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SARD UNDERGROUNDにニューALに感謝

 全くもって涙ものでありますよ😢 
8/21リリースのSARD UNDRGROUND 2ndオリジナルフルアルバム「涙色で」
 何がって、この5年間の集大成が実ったアルバムになってるのが偉いなぁ。
 2019年デビューで、コロナ禍の3年間を経ての5周年ですよ。
みんなもう忘れちゃってるかもしれないけれど、あの3年間のコロナ禍ってのは、日本の音楽業界にとってホント悲惨な3年間だったと思っているオイラでした。
 ホント「耐え難きを耐え、忍び難きを忍び〜」の年月を経て、今こうして活動を続けていられるアーティストってスゴいんだから、もう尊敬しちゃうよ。
 それに感謝してるのはそれだけじゃない。よくぞ、長戸大幸のビーイング・サウンドを継承してくれたなぁ。このアルバム全体を通して聴いて、感慨もひとしおとはこれのことだな。
 ただ良いメロディー、良い楽曲、良い歌詞、良いボーカル、1990年代を通してビーイングが追求してきた音楽ありきのサウンドがこの11曲にはばっちり収録されている。
 そこには、今流行りのラップやHIP HOPサウンド、コ・ライティングの手法やボーカロイド的手法、ピッチ・シフターの使用とかが一切感じられないんですよね。
 その是非はともかくとして、彼女たち20代の演者さんがプロデューサー長戸大工の意思を尊重してそのサウンド・プロダクツを今も継承し、演じてくれているのは感謝以外のなにものでもない。
 もちろん、作家陣にしろエンジニア&ビジュアルチームにしろよく頑張ってるよなぁ。
 SARD UNDERGROUNDのこの楽曲群には46年間のビーイング・サウンドの歴史が刻まれている。ZARDサウンドのエッセンスはもとより、中には初期のB'zっぽいなぁ、とかTUBEっぽいなぁとか感じさせる箇所もあったりとか、聞いてて飽きないビーイング系サウンドの多様性が目白押しだ。
 ただの消費され尽くす商い音楽だけの佇まいじゃなくてありがとう。
 音楽に対する「誠実さ」って、こういうことなんじゃないかな。
 
 

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