ヒーロ

映画、演劇、小説、アートっぽいものが好き。基本、いつも疲れています。カフェや居酒屋、バーに行くのも好き。

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  • 創作ノート

    小説を書いているときのお悩み集。

  • 小説

最近の記事

10月24日は生誕祭

 誕生日を迎えてしまった。45歳になってしまった。その年齢と自分の魂を結び付けて考えることができない。魂は今も少年のようだな、と思う。未だに中学生みたいな気分で街を歩いている。でもふとショーウインドウに映った自分を見てぎょっとすることがある。髪も最近頭頂部の辺りが薄くなってきてしまった。父親は若い頃から禿げていて、僕が中学生になる頃にはもうカツラをつけていた。その様を見て僕は笑っていた。  完全なるおじさんの年齢になってしまったけれど、全然おじさん気分になれない。結婚してい

    • 2024年10月13日 北のクラフトフェア

       昨日も一昨年も7時間位は寝たはずなのにずっと眠くて死んだように働いていた。働いているとき、自分のことをゾンビみたいだな、と思うことがある。心が死んでいて、ただ黙々と仕事だけをこなしている。お前はもう死んでいる。心の中のケンシロウが言う。知っているよ。でも仕事が終わったらまた生き返るのさ。ゾンビになった方が仕事は上手くいく気がする、僕の場合は。感情を出して元気に働くと仕事終わりに疲れが残り過ぎる。僕にとってはプライベートの時間が大事だから、仕事ではなるべく消耗しないようゾンビ

      • 2024年10月10日の日記

         元気のない日々が続いている。何か疲れている。昨日も仕事終わりでくたくただったというのに休み前で気が緩んだのか、一時半過ぎまで夜更かしをしてしまった。何度同じ後悔をするんだろう。この前の日本酒のイベントで吉田類が、昨日の夜は飲みすぎたから今日は飲みすぎないようにしたい、と言いながら日本酒の入ったグラスを早々と空にしていたことを思い出す。人はいつまで経っても同じ過ちを繰り返し続けるものなのだろう。  昨日の夜は何となくYouTubeのおすすめに出てきた、宇垣美里に書店で一万円

        • 別れの季節

           何だか最近別れの季節が来ている。通っている飲食店の仲の良い店員が次々に辞めていく。転勤生活を続けている僕にとって、飲食店の店員こそが友達みたいなものであり、その人が辞めてしまうのは寂しい。  9月は最近よく行っていたスナックの女性が店を辞めるというので、何回も行った。閉店までいて、たくさん酒を飲んだ。歌を歌った。  その女性は新しくナチュールワインのイタリアンのお店を始めることになっていて、別に会えなくなる訳ではないのだが、卒業までにちゃんと通っておこうと思った。辞めるとき

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          泣きたくなるような天気

           何だか泣きそうになるほどいい天気なのだった。最高気温28度。まだ暑いのに、日差しや空気が秋だった。いつまでも歩いていたいような気分だけど、歩いているだけで楽しくも物悲しくもなってくる、不思議な感じだった。  昨日の夜9時半から今日の朝6時45分まで、夜通し棚卸の立ち会いをしてクタクタに疲れたというのに、目覚めたのは9時半くらい。いつものように布団の中でスマホをいじりながらうだうだとして、10時半頃に布団から起き上がった。棚卸が終わって家に着いたのは7時過ぎなので実質3時間

          泣きたくなるような天気

          ラストマイルを観た

           ラストマイルを観ながら、ずっとこの人たちの休みの日の映画が観たいなぁと思っていた。  満島ひかりが演じていた役のオフの過ごし方の想像がつかない。どう考えてもあまり面白そうな休日を過ごしているようには見えない。  僕は仕事を頑張る系の映画がダメなんだ、と改めて思った。  登場人物はちゃんと仕事をしている人であって欲しいけれど、仕事のシーンは最低限しか描かないで欲しいとも思う。  誰と仲良くなったとか、恋をしたとか、美味しいご飯を食べたとか、僕はそういう話にしか興味がない。

          ラストマイルを観た

          久しぶりのはなわ

           久しぶりにはなわを見た。はなわというのは昔エンタの神様によく出ていたあのはなわだ。  別にはなわを見に行ったわけじゃなくて、大曲の花火を見に大曲まで行った。花火が始まるのは昼花火が17時10分、日中は特にやることもない。花火文化伝統継承館で花火の歴史の勉強も済ませてしまうと、あとは花火を待つだけ、やることもなかった。花火会場近くには出店がたくさん並んだりしていたので、そこでビールを飲んだり横手やきそばなんかを食べたりして過ごしていた。  その同じ会場の一角にステージがあ

          久しぶりのはなわ

          さんさ踊り2日目

           さんさ踊りを観た。去年は秋田の竿燈を観てから盛岡に来たので、さんさ踊りは初めてだ。そう、もうすぐ盛岡に来て一年が経つ。  暑い日だった。さんさ踊りの初日に北東北の梅雨明けが発表されたらしい。あまりにも出来すぎではないだろうか。準備は完全に整った。  さんさ踊りのメインは18時から中央通りで行われるが、13時から駅前のマリオスでサブイベントが開催されるというので行ってみる。  1500人入れるという大ホール。席は全然埋まっていなかった。チケット代は2000円。このサブイベ

