーと言われていました。仕事内容はまさに営業そのもの、価格交渉も含めて医療機関に売りにいくというスタンスでした

      • 介護経験 〜介護うつについて〜

        私自身の両親の介護経験によるうつについて記しておこうと思います。 両親の介護は私が50歳強で突然始まりました。 年齢的にも仕事が充実している時期です。介護は両親ともにほぼ同時に急激に始まり、私自身医療に関係する業界で働いていたこともあり、在宅での介護も乗り切れると思っていました。 しかしながら、私の場合の介護は次から次へと発生する様々なことを解決していく時間を、只只費やしていく日々です。両親も人の手を借りたくないという思いがとても強いタイプでしたので、その分スムースに行か

        • SDGs的な日々

          趣味で山や海によく行きます。 その中で最近特に思うのがゴミの問題です。 地球温暖化、SDGs、プラスチックゴミ、環境問題など多くのワードが注目されており、それらの是非も議論されています。 私は放置されるゴミは環境に悪影響を与えると考えています。 山奥で放置された数十年前?と思われるようなゴミは環境にも景観にも悪いと思っています。。 趣味で海上に出ることが多いのですが、とてもゴミが多いです。 できれば綺麗な地球であってほしいと願う中、自身の生涯で総合的に地球を綺麗にする立

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          MRという仕事について

          私はMRという仕事を30年以上しております。 私自身の年齢でMR職の終盤が近づいてきていることもあり、その中で得たこと、感じたこと、未来志向で思っていること、同業の若手に残したいこと‥ 綴っていこうと思います。 「MR」とはMedical Representativeの略、日本語にすると「医療情報担当者」です。 製薬会社の営業と言う方がわかりやすいかもしれません。 30年以上前(昭和終盤)にはプロパー(propaganda:宣伝)と言われていました。ベテランの先生(医師)

          MRという仕事について

          今年の終わりに当たって

          久しぶりの投稿になります。 今の自身の状況を見つめてこの年末に書いておこうと思いました。 50歳代半ばの私のこの3年は両親の介護が中心の生活になりました。 母の病気が分かり介護が始まった途端父の病気も分かり、病院への通院介助と在宅介護。 両親ともに支援は必要ながら、人の世話になりたくない性格でした。私もできるだけ2人の生活を続けて貰いたいという願いの中で在宅サービスをなんとか入れながらやっていました。 突然の難病発症による父の入院から、バランスが崩れて母も入院となり施設

          今年の終わりに当たって

          介護体験 ~精神疾患をもつ母の入院やケアに難渋したこと~

          母(81歳要介護3)は以前より精神疾患(統合失調症)がありましたが、精神科受診拒否が強く未治療でした。その中、重度の下肢褥瘡が発生し入院が必要とされましたが、拒否が強かったため通院治療をしていました。 只通院も2回/週と頻度が多いのと、一度の通院介助があまりにも大変で私自身通院毎に仕事を休まないといけない状況で、医師に状況を説明し入院治療を開始してもらうことになりました。母にも入院治療することで早く治ることを説明しその際は理解をもらいました。 只いざ入院すると、精神疾患の妄想

          介護体験 ~精神疾患をもつ母の入院やケアに難渋したこと~

          介護記録② 認知症の父の火の管理

          父は喫煙者です。認知症もありタバコの灰をあちこちに落とすためカーペットは穴だらけです。ラクナ梗塞や狭心症もあり禁煙に何度もトライしましたが認知症とニコチン中毒を乗り越えることができず実現していません。 タバコの弊害ですが、健康面だけでなく、灰のこぼしによる火事の心配、ベランダからの吸殻ポイ捨てによる階下住人への迷惑・ベランダの損傷等の近所迷惑が非常に気になります。 また家のコンロはガス式のタイプで、火をかけたまま寝てしまっていたり、空焚きもよくするようで火の扱いにはとても

