現代コミュニケーション論【日常メモ】
はじめに-日常と目的意識-
日常の中にヒントは無数にあります。
人間は『目的意識』で変われます。
『目的意識』を持つからこそ、疑問・悩みをどう解決するか、ケース毎に考える事が出来るのです。
最近ふと『自信や好感度はどう生まれるのか?』について思うことがあり、その理由を、自身をメタ認知し、周囲を見渡しながら、考えていました。
人によってかなり大きなバラツキがあるという結論に達し、その上で1つの必要な要素である『コミュニケーション』にスポットを当てることにしました。
そして本日、【現代コミュニケーション論】について、総体的にまとまった気がしたため、メモとして綴ります。
1.ゆとり~Z世代の相対的感想
【コミュの非社交化】
SNSのツールが便利になった分、自己肯定感・承認欲求を手元で完結している人が多く感じる。
最たる例は「インスタ」「配信」
特に20代は他の世代よりアドバンテージが大きく、内容より外装重視の傾向。
一方、「LINE」が電話・手紙代わりとなってる昨今、少しでも気に入らないと「議論」ではなく「ブロック」を選ぶ人が増えている。
コミュニケーションを楽しむというより、最低限にしたい意図も見え隠れする。
外で遊ぶ機会が減っている為、社交的な性格もネット内だけという人も少なくない。
仮に年代のギャップがあって、いきなり「ブロック」になってたら、理由を探す必要はない。
「どこが気に食わないのか」も口頭で直接言えないで、そもそも深い人間関係など築けない。
それに気付いていない人には、幼稚さを感じざるを得ない。
僕は社会人一年目の若造ながら、毎日経営者とお話させて頂いて、生意気でも「こういう所はどうなんですか?」とぶつけた。
大卒ホヤホヤだろうが、言葉で思った事を口にしながら揉めることも厭わず、(その時点の能力的に)出来ない事は先輩に端的に問い続け、教わりながら、生きてきた。
挫折・失敗をしながらの人生経験は僕の唯一の財産である。
そうして、一流経営者とサシで話し、揉めた後は、一緒にお食事などさせて頂きながらも、案外全く嫌われなかった事に気付いた。
何人もの経営者に言われた。
「俺も若い時、君みたいにギラギラしてたよ。ハッキリ言ってくれる若い子が中々いないし、これからも話すの楽しみにしてるよ」と。
ある経営者からはこうも言われた。
「ヘラヘラして敬語だけは立派な若い子が世の中に沢山いるけど、建設的な議論をするのに必要ないんだよね。だから君は信用してるんだよ」と。
そういう経験を経て、これがコミュニケーションの基本だと思うに至る。
経営者なのに、第三者・関係者・従業員・交際相手etc.関わる全ての人々に対し、ビジョン含め、具体的な話も出来ない人はそれこそ、リーダーに不向きだ。
経営者はお金より、そういう魅力があれば、従業員も付いてくる。
皆さんにとってのリーダーが『何考えてるか分からない不思議ちゃん』だったら最悪ですよね?
