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引き換え【短編小説】
悪魔は言った
どうだろう
永遠の若さと引き換えにあんたのその魔力を私に譲らないか?
魔女は言った
そうね。永遠の若さを保つには魔力だけでは限界があるわ
私は魔力で全てのものを手に入れた。
あとは、永遠の若さを保つだけだからあんたの提案に乗ったわ
悪魔と魔女は、契約を交わし
魔女には永遠の若さを
悪魔には、魔女の魔力を渡した
魔女は、若々しい姿に変貌した
美しいわ
これで私は全てを手に入れたわ
ダークヒーロー【短編小説】
男は、刃物を片手に持っていた。
生きる価値がないやつだから、殺した。
そんな、ニュースたまにあるだろ。
それで、俺は考えた。
本当に生きる価値のあるやつはいるのか?
結論はな
いないんだよ。
この世に人間がいても、何の意味があるか?
地球環境を破壊して、他の生物を絶滅させている。
それを防ぎましょうとか言って、表面上の対策だけとる。
これに何の存在意義があると言えるか?
俺は、そんな
ざしきわらし【短編小説】
ざしきわらしが見える。
これは、どうみてもざしきわらしだ。誰がなんと言おうとざしきわらしだ。
一人暮らしの女性は驚きの感情で溢れていた。
居間のすみには、赤い着物を着た子供が立っていた。
すると、ざしきわらしと思われる女の子がこっちに近づいてきた。
そして、こう話しかけてきた。
『ねぇねぇ、遊ぼうよ。』
女性は言った。
『何をして遊ぶのよ。あなたは、ざしきわらしなの?』
するとざしきわら