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貴重な話し

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2024年8月の記事一覧

男と女と

男と女と

「LGBT理解増進法」とは、僕たちマジョリティ(多数者)に向け、性的マイノリティ(少数者)の存在を理解させようという理念法(基本理念を定める以外、具体的な規制や罰則については特に規定していない法律)である。
それ自体、大きなお世話というものであり、ここまで心の問題に踏み込んだ法律があるのは日本のみである。

ではそもそも、対象となるLGBTに該当する(と思われる)人たちの間では、互いの存在を理解し

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ゴーストの囁きで再定義される自己と環世界のノイズ - 追悼記録

ゴーストの囁きで再定義される自己と環世界のノイズ - 追悼記録

田中敦子さんの訃報と『攻殻機動隊』が提起する哲学的考察

 何度、死に直面しても、人間はまた会えると思っている。恐らく死を正確に捉えられるようになると、恐怖と別れの悲しさに脳が耐えられないのかもしれない。電脳化したらまず死を実感できる状態にしたい。

 田中敦子さんの訃報に接し、深い悲しみとともに、『攻殻機動隊』、そして草薙素子というキャラクターを通じて提示されてきた数々の哲学的な問いが再び頭をよ

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長崎市、平和祈念式典:「戦争の悲惨さ」「平和の大切さ」を理解させるために、戦争をしている国こそ招待したらよかった。

長崎市、平和祈念式典:「戦争の悲惨さ」「平和の大切さ」を理解させるために、戦争をしている国こそ招待したらよかった。

9日の長崎原爆の日に行われる平和祈念式典について、長崎市はイスラム組織ハマスと戦闘を続けるイスラエルの駐日大使を招待しなかった。

これに対して、G7=主要7か国のうち、日本を除くアメリカやイギリスなど6か国とEUの駐日大使らが連名で懸念を示す書簡を長崎市の鈴木市長に送り、参加見合わせを表明した。

ジュリア・ロングボトム駐日英大使は、イスラエル大使が「他国に侵略した国」であるロシアと同様の扱いを

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AM8:15 祈りを。

AM8:15 祈りを。

 毎年、年末年始や誕生日以上に自分の人生を省みる日です。毎年の思考の変遷を振り返りつつ、79年という月日に想いを馳せます。