また、敬語で接するだけが社会人のコミュニケーションというのは大間違いだ。
百貨店はまさにお客様に対しては、敬語なし(間違えてもアウト)で働けない世界だが、一旦裏に行けば、体育会系のノリの仕事・人がほとんど。
※お歳暮のキックオフ会はそのもの
しかも、その時間割合は、接客やディスプレイより圧倒的に長い。
また、異性がほとんどなため、男性として、いかに溶け込むか、めちゃくちゃ勉強になる。
年上のお姉さん達から仕事終わってから飲みに誘われたりしながら、数多くの叱咤激励を頂き、可愛がられたものだ。
それも含めて、「ハラスメント」と言ってたら、何も学ぶことなど出来ない。
※主な「〇〇ハラ」は一通り経験しました
※但し、職場の人間関係の方がよほど複雑なので、顧客からの一方的なクレームだろうと『カスハラ』なんて思った事もありません
話を元に戻すが、同じ人間はいないという大前提に立てば、コミュニケーションを根気強くしない限り、本来「好き」も「嫌い」も存在すらしない。
コミュニケーションも自分から大して取らず、好きになったり、嫌いになったりするのは、その時の気分なだけ。
つまり、具体性が言動についていない。
言い方を変えれば「地に足がついてない」。
コミュニケーション含め、失敗するから身につくのであって、失敗しないで学ぶことはない。
最近で言えば、例えば「退職代行」。
「どこが嫌になったのか?」具体的・直接的に言えない人が増えている。
僕は『課金・ブロック・レンタル文化』と勝手に呼んでいる。
課金もブロックもSNSにまみれた世代では日常茶飯事になりすぎてて、具体的理由が軽薄化している。
これには企業側も相当手を焼いている。
面接、筆記、入社式から始まり、マナー研修くらいまでは良いのだが、初期のレクチャー辺りで雲行きが怪しくなる人が実に多いと聞く。
『人手不足』 (正社員不足→大手の7割、全体の66%)のおかげもあって、競争率も低下の一途。
就職氷河期のような競走がない中で、やっと真面目そうな人を採用でき、初任給も上げ、奮起を促しても、何も言わずに消える。
まるで、LINEをブロックするように。
そして、課金して業者に退職代行の依頼をする。
表面だけは傷つかずに済む。
(冒頭とは逆に自己嫌悪感は少なく済む)
が、それを『失敗』と捕えない人が大半なため、イージーモードは継続してしまう。
さらに、今や、サブスクは、動画・音楽だけではなく、様々なジャンルに広まっている。
ブランド品だろうが、大した苦労しなくても、百貨店に行かなくても、『レンタル』出来る。
それだけ、仕事も恋愛も『レンタル』感覚の人も増えている実感がある。
※僕が『レンタル』しない理由
①物への責任感の希薄化
②所有権がない違和感
あまりにイージーに、無機質に生きていた人は、ちょっとした事でつまずき、目先の「おいしい話」に食い付いてしまう。
そうして、昨今の若年層の犯罪に行き着く人は少なくない。
【理不尽を知らないとどうなるか】
不都合な事象の理由を全て「〇〇ハラ」のせいにすれば、さぞかし自分だけは心地良く、悲劇のヒロインに浸れるだろう。
だが、どこの環境にも慣習がある以上、嫌なら
①理由を具体的に伝えて転職
②そこの中で這ってでも学ぶ
③辞めた理由から自分の進路を考え独立する
基本はこの3つから選ぶ。
部活も同様の事が言える。
顧問に竹刀で殴られたりする度に、PTA・親に言ってたら、1日で辞めざるを得なかっただろう。
反省と理不尽の間に立って、初めて人間は成長するものだ。
結局、現在の教育では、殴られたり、厳しい説教をされない為、その痛みなど知らず、大人になる。
その怖さは現在の日本の惨状を見れば分かるだろう。
理不尽なコミュニケーションすら、まともに受けてないのに、何が理不尽か分かるはずもない。
ゆとり~Z世代は、とにかくやりたい事・得たい物をすぐ手に入れたがる上に、タイパ・コスパを異常なまでに気にする傾向があり、十分なコミュニケーションを計れてないケースが目立つ。
