斉田才

音楽評論家。元大阪北堀江ライブハウスhillsパン工場店主。元ビーイング/GIZA系 大阪芸術大学非常勤講師、YES-fm(FMぷらぷらアプリダウンロードで全国視聴可)「hills music factory」ラジオDJ ほか

斉田才

音楽評論家。元大阪北堀江ライブハウスhillsパン工場店主。元ビーイング/GIZA系 大阪芸術大学非常勤講師、YES-fm(FMぷらぷらアプリダウンロードで全国視聴可)「hills music factory」ラジオDJ ほか

最近の記事

あれから3ヶ月、今年も残り3ヶ月

 とりあえず、夏が過ぎて10月中旬の秋だというのにまだ私は半袖姿のままである。昨日は、YES-fmのラジオ収録が三本あった。10月過ぎても続いているということは7年目に突入したということだ。純粋に楽しみながら続けている番組だとコロナ禍も克服できちゃった、ということか。  まぁ、内藤勇樹とは、会社が変わろうが続いているというのも奇妙な話である。  新しい仕事にも徐々に慣れては来ているのだけれども、それ以外で誰かと会うということもめっきり減った。ので、昨日は久しぶりに継続仲間と会

    • Z世代との付き合い方!?

       SAKURAとIBUKIは、大阪芸大の私の授業の学生なのである。授業も後期に入ってよりゼミっぽく応用編みたいになってきた。当初は「プロデュース実習」ということで私が何か音楽業界のプロデューサーのやり方なりかたなんかを教えるものだとばかり思っていたのだが、どうもこのところ雲行きが怪しい。というのも、二人、毎週めっちゃ語るのである。「語れる」と言っても良いだろうか、彼らの興味ある映画、ゲーム、アニメ、漫画、もちろん音楽もだが、最近流行のエンターテイメント事情に詳しい、詳しい。 

      • 欲がないのに「必死」とは、これいかに?

         九月い入って、新しい職場に入ってから「必死」である。 なんせ、物量共に今までの比ではない。し、慣れない、知らない、分からないことだらけで。「年金早期受給者の申請してるオレが落ち着くどころかなんでこんな試練に立たされにゃあかんねん?」状態である。  しかし、乗り掛かった船、若い連中にシゴかれながら、ただもうがむしゃらになっている。  なぜか? 失業者は二ヶ月で十分だったからである。  ヒマや退屈さには耐えられない。 また、この数ヶ月間の失望感が大きすぎたせいかもしれぬ。  た

        • 倫理資本主義の時代

          タイトルに惹かれて購入したものの、なかなか手強い文体にて読了苦戦中。  作者のマルクス・ガブリエルは哲学者、ということで、そういやオレも大学時代は哲学科専攻だったよなぁ、と懐かしい。  ここ数年、お金のことで苦しめられた。し、コロナ禍の三年間で資本主義経済下における富裕層の立ち居振る舞いにかなり懐疑的になってしまった節があり、かといって一文無しでは生きていくのもままならない、という現状のジレンマもあり、「さてどうしたもんか?」と答え探しをしていた。  そしたら、こういうタイト

          ラスト・レジ打ちの時代、到来。

           60歳にして初めてレジ打ちを経験した。
  レジ打ちと言っても、商品はPOSコードで読み取るだけだから正確には打っているわけではないのだけれど、便宜的にキャッシャーをレジ打ちと呼ばせていただく。
   ホントに今は支払いの方法が現金はもとよりクレジットカード、PayPay払い、i・D、はたまたギフトカードなど多岐に渡るので、こりゃぁ厄介だなと(汗)
   よぅくみんな涼しい顔しながらあんなに種類の多い選択をパパパッとやっちゃうんだから凄いよなぁ、と感心しつつ、でももう秒読み

          ラスト・レジ打ちの時代、到来。

          「青春18きっぷ」、その衝撃的な出会い

           以前からその存在は知っていたのだけど、その名前の通り青春で18歳までしか買えないものだとてっきり誤解しておりました。 5枚綴りで途中下車可能というのも聞いていたんだけども、これがなんとも魅力でなんとリーズナブルなのか!というのに気づいてしまったのは、この6月で長らく勤めていた会社を辞めて、時間は使えるようになったけれど、収入はない、という状況に直面したからでしょう。  期限限定とはいえ、5日分使えて¥12,050なんて魅力的!   この夏は、「青春18きっぷ」のガイド本を頼

          「青春18きっぷ」、その衝撃的な出会い

          9月

          9月に入った。 環境ががらりと変わった。 新しいシステムに移行しようとしているのだけれど、脳がバグってまるでその余裕がない。 過去に囚われている余裕すら、ない。 じゃぁ、どこに向かっているのかと言えば、大した抱負も希望もそんなに湧いてこないのだ。 そりゃぁ、新学期が始まってブルーになる子どもたちの気分も分からなくもない。 noteを毎日続けて書こうと思っていた。のだけれど、挫折した。 65歳までの期限付き仕事と期限付き人生かぁ、なんだかなぁ?という気持ちはある。 瞬間瞬間、楽

