田中泰成

1980年2月10日生まれ。坂出市出身。大成治療院・院長。健康寿命で未来につなぐための『予防メンテナンス』と『健康への気づきと知恵』を提供するべく、日々治療と研究に没頭中。

田中泰成

1980年2月10日生まれ。坂出市出身。大成治療院・院長。健康寿命で未来につなぐための『予防メンテナンス』と『健康への気づきと知恵』を提供するべく、日々治療と研究に没頭中。

最近の記事

動悸がする?それって自律神経が原因かも。

不安感、吐き気、多感、倦怠感、頭痛、肩こり、手足のしびれ、動悸、不整脈、めまい、不眠など… 不調を感じ近くの内科や循環器科に診てもらっても異常がないケースで、…それでも症状がある場合は自律神経の乱れが原因であるケースが多い。 ●自律神経系は年齢とともに衰えていく 自律神経はよくバッテリーに例えられる。 若い頃はバッテリーの容量が多いが、 年齢とともにバッテリー容量が少なくなっていく。 つまり自律神経はすぐに疲れやすくなり、 長期的なストレスに対応できなくなるのだ。

    • 高血圧のいろいろ

      当院に来院されている患者様の中には 血圧が高い方が結構多く、内科で降圧剤を処方されている方もいる。 高血圧は放っておくと様々な循環器系の病気のリスクが高まるためまずは内科受診が必要である。 よく問診をして話しを聞いていると、 1日で血圧の変動が大きい人がいる。 ●血圧には変動リズムがある 実は血圧は1日の中で一定ではなく変動リズムがある。 通常、朝、寝起きから日中高いレベルが維持され、夜にかけて下がっていき、就寝時にさらに下がっていく。 血圧は人間の体内リズム(時

      • 『足🦶』は『人』を現す

        日々の臨床において必ず足を見る。 修行時代は足裏マッサージ店に勤務してたこともあり、沢山の裸足を見てきた。 現在も、必要に応じて 靴下を脱いでもらって直接視診することもある。 そこには様々な共通点がある。 ●トップアスリートの足 当院は元実業団選手や、全国トップクラスだった選手が来院しているが…引退した彼らの足を見ると、一般人の足とは明らかに違う。 その違いを2点、記載する。 ①足が大きい まず足が大きい。これは骨格上のサイズ的なものもあるが、それ以上に足指の筋肉

        • ミケランジェロと私

          人生、一回きり。 だったら…自分が興味がある分野で、強い熱量を持って仕事に没頭したい‼︎ 奥深い東洋医学という分野… 鍼灸マッサージという技を極め 解剖学、生理学、病理学、神経学、栄養学…など興味ある医学の勉強をしながら 人様のお役に立ち『ありがとう』と言われる…そんな仕事に生きたい‼︎ そのように、いっそう強く思うようになったのは、 一冊の本・1人の偉人との出会いだった。 それが『ミケランジェロ』だ。 ●寝食を忘れるほどに芸術に没頭したミケランジェロ 勉

          とある高齢者との出会い

          私は生きていく上で1つだけ心に誓っていることがある。 それは 『歳を重ねても腹の出たオヤジには絶対にならないでおこう』 ということだ。 今でも高校・大学時の服は着れるし体重も 身体のシェイプもほとんど変わっていない。 身体をキープする上で習慣付けているのが『運動』だ。健康のためにやっているのではない。 もともと身体を動かすことが好きなのだ。 特に43歳になってから筋力の衰えを感じ、 高校、大学、社会人26歳位までずっと続けていた『ウェイトトレーニング』を再開した。

          とある高齢者との出会い

          脳も疲れる?

          『脳疲労』という言葉をご存じだろうか? 暴飲暴食を続けると胃腸が重たく不快に感じる『内臓疲労』 ハードに身体を動かし続けると、身体が重くなってくる『肉体疲労』 …だけでなく 脳を使いすぎることによる『脳疲労』というものもある。 ●脳疲労の原因は? 来院されている患者様でも、おでこ(前頭葉)や頭蓋に触れるとかなり張り詰めている方が多く、 施術ベッドに仰向けなっても身体中に力が入ったまま、ガチガチの方が多い。 これでは適切な休息・睡眠が取れていない。 脳疲労の原因は

          脳も疲れる?

          元気な人は血流状態が良い

          私のような鍼灸マッサージ師は筋・筋膜骨格系を通じて全身の血流状態を改善することをしている。 そこでよく聞く言葉でもある『血流』とは何か? 健康で元気な人は『血色が良い』とか『血気盛ん』と言われるように、血液の流れが良い。 それでは『血液の流れが良い』とは、一体どんな状態なのだろうか? ●まず血液🩸について知ろう 血液は主に赤血球、白血球、リンパ球、血小板などで構成される。教科書な内容は割愛するが 赤血球は人間最多の細胞であり、また上記以外にも血液には夾雑物(ゴミのよ

          元気な人は血流状態が良い

          腸内細菌叢を育てよう

          私は毎朝、毎晩、 食事🍚の前に必ず飲んでいるものがある。 それは、甘酒と豆乳ヨーグルトだ。 つまり、最初に発酵食品をとることで、腸に『乳酸菌』を取り入れる。 その後 野菜🥬サラダ →肉🍖魚🐟などのタンパク質と玄米や蕎麦を食べる順番だ。 なぜ最初に発酵食品を取るのか? それは腸内の菌を補充し、育てていくためだ。 ●腸内細菌叢は育てられる 腸内細菌叢を育てる? というとどういうイメージだろう? 例えば畑の土を耕し、良い肥料や水、太陽光を与えてあげれば畑の作物は元気に

          腸内細菌叢を育てよう

          あなたはどのストレス解消法タイプ?

