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ムスメの記録

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子どもの世界をすべて理解しようとしない【生後8ヶ月】

子どもの世界をすべて理解しようとしない【生後8ヶ月】

Xだかスレッズだかで「子どもがカーテンの中で遊んでいたら、大人は中を見ようとしてはいけない」みたいな投稿を見たことがある。

理由としては、子どもには子どもの世界があって、それらすべてを見ようとしたり理解しようとしたりしてはいけない などというようなものだった。

自分を思い返すとたしかに独自の世界観があったはず。

わたしなんてそれはそれはメルヘンでファンシーな世界線を生きていたもんだから、行く

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‘’ばいきんまん”に理想の上司像を見る

‘’ばいきんまん”に理想の上司像を見る

娘が生後半年にして映画館デビューをした。
トーホーシネマズでは「ベイビークラブシアター」といって、赤ちゃん連れ客のみの上映をしてくれている。めちゃくちゃありがたい。

初めての作品は『それいけ!アンパンマン ばいきんまんとえほんのルルン』

アニメのアンパンマンをほとんど見せたことがないのだけど、新生児から使っているおもちゃによってアンパンマンは認識済み。
映画の冒頭で三曲もカバオくんたちが踊って

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自分軸で生きていく

自分軸で生きていく

小学校一年生のころ「友達100人できるかな〜♪」と歌ったように、顔が広くて友達がたくさんいて人気者であることが重要だと思っていた10代。

就職・コロナ禍・結婚・出産を経て、
家族と親族と、ほんとうに気の合うごくごく少数の友人さえいれば充分だよなと考えるようになった。

10代はとにかく「イケてる」ように見られたくて、ずっと外を向いて他人軸で生きてきた。

幼いころに好きなだったものすら見失って、

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わたしが娘の限界を決めてはいけない【生後7ヶ月】

わたしが娘の限界を決めてはいけない【生後7ヶ月】

週に2回ベビースイミングへ通っているのですが、これがとても良い。
娘が楽しそうで可愛いし、わたしも運動になるし他のママさんともお喋りできるしでめっちゃ楽しいのです。

何より平日5日のうち2日も予定が埋まっていると、毎日頭を悩ませながらショッピングモールやら図書館やら有料のイベントやらに行きまくる日々ともおさらばできます。

わたしは幼い頃から水への苦手意識があって、いまだに水が顔にかかるのが嫌。

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ヤンキーは合唱コンで歌っただけでやたらと褒められる【生後4ヶ月】

ヤンキーは合唱コンで歌っただけでやたらと褒められる【生後4ヶ月】

赤ちゃんは忙しい。
この世に産まれて数ヶ月というのに、検診やら予防接種やら、彼らは多忙だ。

わたしの娘も例外なく、予防接種と検診が立て続けにやってきた。

予防接種はお昼寝していたのに起こされて、さらにはチクッとされたもんだから驚いてギャン泣き。
でもすぐに泣き止んで、パパの肩から現れたり隠れたりするアンパンマンに声を出して笑っていたので安心した。

(余談だけど、赤ちゃんの予防接種は推奨のもの

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前進あるのみ!【生後4ヶ月】

前進あるのみ!【生後4ヶ月】

4ヶ月を目前にして、娘が寝返りをマスターしました。

とは言っても、仰向けに寝かすとクルンっとうつ伏せになって、元に戻ることができずに怒るまでがワンセット。

それでも娘は何度もうつ伏せになって懸命にずり這いをしようと試みるのです。
前へ前へ進もうという気持ちはあるのだけど、なかなか進めなくて悔しくて泣く。

うつ伏せから元に戻れるようになって、腰がすわってお座りができるようになって、やっとずり這

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声が大きくなってきた【生後3ヶ月】

声が大きくなってきた【生後3ヶ月】

おかげさまで(?)、娘の声がでっかくなってきました。

生後100日を迎えたあたりから急に、あぅ!とか、おぉ!とか、時にはキャー!とか、大きな雄叫びをあげるように。

何かの気持ちの表現というよりは、声を出すことができるようになったことを楽しんでいるみたい。

産まれてきてから、いや産まれる前からずっと主張が弱めだったうちの娘。

胎動は「あ、いま蹴った!」というものではなく、ドゥルンドゥルンと体

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「男性が育休取って何するの?」

「男性が育休取って何するの?」

夫の育休が始まって1ヶ月が過ぎた。

この1ヶ月、控えめに言っても人生で最も幸せな期間のひとつになるのだと確信している。
20年余つづく子育ても、この思い出を何度も何度も反芻してツライことも乗り越えていくのだろう。