コミュニケーションで最も重要なのは、「筋を通すこと」であるが、効率を重視するあまり、困難になっている人が多い。
失敗と言える「失敗」をしてこなかったり、理不尽さに晒されたことがないと、反省力・リスク回避能力が極端に低い為、容易に批判・炎上・トラブル・犯罪に巻き込まれ、それを繰り返してしまう。
立ちんぼ・パパ活女子・闇バイト・特殊詐欺・迷惑系配信者は、その代表格と言える。
その手の犯罪、或いは迷惑・不正行為をする上で、自分の利益になりそうなこと以外のコミュニケーションなど、ほとんどとる必要はないからだ。
ただの駒として使われている事自体は理不尽とも思わず、人の命・お金・時間etc.を理不尽に奪い、悲惨な事件を起こし、反省してるのかしてないのか分からない人間が行き着く先は、刑務所となるパターンが数え切れないほどあり、未だ続いている。
本質が全く見えていないから、今の自分の状況を把握出来ない。
本来、コミュニケーション(それ以外も)には、理不尽なモノも多々あり、根気強さが当たり前に必要なのだが、それら大事な"過程”を尽く飛ばしてきたばかりに、「短絡的」且つ「極端」な思考の人が急増する。
2.相性が悪い人とのコミュニケーション
【悪いと良いは表裏一体】
世の中とは不思議なもので、恋愛に至っても、『相性の悪い人』と付き合う場合がある。
極端な例だとDVする相手と交際する人。
仮に『相性の悪い人』であっても、「良い所」に目を付けると、恋愛・結婚まで出来てしまうのだ。
世の半数以上の人(特に日本人)は、どうしても人の欠点を探すのが優先になる。
日本人の真面目さが仇となっている事例であり、未成熟な『完璧主義者』に多い。
ただ、人の欠点を優先してしまうと、折角知り合った・出会った人と早く別れる事に直結する。
よくお付き合いする人がコロコロ変わる人が、まさにそれだ。
成熟した人間は、上述した一流経営者たちのように、「良い所」を優先する。
※帝王学にも通ずる
そうじゃないと、事業も人も伸びない事を知っている。
なので、(恋愛したいのに)恋愛してもすぐ別れたくなる人・恋愛できない人は、日常的に色んな人の「良い所」を探す練習をした方が良い。
無理なら、経営者(一人親方以外)は辞めた方が従業員・企業、引いては社会のためになる。
一人一人、全く違う独立した人間なのだから、考え・話の内容・時間の過ごし方などのズレがあって当たり前。
それなら「良い所」を探した方が「幸せの近道」になる。
これを分かっていない人が日本の総人口の7~8割はいると思われる。
『嫌よ嫌よも好きのうち』というのは、こうした考えの事を指すのだと認識している。
最初から「嫌い」で、途中も「嫌い」で、いきなり「好き」になることはまずない。
そうではなく、「嫌いになる要素」があるとしても、「好きになれる要素」が優先されれば、僕はお付き合い出来る。
要はなんでもバランスや塩梅。
これを幼稚な人が知る由もない。
尽く「ブロック」してきたのだから。
他人の「良い所」を評価する経験が、絶望的に足りないからである。
(そういう人こそ、一個一個褒めないと不機嫌になったりする=褒めるのは下手だが、褒められたい人達)
※配信者・モデルなど目立つ立場を選ぶ人に多い
『好きになれる要素の優先』を知らない人は確実に人生損しているし、恋愛のチャンスを1つ・2つ…と自ら落としている。
新しい自分を発見出来る相手をみすみす逃してしまっているのだ。
完全に合う人も、完全に合わない人も、そうそういない。
⚠️唯一気をつけた方が良いと僕が思うのは、プライドだけ高く、知識・貞操観念・道徳心・倫理観の欠如した人。
通常、まともなコミュニケーションが成り立たない。
せいぜい職場だけに留めたい。
幾ら、相手の他の条件が良くても、お付き合いをしないか、気付いた時点で辞める事をオススメする。
※コミュニケーションを取れば分かる
3.自信の種をどう育てるか?