          エピタフ

           台風10号が日本列島接近中の真っ只中、8/26-29まで関東方面に夏休み旅行に行ってきた。とはいえ、この7〜8月は実質失業者状態につき長期の休暇期間と言えなくもないのだけれども、ともかく東へ向かったのである。  目的は、母親と兄との生存確認、及び数年振りの実家墓参り。  なんせ、この4月末に脳こうそくに罹り、その検査やら事後手術やらで7月中旬までバタバタしていた身、なので存命中に元気なところを見せてやれという算段であった。(それに40年間も勤めていた会社を電撃退社しちゃった

          エピタフ

          SARD UNDERGROUNDにニューALに感謝

           全くもって涙ものでありますよ😢  8/21リリースのSARD UNDRGROUND 2ndオリジナルフルアルバム「涙色で」  何がって、この5年間の集大成が実ったアルバムになってるのが偉いなぁ。  2019年デビューで、コロナ禍の3年間を経ての5周年ですよ。 みんなもう忘れちゃってるかもしれないけれど、あの3年間のコロナ禍ってのは、日本の音楽業界にとってホント悲惨な3年間だったと思っているオイラでした。  ホント「耐え難きを耐え、忍び難きを忍び〜」の年月を経て、今こうして活

          SARD UNDERGROUNDにニューALに感謝

          どうしようもないくらい君が好きだ

          なんて文字で書かれてもドキッとしますよね。 「愛してる」とかもそうだけど、こういうストレートな気持ちにはなれても言葉に出すのはなかなか照れくさくて言えませんやね。  というわけで、浅岡雄也さんの最新シングル曲のタイトルは「どうしようもないくらい君が好きだ」  バラード曲であります。ピアノイントロであります。  や、こういう曲ができちゃったんだろうな。ストレート過ぎる表現、  アーティストじゃなきゃ書けないし、作品じゃなきゃ素直に届けられないようなラブソングであります。  ラブ

          どうしようもないくらい君が好きだ

          さよなら、同僚

          今朝一番で東京の知り合いから訃報が届く。 ビーイング時代の同僚が、死んだ。 ヤツは、俺より若いけれど、もう30年くらいは顔を合わせていなかった。  それでも覚えているのは、俺は彼が初めてビーイングの門を叩いた日を知っているからだ。  その時、お互い20代前半くらいでしょ。  菓子折り一つ下げて京都からやってきた。  ほどなくして、当時の小ちゃなカジカワビルにやってきたんだよな。  オレはエビハラさんとこ、ヤツはナカジマさんとこに最初はいたんだよな。  それでまぁ、なんだかんだ

          さよなら、同僚

          お出かけ前の5分間で

           今日は、8時に出ようと思った。新しい環境に適応するために、あえて8時。 集合時間は10時。今7時56分。あと4分ある。  とにかく何事も初めが肝心である。そして、終わりも肝心。  最期が悲惨だっただけに、慎重になっている自分がいる。  始まり方と終わり方、その間はいろいろあっても頭と尻尾が綺麗でさえあればなんとかなるのになぁ。  というわけで、5分ではこのくらいしか記述できないので。  急いで出かける。

          お出かけ前の5分間で

          1984年という時代

           現在2024年から40年前の1984年、世界の音楽シーンでも特筆すべきすごい年でしたねぇ。マイケル・ジャクソン、マドンナ、プリンス、ヴァン・ヘイレン、ブルース・スプリングスティーンほかアーティストの名作が目白押しであります。MTV全盛であります。第二次ブリティッシュ・インヴェージョン盛り上がっておりました。そういや村上春樹の小説「1Q84」て大ヒット作品もありましたねぇ。  私、斉田才も大学3回生、20歳でビーイングのアルバイトを始めた年でもあります。それも働いてたのが新宿

          1984年という時代

          「いちご白書」が、もう一度

           現在、FM滋賀で「Oldies&Goodies]というラシオ番組を担当しているばんばひろふみさんが1975年バンバンとしてリリースしたNo.1ソング「いちご白書」を もう一度、良かったなぁ〜。今でも大好きな一曲であります。  当時、荒井由美さんだった松任谷由実さんが書いた作詞の一節、  就職が決まって 髪を切ってきたとき もう若くないさと 君に言い訳したね    というわけで、20年振りくらいに髪を短髪にしました。  メタラーの私から致しますと、まぁまぁ恥ずかしい。  しか

          「いちご白書」が、もう一度

          SUMMER SONIC2024チケット直前入手す

           今日がサマソニチ2024ケット最終販売日である。サマソニのオフィシャルHPではとっくの昔に二日間ともチケットソールドアウトと出ているのである。  しかしながら、私らみたいな長年ライブハウスでチケットを扱ってきたような奴らはいざとなったら鼻が効く、というか合法的にチケットが手に入りそうであろう方法を直感的に知っている?フシがある。。  狙い目は、JTBツアーバス日帰りチケット付きプラン。これは、複数の指定場所からバスツアーが出ていて会場まで運んでくれるという内容。今年はなんと

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          老人と海

          「老人と海」、唐突に読みたくなった。 「老人と海」と言ったら、私らの世代はヘミングウェイの顔がこっちをまっすぐ見ているこの装丁の新潮文庫だろう。  どうも、今検索してみたらカジキのイラストが綺麗に描かれている装丁で、老人の顔などどこにも出てないんですね。  アーネスト・ヘミングウェイ、パパ、ヘミングウェイ、アメリカ人、キューバとアフリカ、猫好き etc…  1950〜60年代を代表する作家であり、僕らが10代の頃は夏休みの読書感想文課題図書といったら「老人と海」か「走れメロス

          老人と海