当たり前だけれど戦力が1人と2人とでは物理的にはもちろん、心の余裕も段違いだ。パパとママに見つめられる娘も心なしか嬉しそうに映る。

わたしの夫は会社で初めての「男性の育休」を3ヶ月

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子どもはなぜ同じ間違いを繰り返すのか

子どもはなぜ同じ間違いを繰り返すのか

5歳から12歳までピアノを習っていた。
何度も何度も同じ箇所を間違えては鬼の形相をした先生に怒られていた。

いつもナイフで削っている歪な形をした赤鉛筆で、楽譜の間違える箇所をぐるぐると囲われる。間違うたびにその丸が大きく濃くなっていき、もはや周りの音符まで見えなくなる。
その筆圧から狂気を感じざるを得ないが、自宅練習に付き合ってくれていた母はどんな気持ちで楽譜を見ていたのだろう。

レッスン中「

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アラサーの人間関係「子どもはいつ?」

アラサーの人間関係「子どもはいつ?」

27歳。この年齢になると旧友との話題は「結婚はまだか?」が大半を占めるし、
結婚すると次は「子どもはいつ?」という興味を寄せられたりする。

幸いわたしはまだ直接的にひどいプレッシャーをかけられるようなことはなかったけれど、悪気のない「子どもできた?」にモヤっとしたことが数回あった。

自分以外の既婚者に向けられる「子ども欲しい?」「じゃあもうすぐかー」などの発言にモヤっとしたこともあった。

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席を譲ってもらった【妊娠23週】

席を譲ってもらった【妊娠23週】

母子手帳を貰いに行くと、お腹が大きくなる前こそぜひマタニティマークを付けることを推奨された。

幸い在宅ワークなので混み合っている電車に乗ることはほんの数回しかなかったし、このマタニティマークを付けることに抵抗があった。

人が座っている座席の目の前に立つと、まるで「譲ってくれよ」と言っているみたいで嫌な感じがするかなぁ〜とか、気を遣われるのも申し訳ないんだよな〜とか考えてしまって、ドアの脇で安全

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子育てにおける「パパ」の肩身の狭さ

子育てにおける「パパ」の肩身の狭さ

「産前産後の恨みは一生」という言葉があるが、それだけ妊娠・出産をめぐる夫婦の対立は根深い。

手前味噌だけれど、わたしの夫の振る舞いはすごい。
妊娠がわかった瞬間から、妊婦の身にどのような変化が起こるのかをネットで調べたり、たまひよの「パパ向けBOOK」なるものを読み込んでは言動に徹底的に気を遣ってくれている。

もともとやってくれていたが、より家事をこなしてくれたり、重いものは絶対に持たせてくれ

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うごいてる【妊娠17週】

うごいてる【妊娠17週】

17週あたりから、奥の方で胎児がウニョウニョ動いているのがわかり始めた。お腹の表面に手を当ててもわからないくらいのやつ。なるほどこれが胎動というやつだ。

18週ごろには手を当てたらハッキリわかるくらい、ドクンドクンと動きはじめた。
自分とは別の生き物が自分の中で動く感覚は何とも言えない。

夫がはじめてタイミングよく胎動を感じられたときは、なぜだかお腹に耳を当てて「耳の中に入ってきた!」と感動し

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職場へ妊娠報告【妊娠16週】

職場へ妊娠報告【妊娠16週】

安定期に入り、職場の上司たちへ妊娠の報告をした。

先輩方が産休・育休を取るときにはもちろん1ミリも思ったことはないが、いざ自分がお休みをもらうとなると申し訳ない気持ちになっていた。

直属のリーダー・部長、兼務先のリーダーと3名に報告をしたところ、
わたしの想像をはるかに超えてくるほど喜んでくださった。
こんなにも喜んでくれるものなのか、と正直本当に驚いた。身体も労ってくれて、少し涙が出そうだっ

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