【自己肯定の方法】
社会には様々な人がいて、特に「配信」などを見ていると「え?こんなので自信もっているの?」と思うことが多々ある。
自己肯定感が低い方には、そういう見方で「配信」を見ることもオススメしたい。
一方、僕の記事を読んで下さるような方は、間違いなく「真面目」であり、「向上心」がある。
例えば、数人に「可愛い」と言われたら、その気になって、本気で自信を持ち、何なら自分を「高嶺の花」とくらい思う人もいる。
それも、ただ配信で話しているだけで。
それが専門性が高かったり、話題を広げるのが上手かったり、相談に親身に乗れたりしなくても良いのだから。
その天狗になる速さに驚愕するほどに。
僕はその日の出来事や専門分野などを自分なりにまとめて綴り、尚、そのクオリティーを高めようとされているnoterの方々の方がよほど、それだけでご自身を褒めて良いと思う。
物事を書く能力は一長一短で身につかないからだ。
それに、例えば、僕が言われて改めて「そうなのか」と思ったのは、「難病で体の痛みを抱えながら色んな事を頑張ってるじゃないですか」と声を掛けて頂いたこと。
そのように、自分で全く評価していなかった「自分の行動」の棚卸しは、じわじわではあるが「自信の種」を植え付けてくれる。
こういう思考パターンの方々は何もしていないことはない。
「頑張ってる」と自分に言わない・思わないだけ。
それが日常に埋もれ、再評価はおろか、ただ当たり前と思っているだけなのだ。
『当たり前なことなど一つもない』という言葉があるが、まさにその通り。
当たり前じゃない状態で当たり前じゃない事をやっている・こなしている自分を忙しく頭・体を稼働させるだけでなく、一旦、客観視してみて、「良かったこと」はストックする。
(認知行動療法の一環でもある)
そうすると、「自信の種」が増えていき、何かきっかけがあれば、水や光を浴びて、一気に芽吹くこともある。
どの競技も仕事も趣味も、日々の地道な積み重ねで一歩進んで、転けて、それが時を経て、気が付いたら、素人には手の届かないスキルが身に付いているものだ。
剣豪・宮本武蔵も、3年間は鍛錬の『鍛』に過ぎないと言っている。
昔の3年間だから、限られた人生の途方もない時間で剣を振っていたのだろう。
元から脈略もなく自信家の人も大勢いる中、それだけ積み重ねてきたら、後は「つなぎの作業」になってくる。
例えばだが、自分が「いいな」と思った人の言葉や表情、仕草を真似てみてはどうだろうか?
僕は既に取り入れているが、その人の顔が浮かんできて、それを真似からでもやっていくと、自然と出るようになってくる。
少なくとも、自分が「いいな」と思った人がやっていることなので、それが自然となってきて、相対する人と心地よい時間を過ごせたら、「自信」を開花させる「チャンス」が来ていると言って良いと思う。
そのパターンは多いと尚、実行する範囲が広がる分、出来た達成感が増える。
外見だけを真似することはデメリットも大きい。
整形・メイク・髪型・服装のいずれかor全てを好みの芸能人に近づけても、スキルやコミュニケーション能力に雲泥の差がある事がほとんどで、外見が変わったその人を勘違いした周囲が色々会話を弾ませようとしてきても、内面は今まで通りのため、求めてたクラスの人は残らず、変な人しか集まらないということは、よくある事だ。
結果、理想と現実のジレンマに陥って、「病んで」しまう。
結局、何の自信にも繋がらなかったという人を沢山見てきたから、そう思う。
整形などする前に、寝ずとも必死に『自身の種』を自分の中に植え付けるよう行動してきた人は、連動して人気が上がる場合が多い。
まとめ-深堀出来ない人達の中で-
とにかく、SNSでその人が発したらしい言葉や一生懸命やっているように見える動画を見て、「この人いい人だな」と思ったりするのは、『一方向だけの情報』と考える必要がある。
人物・組織についての感想などもそうだが、裏取りしないで、「あの人が言っているから」など、"脳死状態”になってしまっては、「カルト信者」と変わらない。
どの人が、どんなタイミングで、どんな方法で、どんな言動を起こしているのか?を知るのは『社会人のマナー』だ。
僕の場合、社会人になって、すぐ身についた。
僕は上司や先輩に伝達する時、「5W1H」がなってないと毎度注意されたからだ。
それを具体的に言えない20代後半以降の人を見ると「大丈夫かな?」と心配になる。
その当たり前が蔑ろになっているため、「情報が錯綜しやすい状況」になっているのだろう。
人を評価する場合でも、丁寧に言動をしっかり見て、具体的な「良い所」を探すよう、努めていきたいものだ。
女性は特に「前髪短くなって、顔もハッキリ見えて、〇〇ちゃんにすごい合っててかわいいね」「ネイルカラー、前も良かったけど、その色△△さんのイメージにすごい合ってるて綺麗だね」etc.具体的に褒めてもらえると喜んでくれる。
好感度というのは、自信というのは、本来、このような具体的なコミュニケーションから生まれるものだと最後に書いて、まとめとする。
©2018 Yuyu#6