          介護記録② 認知症の父の火の管理

          介護記録① 認知症の父の車両運転を止めさせた話

          一個人の家族介護の経験ですが、誰かの何かの役に立つこともあるかと思い記録として残すことにしました。 父は後ほど血管性認知症(MMSE13点)と診断されましたが、診断前には普通に車両運転をしていました。もともとドライバーの仕事をしていた父は運転に自身を持っており、運転は日常生活にも必須でした。 私も父と接する中で、話の異常な繰り返しや日時等の食い違いを感じていましたが特に認知症とは思わず過ごしていました。 ある日父の運転する車の異常な凹みを見つけた際は「もしかして認知症?、

          介護記録① 認知症の父の車両運転を止めさせた話

          「だれかのために」の考え方... そのルーツについて

          「だれかのために」... 対人援助の基本かもしれないその考え方... 自分の中にもあるその考えのルーツについて考えてみました。 50歳台前半の自分にとってその考え方を育んだ一番大きなものは... テレビのヒーロー番組で間違いなさそうです。 特に印象深いのはウルトラマン。 記憶を辿りますが、 確かウルトラマンは宇宙巡回中に地球の科特隊ハヤタ隊員の乗る飛行機と衝突し、ハヤタ隊員の若き命を奪ってしまう...      あまりにも申し訳ないためウルトラマンは命の潰えたハヤ

          「だれかのために」の考え方... そのルーツについて

          コロナ時代の医療・介護事業運営

          今、医療・介護事業の経営指標の悪化が強く表面化しています。 3月には既に報告されていましたが、コロナの流行拡大と緊急事態宣言による様々な活動自粛で更に経営悪化が進んでおり、現在注目されているものと考えられます。 今後の医療・介護事業の運営について、現場での意見を聞き、また様々な有識者の話を聞き、ディスカッションしたものを纏めたいと思います。 新型コロナが医療・介護経営に与える状況について既に多くの指標が発表されています。 患者・利用者減少による医療事業・介護事業の収益の悪化

          コロナ時代の医療・介護事業運営

          「走る」という道楽について

          マラソンに嵌った時期があります。 仕事から帰ったら走る、毎日がランナーズハイ。 休みの日も当然走る。 次第に走れる距離が伸びていき、大会にも何度も出場しました。 フルマラソンを走れるようになるとトレールランニング(山走り)、ウルトラマラソン(フルより長い距離)に興味が向いていき、ウルトラ100kmも何度か完走しました。 一般的にマラソンをする人は目標時間に挑戦します。フルマラソンならまず5時間を切る、次に4時間を切る(サブフォーといいます)、ハイレベルな人は3時間半

          「走る」という道楽について

          篭り生活における食事・栄養学

          新型コロナの影響で、在宅ワークが増えてきました。プライベートでも外出するということ自体激減です。家に篭っていて一番驚いたのは食事ばかりしているということです。朝起きて、食べて、仕事して、昼食べて、仕事して、夜食べる。次々やってくる食事時間が楽しみでもありますが、流石に胃が疲れてきました。 そこで、改めてこのような篭り生活の際の食事について考えてみました。 この胃のはたらきに対して負荷がかかりすぎると胃疲れになります。 そして胃を疲れさせやすい食事についてです。 私自身

          篭り生活における食事・栄養学

          家族介護の葛藤

          只今両親の介護中です。 介護生活に入ったとき、しっかりとした基礎と実践を学ぶ必要があると思い介護職初任者研修受講しました。そしてより深い専門的な知識と技術を求めて実務者研修修了。また認知症の親への対応を学ぶためにユマニチュードも勉強しました。 実際の思うように接することができているかというと・・・ 時々、冷静に本人目線で接することができていますが・・・ これが難しい・・・ つい家族の目線で怒ってしまったりします。 そして怒った後は、必ず自己嫌悪・・・ 自分に帰ってくるん

          家族介護の葛藤

          ユマニチュードの勉強

          認知症介護のバイブル「ユマニチュード~老いと介護の画期的な書~」を勉強しました。 自身ヘルパー資格を持ち、認知症の親の介護中でしたので参考になればと思いながら・・・。 読んでいくと、まずは非常に哲学的・・・・・・ ユマニチュードとは・・・・・                     人間とは何か・・・                         老いて認知症になって・・・                     でも今まで生きてきたその中に大きな価値がある、介護者

          ユマニチュードの勉強