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45. 生きる

湧き立つ

得体の知れぬ

粒子がざわめく

旅に出る一夜前

ドライフラワーは霞草

相変わらずそこにあり

胸の奥の臓器の奥の赤い焦り

何が蠢く

問いかけすら

かき消して


遠くの森でフクロウが鳴く

空気を震わせ

静寂に響く訳は

知らないけれども


愛とはもしかしたら

鼓動を確かめ合うこと

何もかもを溶かす

体温と言えるもの

言葉にしない豊かさが

心の中で滾々と 

溢れ出して止まない

コンスタントにリズムを刻み

はじめからずっと

おわりまでずっと

カタルシス


雨が上がれば

カタツムリ這う

居場所を背負って

さて

何処へ

緩くゆっくりと

まずは

一杯ミルクコーヒーでも



ぺんぎんさんのカタルシスはこちら

カタルシス企画のきっかけになったやり取りのある、ぺんぎんさんの詩はこちら
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吾音萌音
あたたかなご支援をありがとうございます❤ みなさんのお心に寄り添えるような詩を形にしてゆきたいと思っています。