          現在は様々なストレス社会。 ストレスは大きく分けると4つに分類される。 ①肉体ストレス 身体を動かすることによる肉体ストレス ②精神ストレス 人間関係や仕事の重圧など心のストレス ③化学ストレス 薬や、食品添加物、排気ガスやその他化学物質による身体へのダメージ ④環境ストレス 寒い、暑い、湿度が高い、狭くて窮屈、ベッドが硬い、椅子が低い…などの環境要因 ●長期間ストレスを溜め続けると身体に何が起こるか 『ストレス』という言葉にはネガティブな響きがあるが、危機的状態

          あなたはどのストレス解消法タイプ?

          元気に未来へ導くための3つの視点

          今日は土曜日。 いつも通り早朝7時30分から治療開始。 最初の患者様は20代の男性。小学生の頃からスポーツのケアにずっと通われていた。 就職して県外に転勤。 久しぶりの再会だ。 『うぁ〜、凄く楽になりました!』 と学生時代には見たことのない笑顔とリラックスした表情を見せてくれた。私自身もとても嬉しくこの仕事をしていて本当に良かったと思える瞬間だ。 逆に考えると彼は今、それだけ忙しく、大変なのだろう。 ・・・・・・・・・・・・・ 私は開業して15年になるが 長く治

          元気に未来へ導くための3つの視点

          10年後の未来を考えて生きよう

          私は内科医の伊藤裕先生の書籍を大量に読み込んだ時期がある。そこに書かれていたのが 『男女別で人がどのように衰えていくのか?』という内容だ。詳しくは書籍を見ていただければわかると思うが、大まかに説明してみる。 ●女性のケース ①約12%が60代で急激に衰えて70歳を迎える前に介護状態となる ②約88%が70代で少しずつ衰え始めるが80歳を迎える頃はまだピンピン元気にしている。 そして80歳以降なだらかに老化をし90歳前後で亡くなられる ●男性のケース ① 約20%が6

          10年後の未来を考えて生きよう

          治療家が考えるモチベーションコントロール方法

          治療家独自のモチベーションコントロール法。 皆さんは常にやる気に満ち溢れていますか? それとも 日々、モチベーションが上がらず困っていますか? 人間には体独自のバイオリズムがあり、 寝て起きるまでの間、大体午後2時ごろにはパフォーマンスが少し下がるようにできている。 また 日曜日に興奮するようなエキサイトしたイベントがあれば月曜日はモチベーションが下がるようにできている。 そういった日々の心の変わり様、モチベーションの波をいかにコントロールするのか? 以下に

          治療家が考えるモチベーションコントロール方法

          マッサージ師が語る自助論

          ●『自助論』S.スマイルズ著 竹内均訳 との出会い この本を買ったのはいつ頃だろうか? わずかな給料を全て勉強会代に注ぎ込んでいた時期…手持ちには、全くお金が無かった。 それでも、もっと自分を成長させたいと ブックオフで100円コーナーで『勝間和代さんが推薦するなら‼︎』というきっかけで買ったような気がする。 開業して3年〜5年の時期 いくら頑張っても自分の納得のいく結果が出ない時期が続く。 『自分の人生は、きっと一生、何もなし得ないまま終わるのだろうか』 と、

          マッサージ師が語る自助論

          人生の大先輩からの教え

          80歳から治療に通われ 昨日90歳になった女性患者様。 息子さんに先立たれたり…人生色々と辛いこともあったが、 今…とても幸福に満ちている…と話する。 毎朝、目が覚めて食事を美味しくいただけること。 散歩をして歩けること。 趣味の植物を育てて花が咲くのを見れるのが嬉しいこと。 毎晩ひ孫の顔が見れること。 毎日自分でお風呂に入れること。 『先生…私は本当にありがたい。家でこうやってお風呂に入れる。自宅でお風呂に入れるありがたみを感じ毎日、自然と手を合わせるんです』

          人生の大先輩からの教え

          治療家が考える健康長寿の条件とは?

          日々、治療活動をしている中で ●自分が長寿学から学んだ事 ●健康で長生きしている高齢者に共通する点 をまとめてみた。 当院、80代〜90代でもかなり元気な方がいらっしゃるが、 今までご病気をされていない方もいれば 昔、大病を患い、その後健康を取り戻した方もいる。 そういった方たちの共通点を7つ述べてみたい。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ ①生きがいがある 『曾孫の成長を見届けたい』 『買っている犬🐶のために、まだまだ元気でいないと!』 など、生きが

          治療家が考える健康長寿の条件とは?

          治療家の健康法

          治療院でずっと篭って治療ばかりしていると起こり得る『治療家という職業独自のリスク』がある。 治療家である私自身もそうであるが… それ故に気をつけていることがある。 これはあくまで自分の見解であり、 絶対的に正しいものではないだろうが… 少なくとも施術家、治療家の皆様には当てはまる可能性はある。 またそれ以外にも、デスクワークの方や医療系、介護福祉系の方も参考にして、予防に役立ててほしい。 医療・介護福祉系の皆様の元気は、患者様の笑顔や安心につながるのだ。 ●よくあ

          治療家の健康法