          さんさ踊り2日目

          カラオケバーに行った話

           カラオケバーマンハッタン。  越後湯沢のホテルニューオータニでチェックインを済ませ、お目当ての居酒屋に向かおうとしたら見かけた。ホテルのすぐ隣という立地。居酒屋で飲んだあとの2軒目に来るのもいいかもしれない。   カラオケバーという響きは少し安っぽい気もしたけれど、店構えは悪くなかったし、ホテルも近いし、何よりもグーグルマップの点数が4.9とめちゃくちゃ高かった。しかも口コミの数は294件。グーグルマップで4.0を超えていたらなかなかいい店。4.5を超えていたら名店である。

          カラオケバーに行った話

          話しかけられたいのに話しかけられたくない

            盛岡のセレクトブックショップブックナードでは、白い空白の壁スペースを利用して画家や写真家の個展が毎週のように開かれている。センス良く選書された本が並ぶ空間にアーティストの作品。しかもかかっているのはこれまたハイセンスな音楽のレコード。新しい個展が開かれるたびに、なるべく足を運ぶようにしている。そこには何かしら必ず発見がある。  今開かれている個展は、濱津和貴さんというフォトグラファーの写真展『summervacation』。フォトグラファーである濱津さんが毎年のサマーバ

          話しかけられたいのに話しかけられたくない

          2024年7月8日 イライラした1日に

           仕事でイライラすることがあって、休みの今日もずっとイライラしていた。イライラしてしまうのは自分自身の精神的未熟さのせいだという気もする。精神的にもっと大人なら、もっと大人な対応ができて、休みの日にまで引きずることなんてなかっただろう。  話題の『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』は楽しく興味深く読んだし、全身ではなく半身で働け、という提言には感動さえしたけれど、半身で働くと本を読むエネルギーは余る代わりに、全力で仕事をしなかったという後悔のようなものが残る気がする。その

          2024年7月8日 イライラした1日に

          ビバ!浄土ヶ浜

           浄土ヶ浜に行った。浄土ヶ浜は岩手県の宮古にある。盛岡からだと高速バスで1時間45分くらい。そこそこ遠い。  盛岡は曇っていたが、宮古につくと晴れていた。僕は晴れ男なのである。お腹が空いていたのでまずはランチを食べる。シートピアなあどという道の駅にて。すぐそこに海が見える。  海は久しぶりに見た。秋田のとき、男鹿に行って以来だから、一年ぶりくらいか。海はいい。天気がいいので太陽の光を受けて海面がきらきらと輝いている。その向こう側には緑いっぱいの山。青と緑のコラボレーション

          ビバ!浄土ヶ浜

          書けない日の覚書 2024年6月24日

           坂口恭平の『生きのびるための事務』を読んで、何を書けばいいか分からない人に対して、何でもいいから文章を書けばいいんだとジムは言う。だって書きたいんでしょ、と。  書きたいって気持ちは何だろう。僕はずっと書きたいと思っている。それは本当にそう思っている。けれどパソコンの前に座った途端、何も書きたいことなんてないと感じてしまう。何も浮かばない。  ただもちろん、何でもいいから文章を書くことはできる。そこに意味やまとまりを求めないならば、何だって書ける。たとえばこんな風に。書

          書けない日の覚書 2024年6月24日

          6月22日の日記 大森靖子ライブ

           また不調モードに以降した気がする。たっぷり寝たはずなのに疲れがとれていない。季節の変わり目的なあれか。暑いのは好きだけれど、連日暑い日が続いて身体がついていけてないのかもしれない。  昨日はコロナ後初めての会議があった。近隣7店舗の店長が集まって会議連絡を聞いたりディスカッションしたりする。  コロナ前はこうした会議が毎月行われていたのだが、コロナ中はそれができないので、店舗で各自動画を観るやり方に変わっていた。  それがコロナが明けて久しぶりにリアル開催された目的は、店

          6月22日の日記 大森靖子ライブ

          思い出が乗っかっている

           本と商店街という何やら面白そうなイベントが行われるということで、日曜日行ってきた。紫波中央駅で降りて20分ほど歩いたところにそのイベントが開催される日詰商店街はある。  ぶらぶら歩く。歴史を感じさせる店が並ぶ。店の前に突然お洒落な移動式販売車みたいなのが現れる。チラッと覗く。センスのいい古本が並び、Tシャツなんかも一緒に販売されている。そこが本と商店街の始まりだった。  トークイベントの予定が2つあるが、それ以外の時間はフリー。時間はたっぷりあるのでぶらぶらする。  

          思い出が乗っかっている

          愛と物語とノースフィールズ

           愛だよなぁ、愛。そして物語のある場所に人は集まる、という話。  2泊3日の仙台旅行の最終日、特にやりたいこともないので食べたかったものを食べ、行きたいカフェに行くことに。  起きて、温泉入って、ゼリーを喰らう。  泊まったのはドーミーイン。旅先でどこかに泊まるとき、真っ先にチェックするのがドーミーイン。何故ってドーミーインには温泉がある。温泉の後にはアイスのサービスがあって、21時30分から23時までの間は夜鳴きそばのサービスもある。冷蔵庫の中にはペットボトルのお水と

          愛と物語とノースフィールズ