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「走る」という道楽について
マラソンに嵌った時期があります。
仕事から帰ったら走る、毎日がランナーズハイ。
休みの日も当然走る。
次第に走れる距離が伸びていき、大会にも何度も出場しました。
フルマラソンを走れるようになるとトレールランニング(山走り)、ウルトラマラソン(フルより長い距離)に興味が向いていき、ウルトラ100kmも何度か完走しました。
一般的にマラソンをする人は目標時間に挑戦します。フルマラソンならまず5時間を切る、次に4時間を切る(サブフォーといいます)、ハイレベルな人は3時間半、そして3時間と・・・。
自分もフルマラソン4時間切りに何度もトライしました。でもマラソンは以外にケガが多い。足底筋膜炎、中足骨の変形、シンスプリント、変形性膝関節まで・・・。
そこまでやっても目標タイムに到達せず・・・ ケガばかり・・・
タイムを目指す走り方は卒業することにしました。
でも走ることを止めたわけではありません。
ときどき、時間制限の長い大会に出て5時間30分位での完走を目指して走りますが、必死に4時間切りを目指した時よりも良かったことがあります。
4時間切りを目指して必死で走っても4時間13分がベスト、必死で走った後は全身筋肉痛、吐き気でビールも美味しくない、食欲もない状態でした。
でも5時間30分で走れば疲れが少ないし、後の食事・お酒も美味しい。
走行中もすべてのエイドステーションに立ち寄れるし、時々沿道の人とお話したり子供やおばあちゃんとツーショット撮ったり、楽しみの限りを尽くせてています。
このスローマラソンは気分は観光そのもので、おまけに沿道から応援して頂けるという特典もあり新たな楽しみを見つけることができました。
トレールランニング(山走り)も以前はひたすら走っていたが、今はすぐ止まったりでスローペースの走りです。
花を見つけては止まって写真に撮り、お花のSNSに投稿・・・
他には樹液の匂いを感じたら立ち止まりクワガタを探す・・・
リス、ウサギ、イノシシ等、突然の出会いがあるのもトレールランニングの魅力です。一度ウサギと20mほど併走したときは鳥肌が立つほど気持ちよかったです。
トレールランニングもブームですので、ストイックに走っている人によく会います。その姿には頭が下がりますが、自分の楽しみ方で走ろうと思います。
明日は休み、山に行こうと思います。