エピタフ
台風10号が日本列島接近中の真っ只中、8/26-29まで関東方面に夏休み旅行に行ってきた。とはいえ、この7〜8月は実質失業者状態につき長期の休暇期間と言えなくもないのだけれども、ともかく東へ向かったのである。
目的は、母親と兄との生存確認、及び数年振りの実家墓参り。
なんせ、この4月末に脳こうそくに罹り、その検査やら事後手術やらで7月中旬までバタバタしていた身、なので存命中に元気なところを見せてやれという算段であった。(それに40年間も勤めていた会社を電撃退社しちゃったしな)
というわけで、当初台風10号は27-28日に本土上陸、都街道新幹線運休の見込みとあったため26日の月曜日に前乗りして東京上陸とあいなった。
まずは、横浜保土ヶ谷区の巨大老人ホームに居住している母親訪問。92歳になるというのにあんまりボケてないのがせめてもの救い、元看護婦だけにこちらが病人になったりなんかすると俄然生き生きとしてしまい、ここぞとばかりに心配してくるので、かえって寿命を長引かせてしまったかもしれない(この分だと100歳までは生きる勢いである)。
寿命のリスクは今回こちらが追い上げてしまったのでもう同一線上にあるような気もこちらはしてきたのだが、一応遺産相続の話など相変わらず行い、事なきを得て別れた。
その後、川崎に移動し、仕事を終えた女房と居酒屋で合流して酒を呑んでその日は女房宅泊。
翌日の早朝、ベランダから西の空に見えた虹が美しくてそのまま起床して溝の口から立川経由で山梨。中央線も雨が降るとすぐに運行見合わせになるので焦りながら乗ったが、特急の指定券が満席で取れなかった以外大きな問題もなく、兄夫婦の住む北杜市、小淵沢までたどり着く。
そこら中緑だらけの車生活者に連れられてそりゃあ山梨でも信州そばをご馳走になり、何の観光もせずそのままホテルに直行(そこはオールインクルーシヴにつきまたもや飲み放題の酒を食らってそのまま就寝)
なんせ、母親と兄との対面生存確認が目的なだけに顔だけ合わせればミッションは終了。斉藤家は、それほど能弁というほどでもなく大した話題や会話もないのでそれで十分なのだ。
台風がノロく西へ方角を向けて動いたおかげで27日もこれといった風雨もなく終了。28日は、朝から兄夫婦の車に載っけてもらい今諏訪の実家墓へ(ここのお寺のずぐ向かいにはかの自民党政治家金丸信さんの実家がある→ちとDAIGOとも縁あり)ま、それはさておきご先祖様にも、ここに埋めてもらってお世話にならなきゃいけないのでご挨拶してきた。
そのおかげか、当日も中央線は止まることなく運行、翌日の東海新幹線も横殴りの雨に吹かれながらも遅延することなく大阪にたどり着くことができたのであった。
ま、そんなこんなの駆け足でノロノロ台風との攻防を気にしながらの4日間関東旅行終了。盆暮れ正月、ではまた半年後に。